邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第三百七十八話 ケンタウロス・ヴィレッジ
9章 Grim happy end
「何者だと言っている!さっさと答えろ下等種族!」
眼前で斧槍の切っ先をシグレに向け胃字隠してきたケンタウロスは、考え込んでいるせいで反応がなかったことを上位種族たる自分の言葉を人間如き下等種族に無視されたと思ったのか、言葉に隠しきれない怒気を孕ませ、構えた斧槍の切っ先をシグレの喉元に突きつける。
突きつけられた斧槍の切っ先は乙女の柔肌を軽々と突き破り、紅い血潮が球のようになって滲み出る。
「これはこれは、申し訳有りません。我々よりもはるかに上等であるケンタウロス様のお言葉を無視するなど、許されない愚行でした。ですが、それにも理由があるのです。許してはいただけないでしょうか?」
そう言いながらシグレは突きつけられていた切っ先を避けるようにしてケンタウロスへと近寄り、懐に手を入れた。
「こちらを…」
「ほう、なかなかいい心遣いじゃないか。人間にしては殊勝な心がけだな」
なんの誤解をしたのか、下卑た笑みを浮かべながら突きつけた斧槍を下ろし、ゆっくりとシグレの方へ歩み寄る。
「蛮族知覚阻害、蛮族記憶阻害」
蛮族にのみ効果を及ぼす認識阻害と軽度の記憶障害を引き起こす魔法を目の前のケンタウロスだけでなく、集落全体に唱え、そのまま内部に侵入した。
最初から透明状態で気付かれずに入った方がいいと思うかもしれないが、今回この村にやってきたのは情報収集のためである。
いきなりどこからともなく不審者がやってきたら、生き残っている人間達は慌てふためき、まず間違いなくここを支配するケンタウロスに報告するだろう。
しかし、今のシグレは門番とケンタウロス達を騙しはしたものの、人間から見れば「新しくやってきた新参者」である。
つまるところ、どちらが人間達に不安を持たせずに話を聞きやすいかという話である。
答えは明白、「ケンタウロスに支配される奴隷」という同じ境遇、同じ立場に立った方が圧倒的に情報を聞き出しやすいのである。
これからどうやって情報を聞き出そうかを考えながら、シグレは村の奥へと進んで行った。
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
(誤字脱字がありましたら、何話かを明記した上で修正点をコメントしていただければ幸いです)
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「これはこれは、申し訳有りません。我々よりもはるかに上等であるケンタウロス様のお言葉を無視するなど、許されない愚行でした。ですが、それにも理由があるのです。許してはいただけないでしょうか?」
そう言いながらシグレは突きつけられていた切っ先を避けるようにしてケンタウロスへと近寄り、懐に手を入れた。
「こちらを…」
「ほう、なかなかいい心遣いじゃないか。人間にしては殊勝な心がけだな」
なんの誤解をしたのか、下卑た笑みを浮かべながら突きつけた斧槍を下ろし、ゆっくりとシグレの方へ歩み寄る。
「蛮族知覚阻害、蛮族記憶阻害」
蛮族にのみ効果を及ぼす認識阻害と軽度の記憶障害を引き起こす魔法を目の前のケンタウロスだけでなく、集落全体に唱え、そのまま内部に侵入した。
最初から透明状態で気付かれずに入った方がいいと思うかもしれないが、今回この村にやってきたのは情報収集のためである。
いきなりどこからともなく不審者がやってきたら、生き残っている人間達は慌てふためき、まず間違いなくここを支配するケンタウロスに報告するだろう。
しかし、今のシグレは門番とケンタウロス達を騙しはしたものの、人間から見れば「新しくやってきた新参者」である。
つまるところ、どちらが人間達に不安を持たせずに話を聞きやすいかという話である。
答えは明白、「ケンタウロスに支配される奴隷」という同じ境遇、同じ立場に立った方が圧倒的に情報を聞き出しやすいのである。
これからどうやって情報を聞き出そうかを考えながら、シグレは村の奥へと進んで行った。
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