月影の夢
第九話「初任務と芹沢という男(上)」
どうも皆さん!美扇です!
前回は狂華が芹沢にあって、土方からあまり関わるなと
言われたところでしたね。
題名のとおり、来ました狂華の初任務!
ハラハラドキドキ楽しみです!
では皆さん、ごゆっくり〜 
芹沢さんと出会って数日が立ち、狂華にも任務というものが与えられた。
「狂華、早速お前に初任務を与えたい」
初任務という言葉に、狂華は心を弾ませつつも、その言葉に重みを感じていた。
ここでの努力してきたものが初任務に繋がったのだと考えると、浮き足立ってはいられないのだと、狂華は考えていた。
狂「で、初任務とは何をすればいいの?」
狂華は土方に言う。
土「あぁ、内容は芹沢の監視だ。俺は明日からしばらく屯所を空ける。その間、俺から小姓の勉強がてらに芹沢に付かせるよう伝える。お前は芹沢の行動の監視と、見極めを頼みたい。」
狂「見極め?何を見極めればいいんだ?」
土方は鋭い目をして言う。
土「芹沢一派は壬生狼の害か否かだ。」
―害―その言葉に狂華は少し胸が締め付けられた。
派閥があるとはいえ、同じ志を持って集った者達がお互いを害と考える…いや、考えざるおえない状況にあることに胸が締め付けられた。
狂「分かった。もし害ではないと私が言ったらどうするんだ?」
狂華でも、入って間もなくはないが、初任務での内容にしては少々責任が重すぎると多少は思った。
土「その時は他の幹部とも考えて話を進める。」
狂「何の話を…」
土「お前には関係ない。お前はただ…言われた任務に集中しろ。無駄な情報は監視をするものには邪魔だ。」
狂華が言葉を言い切る前に土方に遮られた。
狂「分かった…。」
そうして、初任務前日の夜は幕を閉じた…
―翌朝―
土「では、芹沢さんこいつを頼みます。」
芹「おう、珍しく土方の頼みだ。任せておけ、最低でも口の悪さぐらいはマシにしてやる。」
芹沢が狂華の頭をポンポンと叩きながらいう。
狂(なんだよ口の悪さって…
(- -  #))
土「あぁ、それは助かります。」
 
狂(今の声は素だな!素で言いやがった!)
ムスッとした狂華を横目に土方は…
ポンポン
と狂華の頭を叩いて門を出た。
その行動に狂華は少しドキッとした。
芹「ではワシらも部屋へ戻るぞ。
お前も来い。土方が帰ってくるまではわしの部屋がお前の部屋だ。」
キリッと、年相応の鋭い目で狂華に話す芹沢。
狂「は、はい。」
とりあえず芹沢のあとを付いていく狂華。
しばらく歩くと、八木邸に着いた。
前川邸とは雰囲気が違い、少しばかりが殺風景な雰囲気だ。
芹「ここがわしの部屋だ。その隣が副長の新見の部屋だ。」
狂「ん?副長も二人いるのか?」
狂華は芹沢に聞く。
芹「あぁ、派閥のことは土方に聞いているとは思うが、局長も2人おるのだ。副長が2人いてもおかしくはない。まぁ、仕事の量は土方の方が多いがな。」
フフッと鼻で笑うように芹沢は答えた。
狂華「じゃあ新見…いや、新見副長は何をしているんだ?」
芹「さぁな。あまり他人の仕事にとやかく言う趣味はない。仕事も新見が無理やり土方に押し付けていると言う噂や、逆に土方が自ら進んでやっているという噂もある。嘘か本当かも分からんのに、わしがちょっかいを出すわけにはいかん。」
狂(意外と考えているんだな。)
狂「そう、なのか?」
芹「そういうもんさ、本当に多ければ減らしてもらうように言うか、どうにかするだろう。新見はな…」
狂華「新見副長は?」
芹「あぁ、新見はそう言うのをよく言いに来る奴だが、土方は何も言わん。何も言わんやつに何かはしてやれん。それをしてしまうと、わしが土方をひいきしているように見えてしまうからの。そうなれば、今は芹沢、近藤で派閥は別れているが、それをしてしまうと、また新たな派閥が出来かねない。」
そう言いながら、よこっいせと自室へ入る芹沢。
芹「だからわしは基本は何もしないのだ。」
自室に座り煙管の準備をしながら話す。
狂「しかしあんた…芹沢さんは町民たちから強引に資金を徴収していると聞いたことがある。」
狂華は芹沢の自室に座り、土方から聞いた話を振る。
芹「強引か…。仕方ないと言っても、言い訳にしかならんか…」
 
狂華には聞こえない声で芹沢は言う。
狂「ん?何か…」
ポンポン。
芹「何も言っとらん。さぁ話は終わりだ。支度をしろ出かけるぞ。」
と煙管を吸い終わった芹沢は外へと向かった。
狂「あっ!ちょっと待って!」
バタバタと急いで支度をし、芹沢のあとを追いかける狂華であった。
はい。どうも皆さんお久しぶりです。美扇です。
長らくお待たせ致しました。
実はしばらく小説から離れていました。
(*^-^*)ゞテヘヘ
だって全然浮かばないんだもん…
(というのは建前で、ヨウツベに浸ってた主である。By主の本音)
本当に申し訳ない。ということで、今回の話は少し長めに書きました。
区切りが見つからなかったので強引に区切りました。
今まででの分を忘れてしまった方はまた読み直してみてください。
誤字脱字がたくさんございますが…
次の更新も恐らく遅れることになるので読み返す機会は沢山あります。
それでは皆さんまた次回。
 
美扇
前回は狂華が芹沢にあって、土方からあまり関わるなと
言われたところでしたね。
題名のとおり、来ました狂華の初任務!
ハラハラドキドキ楽しみです!
では皆さん、ごゆっくり〜 
芹沢さんと出会って数日が立ち、狂華にも任務というものが与えられた。
「狂華、早速お前に初任務を与えたい」
初任務という言葉に、狂華は心を弾ませつつも、その言葉に重みを感じていた。
ここでの努力してきたものが初任務に繋がったのだと考えると、浮き足立ってはいられないのだと、狂華は考えていた。
狂「で、初任務とは何をすればいいの?」
狂華は土方に言う。
土「あぁ、内容は芹沢の監視だ。俺は明日からしばらく屯所を空ける。その間、俺から小姓の勉強がてらに芹沢に付かせるよう伝える。お前は芹沢の行動の監視と、見極めを頼みたい。」
狂「見極め?何を見極めればいいんだ?」
土方は鋭い目をして言う。
土「芹沢一派は壬生狼の害か否かだ。」
―害―その言葉に狂華は少し胸が締め付けられた。
派閥があるとはいえ、同じ志を持って集った者達がお互いを害と考える…いや、考えざるおえない状況にあることに胸が締め付けられた。
狂「分かった。もし害ではないと私が言ったらどうするんだ?」
狂華でも、入って間もなくはないが、初任務での内容にしては少々責任が重すぎると多少は思った。
土「その時は他の幹部とも考えて話を進める。」
狂「何の話を…」
土「お前には関係ない。お前はただ…言われた任務に集中しろ。無駄な情報は監視をするものには邪魔だ。」
狂華が言葉を言い切る前に土方に遮られた。
狂「分かった…。」
そうして、初任務前日の夜は幕を閉じた…
―翌朝―
土「では、芹沢さんこいつを頼みます。」
芹「おう、珍しく土方の頼みだ。任せておけ、最低でも口の悪さぐらいはマシにしてやる。」
芹沢が狂華の頭をポンポンと叩きながらいう。
狂(なんだよ口の悪さって…
(- -  #))
土「あぁ、それは助かります。」
 
狂(今の声は素だな!素で言いやがった!)
ムスッとした狂華を横目に土方は…
ポンポン
と狂華の頭を叩いて門を出た。
その行動に狂華は少しドキッとした。
芹「ではワシらも部屋へ戻るぞ。
お前も来い。土方が帰ってくるまではわしの部屋がお前の部屋だ。」
キリッと、年相応の鋭い目で狂華に話す芹沢。
狂「は、はい。」
とりあえず芹沢のあとを付いていく狂華。
しばらく歩くと、八木邸に着いた。
前川邸とは雰囲気が違い、少しばかりが殺風景な雰囲気だ。
芹「ここがわしの部屋だ。その隣が副長の新見の部屋だ。」
狂「ん?副長も二人いるのか?」
狂華は芹沢に聞く。
芹「あぁ、派閥のことは土方に聞いているとは思うが、局長も2人おるのだ。副長が2人いてもおかしくはない。まぁ、仕事の量は土方の方が多いがな。」
フフッと鼻で笑うように芹沢は答えた。
狂華「じゃあ新見…いや、新見副長は何をしているんだ?」
芹「さぁな。あまり他人の仕事にとやかく言う趣味はない。仕事も新見が無理やり土方に押し付けていると言う噂や、逆に土方が自ら進んでやっているという噂もある。嘘か本当かも分からんのに、わしがちょっかいを出すわけにはいかん。」
狂(意外と考えているんだな。)
狂「そう、なのか?」
芹「そういうもんさ、本当に多ければ減らしてもらうように言うか、どうにかするだろう。新見はな…」
狂華「新見副長は?」
芹「あぁ、新見はそう言うのをよく言いに来る奴だが、土方は何も言わん。何も言わんやつに何かはしてやれん。それをしてしまうと、わしが土方をひいきしているように見えてしまうからの。そうなれば、今は芹沢、近藤で派閥は別れているが、それをしてしまうと、また新たな派閥が出来かねない。」
そう言いながら、よこっいせと自室へ入る芹沢。
芹「だからわしは基本は何もしないのだ。」
自室に座り煙管の準備をしながら話す。
狂「しかしあんた…芹沢さんは町民たちから強引に資金を徴収していると聞いたことがある。」
狂華は芹沢の自室に座り、土方から聞いた話を振る。
芹「強引か…。仕方ないと言っても、言い訳にしかならんか…」
 
狂華には聞こえない声で芹沢は言う。
狂「ん?何か…」
ポンポン。
芹「何も言っとらん。さぁ話は終わりだ。支度をしろ出かけるぞ。」
と煙管を吸い終わった芹沢は外へと向かった。
狂「あっ!ちょっと待って!」
バタバタと急いで支度をし、芹沢のあとを追いかける狂華であった。
はい。どうも皆さんお久しぶりです。美扇です。
長らくお待たせ致しました。
実はしばらく小説から離れていました。
(*^-^*)ゞテヘヘ
だって全然浮かばないんだもん…
(というのは建前で、ヨウツベに浸ってた主である。By主の本音)
本当に申し訳ない。ということで、今回の話は少し長めに書きました。
区切りが見つからなかったので強引に区切りました。
今まででの分を忘れてしまった方はまた読み直してみてください。
誤字脱字がたくさんございますが…
次の更新も恐らく遅れることになるので読み返す機会は沢山あります。
それでは皆さんまた次回。
 
美扇
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