邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第三百四話 突き立てる牙
8章 復活儀式
「長く見積っても解呪までの時間は五分、早ければ三分後には呪いが解除されますね」
『つまりそれまでに六発入れろと』
『一発入れるのに何分かかったと思っているんだ……』
「それじゃあ、本当の本気を出しますか」
『ん?君はもう補助魔法などは全て掛け切ったはずだろう?』
「そのとおりですが、肉体が変化しないとは言ってませんよ?」
『まさか……!』
その言葉のあとの数瞬、0.01秒ほどの間に行われた戦闘は、まさに想像を絶する、神話の大戦そのものだった。
何かを感じとっかジークフリートが余裕をかなぐり捨てて空中から地上のシグレへと発走し、シグレの肉体が極彩色に明滅する。
瞳の色が漆黒に染まり、背には黒々とした皮膜を携えた悪魔の翼が三対生えている。
しかし頭部には獣の鋭い耳が生え、呼気が漏れ出す口腔には鋭い牙が覗いている。
そんな中で、頭上には天使の輪を浮かばせている。
それは、あまりにも矛盾していて、ちぐはぐの存在だった。
まるで、不完全な生命を全て継ぎ接ぎに繋ぎ合わせたかのように、どこか異質な雰囲気を放っていた。
「黄昏よ、終焉とともに来たれ」
その言葉と共に、澄み渡っていた蒼穹が紅に染まる。
狼の遠吠えと共に広がり、空を埋めつくしたそれは、黄昏だった。
何処までも、何処までも広がる黄昏色の空。
そして、遠ざかるシグレ。
『どういうことだ?』
飛翔するジークフリートは困惑する。
自分は近づいているはずだ。今も眼前に佇むシグレに向かって直進しているはずだ。
そして、目の前の人間は動いていない。
なのに、なぜ____
『辿り着かない?』
ジークフリートはその疑念を晴らすために鋭い牙の覗く口腔から息吹を吐きだした。
先程のような極熱の息吹ではなく、溜めの必要ない連射可能な低威力弾をシグレに向かって乱発する。
もし命中したとしてもシグレにダメージはないだろうが、予想が確かならば___
『……やはりな』
ジークフリートの放った炎弾は、ジークフリート自身の背中に命中した。
そして、未だ真紅の血液が溢れ出続けている背中の弱点には、何者かの牙が突き立っていた。
白銀の毛並みに、鋭き牙。
シグレの従魔のフェンリルたるシルが、そこにいた。
いあいあくとぅるふ
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
(誤字脱字がありましたら、何話かを明記した上で修正点をコメントしていただければ幸いです)
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『まさか……!』
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何かを感じとっかジークフリートが余裕をかなぐり捨てて空中から地上のシグレへと発走し、シグレの肉体が極彩色に明滅する。
瞳の色が漆黒に染まり、背には黒々とした皮膜を携えた悪魔の翼が三対生えている。
しかし頭部には獣の鋭い耳が生え、呼気が漏れ出す口腔には鋭い牙が覗いている。
そんな中で、頭上には天使の輪を浮かばせている。
それは、あまりにも矛盾していて、ちぐはぐの存在だった。
まるで、不完全な生命を全て継ぎ接ぎに繋ぎ合わせたかのように、どこか異質な雰囲気を放っていた。
「黄昏よ、終焉とともに来たれ」
その言葉と共に、澄み渡っていた蒼穹が紅に染まる。
狼の遠吠えと共に広がり、空を埋めつくしたそれは、黄昏だった。
何処までも、何処までも広がる黄昏色の空。
そして、遠ざかるシグレ。
『どういうことだ?』
飛翔するジークフリートは困惑する。
自分は近づいているはずだ。今も眼前に佇むシグレに向かって直進しているはずだ。
そして、目の前の人間は動いていない。
なのに、なぜ____
『辿り着かない?』
ジークフリートはその疑念を晴らすために鋭い牙の覗く口腔から息吹を吐きだした。
先程のような極熱の息吹ではなく、溜めの必要ない連射可能な低威力弾をシグレに向かって乱発する。
もし命中したとしてもシグレにダメージはないだろうが、予想が確かならば___
『……やはりな』
ジークフリートの放った炎弾は、ジークフリート自身の背中に命中した。
そして、未だ真紅の血液が溢れ出続けている背中の弱点には、何者かの牙が突き立っていた。
白銀の毛並みに、鋭き牙。
シグレの従魔のフェンリルたるシルが、そこにいた。
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