邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第二百三十三話 きっかけは偶然に
7章 あゝ神よ
「成程、で、そこにいるスライムもそれを使えるからここに残したってことか」
「ええ、ほかの子たちも攻撃手段は持っていますしね」
「お前……そいつら出せば俺程度一瞬じゃねぇか……」
シグレはがっくりと肩を落とすクーフーリンに振り返り
「正々堂々って大事でしょう?」
と笑顔で言い放った。
「強者の余裕ってやつか……久しぶりだぜ……」
「とりあえず黒渦の解析を始めましょうか」
「方法はあんのか?」
「成功率は五分五分、と言ったところですが一つ」
「ほう、話してみな」
近くの木に寄りかかり杖に顎を乗せたクーフーリンが策を聞いてくる。
「先程の男達の一人、弓兵の人が最後にナイフを投擲したでしょう?」
「ああ、してたな。貫通してその渦の中に……ん?……渦の中?」
「そういうことです。咄嗟に座標を特定する魔法を付与しておいたのでそれで場所が探れるかと」
「てことはナイフが渦を貫通してそこらへんの草むらに転がってたりはしないってことか?」
「ええ、今は貴方の言っていた『空間の狭間』を漂っているようですね。位置情報が不確定な上に消失することすらある。これは本格的に空間ごと隔離された可能性がありますね」
「あ゛〜ちょっと頭痛くなってきた。説明頼む」
「了解です」
『代わろう。身体を借りるぞ』
「どうぞ」
「さて、どうもアルスターの大英雄クーフーリン。わたしはこの身体の持ち主と契約している神、ヨグ=ソトースだ。今から説明を始めるから、しっかり聞いてくれ」
シグレの体を借りたヨグ=ソトースが顔を出すと、クーフーリンは一瞬戦闘態勢に入ろうとしたが、ヨグ=ソトースが名を明かしたことと彼我の実力差から抵抗の必要は無いと判断し僅かに浮かせた腰を下ろす。
「やっぱいやがったか。まあ神の加護を受けた俺ですら遊ばれるんだからそうだとは思っていたが」
「遊ぶとは心外だな、この身体の持ち主は君と戦うことを楽しんでいた。心の底からな」
「それはありがたいこった。こっちも楽しめたしな。ところであんた、神としての力はなんだ?」
「ふむ……魔術、空間と言った所か、その特性からわたしはこの世界のあらゆる場所を知覚している。もっともこれは私の固有能力でありこの身体の持ち主は使えないのだがね」
「成程。だからこの世界じゃない場所……時間からも隔絶された別の場所だと思ったわけだ」
「そういう事だ。理解が早くて助かる」
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
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「成程、で、そこにいるスライムもそれを使えるからここに残したってことか」
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「方法はあんのか?」
「成功率は五分五分、と言ったところですが一つ」
「ほう、話してみな」
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「先程の男達の一人、弓兵の人が最後にナイフを投擲したでしょう?」
「ああ、してたな。貫通してその渦の中に……ん?……渦の中?」
「そういうことです。咄嗟に座標を特定する魔法を付与しておいたのでそれで場所が探れるかと」
「てことはナイフが渦を貫通してそこらへんの草むらに転がってたりはしないってことか?」
「ええ、今は貴方の言っていた『空間の狭間』を漂っているようですね。位置情報が不確定な上に消失することすらある。これは本格的に空間ごと隔離された可能性がありますね」
「あ゛〜ちょっと頭痛くなってきた。説明頼む」
「了解です」
『代わろう。身体を借りるぞ』
「どうぞ」
「さて、どうもアルスターの大英雄クーフーリン。わたしはこの身体の持ち主と契約している神、ヨグ=ソトースだ。今から説明を始めるから、しっかり聞いてくれ」
シグレの体を借りたヨグ=ソトースが顔を出すと、クーフーリンは一瞬戦闘態勢に入ろうとしたが、ヨグ=ソトースが名を明かしたことと彼我の実力差から抵抗の必要は無いと判断し僅かに浮かせた腰を下ろす。
「やっぱいやがったか。まあ神の加護を受けた俺ですら遊ばれるんだからそうだとは思っていたが」
「遊ぶとは心外だな、この身体の持ち主は君と戦うことを楽しんでいた。心の底からな」
「それはありがたいこった。こっちも楽しめたしな。ところであんた、神としての力はなんだ?」
「ふむ……魔術、空間と言った所か、その特性からわたしはこの世界のあらゆる場所を知覚している。もっともこれは私の固有能力でありこの身体の持ち主は使えないのだがね」
「成程。だからこの世界じゃない場所……時間からも隔絶された別の場所だと思ったわけだ」
「そういう事だ。理解が早くて助かる」
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