氷炎騎士の騎校生活(スクールライフ)

真木 輝

合宿④

「イルバーナ・東山」

「以上だ」

なっ、俺はアリスと・・・・

ちょっと気まずいな

ひとまず、アリスの所へ行かないと

「あ、アリス、ペアだね、よ、よろしく」

ふんっ

「ごめんなさいね、期待に値しないバディで」

まだ、気にしてたのか・・・・

「い、いや、あれは間違えたんだ」

「アリスはナイスバディだよ」

アリスは顔を赤くした

「変態・・・・」

じゃあ、どう言えばいいんだよ

「まぁ、ひとまず戦闘始めようか」

「そ、そうね」

「位置につきましょ」

お互い位置についた

「それじゃあ」

「「バトルスタート」」

合図とともに、秋風は、ダガーを2本取り出した

お手並み拝見と行こうか



秋風のやつ、さっきとは全然雰囲気が違うわ

アリスは直感的それを感じ取った

アリスは光の剣を創り出した

お手並み拝見と行きましょう



戦闘開始から、5分が経過した、戦闘は10分までだ

「お、おい、見ろよ秋風とイルバーナさんの試合」

「ほとんど、攻撃が見えない」

「やるなぁ、秋風、俺も負けてられん!」


くっ、周りの奴らは楽観的に見てるが、かなりきつい

アリスの剣はかなり重いのだ

その華奢な身体の、どこからそんな力が出てくるんだ

しかも、剣が光でできているから厄介だ


強い・・・・

東山 秋風 入学式の時にあれだけの事を言っただけはある

二本のダガーの使い方がうまい

それに加えて・・・

剣に纏わせている、氷と炎が厄介だ

左右で違う属性の攻撃が飛んでくる

一瞬の油断が命とりだ


ほおぅ
日本にはこんなすごい逸材が眠っていたのですか

さらに、イルバーナ帝国のアリス・イルバーナ

噂は聞いていたが、これほどとは

これは教育しがいがありますね


どちらも1歩も引かない中

「終了だ!」

訓練場に水谷先生の声が響き渡った

結局両者、どちらも譲らずに終わった

「それでは今から5分間で反省に入れ、その後すぐ戦闘を執り行う」

5分しかないのか、ならすぐ始めないと

アリスの方を向いた

言いたいことは1つだけだ

「「  手を抜いてたな」」

え?

同時に同じことを口にした

「俺から言うことはそれだけ、アリスは?」

「私もよ」

「次は全力で行くわ」

「望むところだ」


「おいおいおい、あの2人手を抜いててあの強さかよ」

「あ、あのぉ〜、早く反省を・・・・」

「あ、そうだったな、にしてもお前も強いな、降谷」

「まさか、矢を自在に操れるとは」

「い、いえ、そんなこと、緑谷くんのほうが・・・」


「反省会は終了だ、次に行くぞ、戦闘は5分ずつ時間が伸びていく、用意しろ、次は15分だ」

「それではいくぞ、バトルスタート」

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