選択権〜3つの選択肢から選ぶチートは!?〜

アキ・焔

身内武道大会②

次の試合はリアンVSスノーだ
と言いたい所だが、マリンとフレアは疲れて眠ってしまったので翌日することにした
流石に敵の手の内を知ってるか知ってないかは大きなアドバンテージになるからなぁ
てな訳で今日は休むことになった
まぁ、リアンとスノーは戦いたくてそわそわしていたが… 

そして翌日になり、マリンとフレアも回復したので試合をすることにした
二人とも位置についたため始めることにした

「では、始め!」

合図のあと二人は動かなかった 
お互い出方を見ているようだった
だが、スノーは違かったようだ
なぜなら、氷魔法を使い辺りの地面、壁を固め続けていたからだ
リアンもそれに気づいたようで、広範囲炎魔法をスノーに放った

だが、氷の盾を斜めに作り炎を後ろに反らしていた
それでもリアンの魔法は盾までの氷を溶かすことに成功していた
それを見てスノーも流石に氷魔法は通じないと分かったのか凍魔法を使い始めた
辺りに霧を撒き散らし自分の気配を霧に扮して隠したのだ

リアンは完全にスノーを見失っていた
そして、スノーが真後ろを取りリアンに攻撃を仕掛けた
絶体絶命かと思ったが、リアンは笑っていた
その直後スノーは壁に吹き飛ばされていた

「ははっ、後ろを取るなど分かりきっているのじゃ、妾を出し抜くにはちと足らんな」

心眼のスキルは不意討ちを防げるのか
これはそこそこ厄介なのではないだろうか
しかし、スノーも負けじと言い返した

「それはどうでしょうか?」

負け惜しみかとリアンは思ったがその直後右腕が凍らされていることに気がついた
急いで炎魔法で溶かしたが少しだけ腕が使いにくくなっていた

「口だけではないようじゃのぉ、ではここからは本気でいくのじゃ」
「望むところです!」

すると、リアンはまず黒魔法で周りの霧を吹き飛ばした
その後すぐさまスノーに攻撃をした
しかし、それはスノーのユニークスキル氷壁によって封じられた
だが、リアンは何度もその壁に攻撃を続けた
しかし、ひびすら一切入らないのを見て攻撃を止め後ろに下がった
多分ユニークスキルによる魔力の減少量が多いのだろう、二人とも少しだけ息が上がっている

その後、スノーが凍聖魔法を放った
炎聖魔法や蒼聖魔法のよいに放つかと思いきや、リアンの周りを大量の氷で囲んでいた
そして、その氷を圧縮するように狭めていった
だが、少しずつ狭まっていた氷は途中で完全に止まっていた
氷が晴れて中を見ると黒魔法で自分を守っていたリアンが出てきた
だが、無傷と言うわけではなく所々擦り傷が出来ていた

正直スノーは強い、理由は簡単だ氷壁による防御と凍聖魔法による攻撃の両方が圧倒的な威力を誇っているからだ
逆に今回はリアンは不利だ、理由は凍聖魔法よりも強い攻撃力を持つ黒魔法があるが、氷壁を破壊するには至っていないためだ
このまま勝負が終わると思っていたが、リアンは諦めていないどころか笑っていた

「妾とここまで戦える奴がまだこんなにいたとはな、アキには本当に感謝しかないのじゃ、おかげでより強くなれるのじゃ」

その言葉と同時に黒魔法をスノーに仕掛けた
だが、やはり氷壁により止められてしまう
しかし、それをみるやリアンは黒魔法を腕に集中させた
先端を少し尖らせ本気でパンチを繰り出した
ドォーーーーーーーーン
という大きな音が鳴り響いた

だが、やはり砕けないか、と思ったが氷壁にほんの少し傷がついていたのだ
これにはスノーも驚いたようだ
そのため、もう一発殴ってきたその瞬間に氷壁を解除して凍魔法で辺りからものすごく鋭利な氷をリアンの周りから出した
それをリアンは黒魔法では弾かずに翔んでかわした
スノーはこれを読んでいなかったようで一瞬行動が遅れた
リアンはこの一瞬を見逃さずに黒魔法をビームを出すように沢山出した
スノーはこれを氷魔法、凍魔法を連続魔法でノータイムで出して相殺しようとした
しかし、先程言ったが黒魔法の方が威力が高いため多少威力が弱くなった連続攻撃が直撃した

決着がついたと思ったその時リアンも地面に倒れた
これの理由は氷魔法、凍魔法の連続魔法ではなく、氷魔法、凍魔法、凍聖魔法の連続魔法だったのだ
最初の二つを防御にそして、最後の魔力を振り絞りリアンの後ろから氷の雨を降らしたのだ
いくら心眼があるとはいえ、かわせる範囲以上の広範囲攻撃はモロにくらってしまった
やはり、黒魔法の行使し続けたからだろう
動きが鈍くなっていた、黒魔法も使えなかったぽいので避けられなかったようだ

つまり、この結果引き分けということになった
お互いほぼ魔力0体力0の状態だろう
だが、死ぬことはなかった、もしその危険があったら審判である俺が止めていたからだ
そこは心配しなくていいんだぞ

結局二人とも今日はもう無理そうなので明日次の試合をすることになった




今回はここまでです!
次回はレミアVSマリン
さてさて、隠されてきたレミアの実力とは一体!?
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