邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

閑話 毀骸の王子 十一頁

閑章 遥か遠く、あの宙の下で。


「あ゙」

壊れた。
様々な情報によって混乱し、全てを理解しないことで平静を保とうとしていた天秤の皿が、無慈悲にも大きく傾き、戻ることは無かった。

裁きは下された。
もう、人ではいられない。
もう、吸血鬼に身を堕とす事すら出来ない。
人にも、吸血鬼にも受け入れられない。
僕は、僕は、俺は、俺は、私は___

『ひとりぼっちだ』

今までの自分は嘘吐きニセモノで。
今の栄華は借物ニセモノで。
彼女への愛は、幻想ウソだった。
王子は絶望に呑まれる。

「ほら、ね?聖銀に触れたら、君はこうなる。これこそが、吸血鬼であることの証左だ」

そう言って何かは聖銀の十字架ピュリファイズドシルバーを掲げ、水晶の束縛を解除して王子様の胸を刺し貫いた。

そして、体の中に聖なる十字架を埋め込んだ。

頭が熱い。
体が熱い。
眼球が震えている。
真っ赤に充血した瞳は、燃え盛りそうですらある。
体が言うことを聞かない。
体が認めまいと叫ぶ。
でも、止められない。
鮮烈な痛苦に悲鳴を上げ、服が汚れることも構わずに地面を転がり回る。
服が切れようが、自らの体を落とした剣で切り落とそうが、それは直ぐに再生し痛苦が止まることは無く、また王子様ももがき、苦しみ続けた。

「死にたい?発狂して忘れてしまいたい?」

でも許さない。

悪の権化はゆっくりと手をかざす。
そして、ある魔法を行使した。

「これが代償だ。これが贖罪だ。我が楽しみを邪魔してくれた事のね。せいぜいながくいきるといいよ。さようなら、孤独なる異端者よ」

「ああ、でも、最後にプレゼントを上げよう。君は今から、魔王だ」

差し出された手は頭に置かれ、そして、絶望は顕現した。

ー『血晶』を受け継ぎましたー
ー〘魔王の呪い〙が発動しますー
ー《魔王》を取得しましたー
ー《望まぬもの》を取得しましたー
ー《壊れた日常》を取得しましたー
ー新たに『魔王』となりましたー
ー魔王名『晶柩』を取得しましたー

心は砕けない。
そうなることを許されていないから。
狂気しあわせは訪れてくれない。
悪魔にそんな慈悲はない。

悪魔の悪戯は、人の正気を容易く汚す。
絶望が、哄笑と共に静寂を斬り裂いていた。


こめんとへんしんこーなー

「いきなり口調が変わってびっくりした」

まず、返信が遅れてしまい申し訳ありません。
そしてコメントについてですが、はい、すいません。
全てはクロシヲのミスなのです。
というのもですね、始めた頃は設定も何もかもがほぼ決まっておらず、視点も決まってなかったんですね。
で、そこそこ話を書いた後に本格的に設定決めた時に変更しようとなりまして。
それの作業が多すぎて少しづつ行っている状態なのです。
いつかは全て三人称に変わるので気長にお待ちください。

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