第1章eスポーツと美少女

……カチッカチッ……バンッ……静かな夜に鳴り響くマウスの音
｢クソッ……やっぱり深夜帯は強いな……｣
そう彼、色葉 紅貴(しきば こうき)は今世界中で人気なFPS(主にシューティングゲームの一種で、主人公の本人（第一者）視点（FPSまたはFPV(en)）でゲーム中の世界・空間を任意で移動でき、武器もしくは素手などを用いて戦うアクションゲームのスタイルを指す。Wikipedia参照)をしている


｢うぅ……目がァ！｣

最近徹夜を続けているので目の疲れが尋常じゃない。

｢もう……無……り………………( ˘ω˘ )ｽﾔｧ…｣

寝落ちである






ピピッピピッと目覚ましが鳴る
｢んー？もう……朝か……( ˘ω˘ )ｽﾔｧ…｣
もう一度寝ようとすると
｢ねぇ、お兄ちゃんご飯食べないの？｣
妹のさとりだ
｢あぁ、分かった。｣
サッサっと学校に行く用意を終わらす。










用意を終えた俺と妹は朝原丘高等学校に向かう。
すると
｢ねぇ、お兄ちゃん？｣
｢ん？なんださとり？｣
｢今日ね体育あるんだけど上の体操服忘れたから貸してくれない？｣
｢は？また忘れたのか。｣
｢うん。いいかな。｣
｢はぁ……仕方ない。分かったよ、ほれ。｣
｢ありがとお兄ちゃん！｣
すると後ろから
｢よぉ、コウキとさとりちゃん。｣
｢おはようコウキ君とさとりちゃん。｣
｢おはようリョウタと白崎さん｣
同じクラスの亜崎 涼太　と白崎 葵さんだ。
リョウタとは小学生からの腐れ縁だ。
白崎さんとは去年からクラスが同じで仲良くしている。
え？白崎さんとはどうなのかって？俺なんかが好きになるわけないじゃないか。
え？お前は好きなのかって？勿論可愛いしスタイルいいし好きに決まってる。
｢てか、二人はなんで一緒なの？｣
｢先そこであったんだよ。｣
｢そうなんだ。｣
｢なんだよ、嫉妬してんのか？俺と白崎さんが仲良くしている事に。｣
｢ちっ、違うから。｣
｢嫉妬してるの？｣
｢だから違うってぇぇぇぇぇぇぇえええ｣
はぁ、しんどいぞ。毎日こんなんだから……はぁ。
｢なに溜め息してんだよ。｣
おめぇのせいだよと心の中で突っ込んでおく。
｢そうだよ、溜め息すると運が逃げちゃうらしいよ｣
｢そうなの？｣
｢誰かが言ってたよ。｣
｢でも、この時点で運が良いんだよなぁ｣
｢？｣
白崎さんがどういう事？って顔をしてる。
可愛いなぁ。
高校生活最高だわー。もうこれ非リアでも勝ちゲーだろ。白崎様さまだな。