第四百十三話専業兵士

9章 Grim happy end

「さて、ここからどうしたものか……」

次の日の朝、チェックアウトを済ませ、再び別の姿に変身して街の中を散策し、図書館などに寄って情報を集めてはみたものの、やはりと言うべきか、太陽の国で集めた情報以上の情報を手に入れることはできず、シグレは日が暮れた市街を歩いていた。
ちなみにこの国では映像記録の魔道具マジックアイテム偽装してそれを国民に見せるようなことはしておらず、国民に意見の違いから兄と対立してしまい、襲撃を防ぐために抵抗していると伝えているらしい。
実際のところ戦いを仕掛けたのは太陽王の方からであったらしいので、あながち間違ってはいないのだろうが、肝心なところは伝えていないのが気になるところである。

「双方、構え！」
「始めっ！」

大通りを外れたところを歩いていると、どうやら軍の訓練しせるか何かがあったようで、激しい剣戟と咆哮が聞こえてくる。

「ふむ……透視クレアボヤンス。鑑定」

（魔眼がないとこういう時にいちいち魔法を行使しなくてはならないのが面倒ですよねぇ…）

兵士Lv.75
騎士Lv.43
斥候Lv.38
剣士Lv.68
指揮官Lv.56

剣術Lv.85　盾術Lv.65　槍術Lv.45　弓術Lv.37　短剣術Lv.37
体術Lv.64　直感Lv.76　軌道予測Lv.45　回復速度向上Lv.45
闘気Lv.43　指揮Lv.45　騎士の誓い　かばう　犠牲の盾　

（小隊の隊長レベルでこの技量……やっぱりあの王のスキルぶっ壊れてますね……あの民兵たちをこの騎士たちと渡り合うどころか数で押せば殺せるくらいにまで仕上げるとは）

ちなみに太陽王の国にもこのような専業騎士はいたが、その数は両手の指で足りる程度の人数であり、それ以外の集められた民兵は戦闘スキルなどは一桁レベルであった。

改めて太陽王の恐ろしさを実感しつつ、シグレは宿屋へと戻っていった。

リアルの方で問題が起きてしまい、物理的にPCやスマホに触れられなくなったため、復帰するまで休載いたします。
早く復帰できるよう努力はしますので、ご愛読の程よろしくお願いします。

byクロシヲ

補足
この文章は作者の友人が作者より依頼を受けて書いたものです。
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