邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第三百四十一話 包囲襲撃
8章 復活儀式
「着きましたね」
『着いたね』
「よう!良く来たな!」
シグレが目的地に降り立つと、周囲の茂みから出てきた精霊狼王の一声と同時に、四方八方からシグレに様々な種族の狼たちが襲いかかった。
「全員はさすがに無理ですので、落ち着いてください」
その瞬間、シグレに飛びかかっていた狼たちが例外なくその場で落下した。
動けないようで数秒程地を這っていたが、そのあとは回復したのか普通に立ち上がってしぶしぶと言った体でシグレから離れていった。
「はぁ……一体づつなら問題ありませんよ」
「「「「「「了解!」」」」」」
その言葉と同時に狼たちを縛っていた束縛が解け、狼たちは一列に並んで順番にシグレに抱きついた。
一通りじゃれついて満足したら、ブラッシングが始まり、狼たちは一匹残らず地面にへたり込んだ。
「これが終わったら久し振りに料理でもしますかね……」
「おう、頼むわ。ガキどもが随分と騒いでな……」
閑話休題
『さすがもふもふ神、ブラッシングと撫でるだけで数多のもふもふたちを腰砕けにして心の底から籠絡するとは……』
「なんでそう誤解が起きそうな表現をするんですか……というかそれ数時間前の話なんですけど」
『趣味!』
『なんて迷惑な趣味なんだ……あ、そういえば我々邪神か』
『邪神の本分を忘れてくれるなよ?大いなる門にして、その鍵たるものよ』
そんな話をしながら狼たちと自分用の料理を作っていると、精霊狼王がシグレの元に食材の入った籠を持ちながらやってきた。
「おい、言われた通りに猪の肉と木の実をいくつか持ってきたぞ。ここでいいか?」
「ええ、十分です。ありがとうございます。ここの森に自生している植物は、いくつか香辛料として使えるものがあるので、これでもっと美味しいカレーを作ることができます。楽しみに待っていてください」
なぜか狼たちはいつか作ったカレーを大いに気に入っていたようで、シグレが食事を作るというなり大部分がカレーを所望したのである。
そんなわけで、現在は200頭近い狼たちのために土中から金属を抽出して整形した超巨大鍋と炎魔法を用いてカレーを煮込んでいるのだった。
「そりゃ楽しみだ。そんで、聞きてぇことが二つほどあんだけどよ。いいか?」
「ええ、構いませんよ」
イノシシ肉がカレーと合うかは知りません。
牡丹肉は鍋しか食ったことなくてですね…
いつか食べたいなあ。
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
(誤字脱字がありましたら、何話かを明記した上で修正点をコメントしていただければ幸いです)
いいね、フォローもお願いします
Twitterのフォローもお願いします
(IDは@87lnRyPJncjxbEpです)
Fictionalizerに参加したいという方は私のTwitterにリンクが載ってますのでそちらからどうぞ
「着きましたね」
『着いたね』
「よう!良く来たな!」
シグレが目的地に降り立つと、周囲の茂みから出てきた精霊狼王の一声と同時に、四方八方からシグレに様々な種族の狼たちが襲いかかった。
「全員はさすがに無理ですので、落ち着いてください」
その瞬間、シグレに飛びかかっていた狼たちが例外なくその場で落下した。
動けないようで数秒程地を這っていたが、そのあとは回復したのか普通に立ち上がってしぶしぶと言った体でシグレから離れていった。
「はぁ……一体づつなら問題ありませんよ」
「「「「「「了解!」」」」」」
その言葉と同時に狼たちを縛っていた束縛が解け、狼たちは一列に並んで順番にシグレに抱きついた。
一通りじゃれついて満足したら、ブラッシングが始まり、狼たちは一匹残らず地面にへたり込んだ。
「これが終わったら久し振りに料理でもしますかね……」
「おう、頼むわ。ガキどもが随分と騒いでな……」
閑話休題
『さすがもふもふ神、ブラッシングと撫でるだけで数多のもふもふたちを腰砕けにして心の底から籠絡するとは……』
「なんでそう誤解が起きそうな表現をするんですか……というかそれ数時間前の話なんですけど」
『趣味!』
『なんて迷惑な趣味なんだ……あ、そういえば我々邪神か』
『邪神の本分を忘れてくれるなよ?大いなる門にして、その鍵たるものよ』
そんな話をしながら狼たちと自分用の料理を作っていると、精霊狼王がシグレの元に食材の入った籠を持ちながらやってきた。
「おい、言われた通りに猪の肉と木の実をいくつか持ってきたぞ。ここでいいか?」
「ええ、十分です。ありがとうございます。ここの森に自生している植物は、いくつか香辛料として使えるものがあるので、これでもっと美味しいカレーを作ることができます。楽しみに待っていてください」
なぜか狼たちはいつか作ったカレーを大いに気に入っていたようで、シグレが食事を作るというなり大部分がカレーを所望したのである。
そんなわけで、現在は200頭近い狼たちのために土中から金属を抽出して整形した超巨大鍋と炎魔法を用いてカレーを煮込んでいるのだった。
「そりゃ楽しみだ。そんで、聞きてぇことが二つほどあんだけどよ。いいか?」
「ええ、構いませんよ」
イノシシ肉がカレーと合うかは知りません。
牡丹肉は鍋しか食ったことなくてですね…
いつか食べたいなあ。
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
(誤字脱字がありましたら、何話かを明記した上で修正点をコメントしていただければ幸いです)
いいね、フォローもお願いします
Twitterのフォローもお願いします
(IDは@87lnRyPJncjxbEpです)
Fictionalizerに参加したいという方は私のTwitterにリンクが載ってますのでそちらからどうぞ
「SF」の人気作品
書籍化作品
-
-
2813
-
-
32
-
-
104
-
-
1359
-
-
1168
-
-
52
-
-
149
-
-
59
-
-
26950
コメント