異世界転生したら魔法が使えない世界だった

ダークインフェルノ

あの子に会う6時間前 2

「ほやっ!」
「うわぁ!ちょっと~手加減してよ椿姫ィー」
椿姫、光は2つのコートの内1つのコートを使いごく普通のテニスをしている。
一方、もう一つのコートでは山と実が本気モードで無言でテニスをしている。
「アイツら帰宅部だよな、何であんなに出来るの?」
「いやぁーああゆう奴だよ山と実は」
ちなみに、椿姫は野球部、光はバスケ部に入っている。
雑談をしながら選手をときどき入れ替えてテニスをやること3時間。
4人はもうクタクタだった。
「ハァハァ……死にそう」
「めっちゃわかる」
運動部に入っている椿姫や光ならまだしも。
帰宅部の山と実は体力が全くもって無かった。
歩いて帰宅して、家に帰るとまだ明るかった。
「おかえり〜♡つ・ば・き・♡」
「あー、ただいま母さん」
親バカが激しい椿姫の母、寧々ねね
「寧々、もう出るぞ。」
ヤクザみたいな顔の薬剤師の椿姫の父恋次れんじ(漢字が可愛い
田畑夫妻はたまたま商店街の福引で沖縄旅行一週間を手に入れそれでもって2人の結婚記念日であるため今日旅行に行くのだ。
「アァ〜お母さんツバキを1人にさせたくないわ〜、一週間一人で大丈夫?」
「俺もう高校生だよ、一応家事も出来るし、大丈夫だよ」
「寧々、椿姫もこう言っいるし早く、空港に行こう」
心配そうに母は家を出た。
ようやく一人になったら椿姫は風呂に入りたくなった。
確か母が風呂を沸かしていたはず。


あの子に……ルリエットに会う4分前だった。

コメント

コメントを書く

「現代アクション」の人気作品

書籍化作品