僕達は《神に戦い》を挑む。
第三話 月一のデート
「それでまず、どこに行くんだ?」
「んー、とりあえずはご飯かなー。」
「了解。」
    俺達は飯を食いに海沿いを歩いた。いつもこの日はモモがプランを考えてくる。もちろん食事も例外ではない。ということは姉がご飯を作らなかったのは二人でご飯を食いに行くのをモモにあらかじめ聞かされてたからか。
「はい!今日の昼ご飯はここね!」
「分かりましたよ。お姫様。」
    今日のモモチョイスは少し高めの、オシャレなレストランだ。初めて来る場所だった。モモは来たことがあるんだろうか。
「おおっ。」
「いい景色でしょ。」
    にっこりと笑ったモモが言った。普段は景色などにはあまり感動したりしないのだが、思わず声が漏れて閉まった。
「ご注文は何に致しましょうか?」
「あ、じゃあこのオススメのデミグラスオムライスで。」
「じゃあ俺はビーフステーキで。」
「かしこまりました。」
    注文が届くまでの間、今日どこに回るのか、話した。
「今日はね、服屋さんと雑貨屋さんに行きたいんだよね。」
    俺とモモは月一でモモの叔母さんから送られるお金でモモの買いたい物を買うために出掛けている。今日はその日で、モモの行きたい所を回る。俺は荷物持ちのためとボディーガードを叔母さんに頼まれてる。
「デミグラスオムライスとビーフステーキです。」
「あ、ありがとうございます。」
「うわぁ〜っ。凄い美味しそう〜!」
「そうだな、凄く美味しそうだ。」
「あ、ビーフステーキも美味しそうだね。」
「なんなら、少しあげようか。」
「本当!?ありがとう!」
    俺らはご飯を食べている時はあまり会話はしたくない主義なので、お互い食べ終わるまでほぼ無言だった。
「いやぁ〜っ。美味しかったね〜。ほっぺたがとろけ落ちちゃうかと思ったよ〜。」
「確かに美味しかったけど、それは言い過ぎじゃないのか?」
「そんぐらい美味しかったってことなの!」
   どうやらうちのお姫様はここの料理をお気に召したらしい。
「デザート頼んでもいーい?」
「もちろん。好きなの頼みな。」
    ちなみに食事代は叔母さんのお金じゃなく、俺のお金で払う事になっている。これは姉が決めたことだ。意図はよく分からない。
    元々何頼むかは決めていたらしく、すぐに注文を済ませ、何気ない世間話を始めた。
「ここのレストランは料理よりも、このアイスが有名なんだって。食べてみたかったんだ〜。」
「そうなのか。確かに美味しそうだな。」
「食べてみる?はいっ、あーん。なんちゃ......。」
「んっ。うおお。美味い。なんだこれ。今まで食べたアイスの中で一番美味いなこれは。......どうした?」
「へっ!いや、別に、何もないよ?」
    どこから出してるのか分からないような声で驚き、耳まで赤くしている。俺なんか悪い事したかな?
    どうしよう。どうしよう。冗談で言ったのに本当に食べちゃったよぉ〜っ。カップルみたいなこと出来て嬉しいけど、周りの人に笑われてるよぉ〜っ。顔真っ赤になってないかな?
「どうした?食べないのか?」
「ふぇっ!?いや、食べるよ?食べる。食べる。」
  っていうかなんでこんな平然としてるの?私の好きな人。私はこのまま食べたら関節チューになるからドギマギしてるっていうのに。少しくらい恥ずかしがってくれてもいいんじゃないかなぁ!?......ちょっと言葉にしてみようかな。
「あはっ、でもこれで私が食べたら関節チューになっちゃうね?」
「?そんなの子供の時からしてるだろ?」
    そうじゃなくて!......って言いたい。でも恥ずかしすぎる。気にしてるのをバレたくないし。子供の頃にするのと今するのでは違うじゃん!昔もドギマギしてたけどね!
「おーい。溶けるぞー。」
「はうわっ!」
「ほら、早く食べないから......。」
「もういいよ!全部食べるから!」
「いや、元々お前のだろう......。」
    なんでそんなに平然としてるのかな〜?......やっぱり私ってそんなに魅力ないのかな?昔は綺麗な髪の色だねって言ってくれたのに。
    はぁ〜。なんで私この人のこと好きになっちゃったのかなぁ?
「んー、とりあえずはご飯かなー。」
「了解。」
    俺達は飯を食いに海沿いを歩いた。いつもこの日はモモがプランを考えてくる。もちろん食事も例外ではない。ということは姉がご飯を作らなかったのは二人でご飯を食いに行くのをモモにあらかじめ聞かされてたからか。
「はい!今日の昼ご飯はここね!」
「分かりましたよ。お姫様。」
    今日のモモチョイスは少し高めの、オシャレなレストランだ。初めて来る場所だった。モモは来たことがあるんだろうか。
「おおっ。」
「いい景色でしょ。」
    にっこりと笑ったモモが言った。普段は景色などにはあまり感動したりしないのだが、思わず声が漏れて閉まった。
「ご注文は何に致しましょうか?」
「あ、じゃあこのオススメのデミグラスオムライスで。」
「じゃあ俺はビーフステーキで。」
「かしこまりました。」
    注文が届くまでの間、今日どこに回るのか、話した。
「今日はね、服屋さんと雑貨屋さんに行きたいんだよね。」
    俺とモモは月一でモモの叔母さんから送られるお金でモモの買いたい物を買うために出掛けている。今日はその日で、モモの行きたい所を回る。俺は荷物持ちのためとボディーガードを叔母さんに頼まれてる。
「デミグラスオムライスとビーフステーキです。」
「あ、ありがとうございます。」
「うわぁ〜っ。凄い美味しそう〜!」
「そうだな、凄く美味しそうだ。」
「あ、ビーフステーキも美味しそうだね。」
「なんなら、少しあげようか。」
「本当!?ありがとう!」
    俺らはご飯を食べている時はあまり会話はしたくない主義なので、お互い食べ終わるまでほぼ無言だった。
「いやぁ〜っ。美味しかったね〜。ほっぺたがとろけ落ちちゃうかと思ったよ〜。」
「確かに美味しかったけど、それは言い過ぎじゃないのか?」
「そんぐらい美味しかったってことなの!」
   どうやらうちのお姫様はここの料理をお気に召したらしい。
「デザート頼んでもいーい?」
「もちろん。好きなの頼みな。」
    ちなみに食事代は叔母さんのお金じゃなく、俺のお金で払う事になっている。これは姉が決めたことだ。意図はよく分からない。
    元々何頼むかは決めていたらしく、すぐに注文を済ませ、何気ない世間話を始めた。
「ここのレストランは料理よりも、このアイスが有名なんだって。食べてみたかったんだ〜。」
「そうなのか。確かに美味しそうだな。」
「食べてみる?はいっ、あーん。なんちゃ......。」
「んっ。うおお。美味い。なんだこれ。今まで食べたアイスの中で一番美味いなこれは。......どうした?」
「へっ!いや、別に、何もないよ?」
    どこから出してるのか分からないような声で驚き、耳まで赤くしている。俺なんか悪い事したかな?
    どうしよう。どうしよう。冗談で言ったのに本当に食べちゃったよぉ〜っ。カップルみたいなこと出来て嬉しいけど、周りの人に笑われてるよぉ〜っ。顔真っ赤になってないかな?
「どうした?食べないのか?」
「ふぇっ!?いや、食べるよ?食べる。食べる。」
  っていうかなんでこんな平然としてるの?私の好きな人。私はこのまま食べたら関節チューになるからドギマギしてるっていうのに。少しくらい恥ずかしがってくれてもいいんじゃないかなぁ!?......ちょっと言葉にしてみようかな。
「あはっ、でもこれで私が食べたら関節チューになっちゃうね?」
「?そんなの子供の時からしてるだろ?」
    そうじゃなくて!......って言いたい。でも恥ずかしすぎる。気にしてるのをバレたくないし。子供の頃にするのと今するのでは違うじゃん!昔もドギマギしてたけどね!
「おーい。溶けるぞー。」
「はうわっ!」
「ほら、早く食べないから......。」
「もういいよ!全部食べるから!」
「いや、元々お前のだろう......。」
    なんでそんなに平然としてるのかな〜?......やっぱり私ってそんなに魅力ないのかな?昔は綺麗な髪の色だねって言ってくれたのに。
    はぁ〜。なんで私この人のこと好きになっちゃったのかなぁ?
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