邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第二百六十三話 異形:Variant

7章 あゝ神よ


砂煙の中からシグレと思しきシルエットが立ち上がる。
シルエットだけでも簡単にわかるほどの変貌を遂げたその体は、未だもうもうと漂う砂煙を払い除け、その姿を白日の元に晒した。

そこには、もはや人としての原型をなくしたナニカが居た。
身体中から触手が出現し、その数は百を優に超える。
もぞもぞと蠢き、てらてらと光を反射する黒い粘液を垂らす触手が床にだらりと垂れ下がっている。
人としての原形を留めずに関節が変化して歪な形になった手足であったであろうものは艶めかしい鱗に覆われ、常に反射光の色が変化する。
いくつもの触手や脚が垂れ下がった足元には完全なる闇が広がり、そこから無数の血走った目玉がその瞳を限界まで見開き、視線に憎悪を込めてルキフグスを一点に見つめていた。
周辺は極彩色に変化し、飛行するポリプのような生物や、大きな目と三つの口、足は十本で半円状の翅を備える虫、楕円形の頭に蝙蝠のような羽根を持つ生物、不定形の粘液生物、果てには槍を持った目のないヒキガエルのような生物が群れをなしていた。

ー権能の暴走を確認、制御しますー

そして、シグレであるはずの一際巨大で冒涜的な姿をした怪物が触手のうねうねとした脈動とともに萎んでいく。

数秒後、そこには数分前とほとんど変わらぬ姿をしたシグレが立っていた。
一度死ぬ前とは所々が変化しており、頭部には紅黒い角が覗き、瞳は大幅に変化していた。
白目が黒くなり、瞳が鮮血の赤ブラッディ・レッドに染まっていた。
感情のない瞳は視線をだらりと伏せ、目の前のルキフグスを見てはいなかった。

『な、なんなんだ!なんなんだよォ!こいつらはァ!!??!?』

混乱したルキフグスは壁に固定されながらも神造兵装を周囲の怪物に叩きつけるが怪物達はそれを意にも介さず静かに成り行きを見守っている。
またしても自分の攻撃が、星の力が通用しない敵がでてきたことに対する恐怖から混乱するルキフグスに、シグレはその感情のない瞳を向けた。


出現一覧
飛行するポリプ:盲目のもの
大きな目と三つの口(ry:シャッガイからの昆虫
楕円形の頭に蝙蝠(ry:ミ=ゴ
不定形の粘液生物:ツァトゥグァの落とし子
槍を持った(ry:ムーンビースト

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コメント

  • ノベルバユーザー272057

    (゜ロ゜)…SAN値がSAN値が直葬どころですまねぇぞこれ、ルルブ友人のとこにあるから期待値が知りたくなってきたゾ

    1
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