邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第三百六十九話 エクスプロール・オブ・フォレスト
9章 Grim happy end
鬱蒼と生い茂る荊や蔦を斬り払い、じめじめとした熱気を風魔法で払いのけて森の中を進んでいく。
「ん?」
かなり前方の方で、地中に存在する生命反応が増加した。
かなりの速度で移動していたり、一箇所に固まって移動していたりする。
時には、いきなり消えたりもするようだ。
しかし、地上でここまで活発に動き回れるだろうか?
(湖か何かでもあるんですかね)
そんなことを考えながら進んでいくと、地中の生命反応がある一線を越えると激減するようになった。
「ふむ……一定の範囲内に大量に生息し、その範囲内を動き回っている……水中にいるのか…ああ、蟻みたいな生物の巣である可能性も捨て切れませんね…しかも、いきなり消える反応もある。探知妨害でもできるモンスターがいるんですかね」
探知も今の状況ではそこまで信頼できるものではなくなってしまったし、とりあえず探索してみないことには何も始まらないため、シグレは魔法を発動する。
「風鷹」
詠唱と同時に周囲に風が吹き、それらが寄り集まってたかのような姿を作り出した。
風邪でできた鷹はないはずの声帯を震わせて一啼きすると、先ほどシグレが不審な反応を探知した場所へと飛び立っていった。
「リンク・ファミリア」
召喚した使い魔と視覚を共有し、上空より森の様子を確認する。
時折上空を闊歩する鳥型の生物が突進してくるが、空気でできた鷹の体はそれを通り抜け、胃に介した様子もなく進み続ける。
稀に地上や空中から無造作に射出される魔法は回避し風の刃により迎撃することで対応し、遠くに見える湖の方へ進んでいく。
気分はシューティングゲームのようである。
まあ、敵との衝突で一切ダメージを受けない、攻撃頻度は低い、ステージギミック無し、敵の耐久が脆い、攻撃がワンパターンで威力は低いし回避も楽、シグレがかなりの魔力を込めたおかげで数十発食らおうが別に墜落はしない、そもそも敵がクソエイムなどなど、あらゆる面において簡単すぎるヌルゲー仕様なのだが。
そんなことを五分ほど続けていると、先ほど大量の生命反応を察知した場所に到着した。
「うわあ…」
そこには、地獄があった。
誤字脱字のご報告をしていただきありがとうございます。
いつもいつも助かっております。
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
(誤字脱字がありましたら、何話かを明記した上で修正点をコメントしていただければ幸いです)
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時には、いきなり消えたりもするようだ。
しかし、地上でここまで活発に動き回れるだろうか?
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「ふむ……一定の範囲内に大量に生息し、その範囲内を動き回っている……水中にいるのか…ああ、蟻みたいな生物の巣である可能性も捨て切れませんね…しかも、いきなり消える反応もある。探知妨害でもできるモンスターがいるんですかね」
探知も今の状況ではそこまで信頼できるものではなくなってしまったし、とりあえず探索してみないことには何も始まらないため、シグレは魔法を発動する。
「風鷹」
詠唱と同時に周囲に風が吹き、それらが寄り集まってたかのような姿を作り出した。
風邪でできた鷹はないはずの声帯を震わせて一啼きすると、先ほどシグレが不審な反応を探知した場所へと飛び立っていった。
「リンク・ファミリア」
召喚した使い魔と視覚を共有し、上空より森の様子を確認する。
時折上空を闊歩する鳥型の生物が突進してくるが、空気でできた鷹の体はそれを通り抜け、胃に介した様子もなく進み続ける。
稀に地上や空中から無造作に射出される魔法は回避し風の刃により迎撃することで対応し、遠くに見える湖の方へ進んでいく。
気分はシューティングゲームのようである。
まあ、敵との衝突で一切ダメージを受けない、攻撃頻度は低い、ステージギミック無し、敵の耐久が脆い、攻撃がワンパターンで威力は低いし回避も楽、シグレがかなりの魔力を込めたおかげで数十発食らおうが別に墜落はしない、そもそも敵がクソエイムなどなど、あらゆる面において簡単すぎるヌルゲー仕様なのだが。
そんなことを五分ほど続けていると、先ほど大量の生命反応を察知した場所に到着した。
「うわあ…」
そこには、地獄があった。
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