邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第二百四十一話 行かねぇの?

7章 あゝ神よ


「じゃあ、行きましょうか」

そう言うとシグレはどこからが銀色の小さな鍵を取り出し、目の前に現れた重厚な装飾の施された門の鍵穴に差し込み、鍵を開けた。

『座標固定のためとはいえ面倒だよねこれ』
『黙ってろクトゥルフ、仕方ないことはどこにでもある』
『最早僕達を超えつつある強さとか?』
『そうだ』
「いや、真顔でそんなこと言わないでくださいよ。って言うか向こう行きましょう?」
『そうだな』
『ただし、今回従魔はお留守番である!
だってシグレが行ってる間にも黒渦からは黒獣が出現するからね。
対策が必要だよね。
いくら万能無敵のシグレさんでも二人にはなれないしね!』

「なぜに解説というかナレーション風……いやその通りですが……」
『こいつのやることに整合性を求めたら負けだぞ』
「はあ……あ、でも一応分裂はできますよ?かなり弱くなりますけど」
『え゛』
「え?」
『気づいてなかったのか?』
『い、いや、おまえいつの間にそんなこと出来るようになったんや!?』

いきなり大阪弁もどきを喋り始めたクトゥルフに、顔は見えないが絶対に笑いを抑えているような感じでヨグ=ソトースが声をかける。

『ま、まてまてクトゥルフ、言葉遣いがおかしくなってるぞ』
(この神酷いなぁ……)
「あ、ちなみに支配の効果で普通にメルから万能変形と無限分裂もらってますよ。その名の通り分裂なので力は半減近くなりますが。しかも私の場合ユニークスキルは軒並み使えなくなりますからね。どんだけ魔法が使えようがMPがなくなります」
『あ、そっか、ヨグソの力で増えてるだけなんだっけ?』
『そうだが……もはやそうじゃない気もする』
「いや、何言ってるんですか、これも全部借り物の力ですよ」
『いやいや、それを扱うことこそ大事なのだよ。その点…………』

「おい、どうした?」

なんだか不毛な賛辞の押し付けあいになってきたところでシグレの前、半分門に入り込む体勢でクーフーリンが声をかけてくる。

「おまえら、行かねぇの?」

『『「すいませんでした」』』


シリアスよりネタ回の方が執筆がすぐ終わるという事実。

すいません。
クロシヲは関東在住なので大阪弁がよく分からないので独断と偏見によって書かれています。
こんなの大阪弁じゃねぇ!と言う方はどうかお許しください。

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