邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第二百二十五話 削り穿つ死の朱槍

7章 あゝ神よ


ウィッカーマンを消滅させたシグレに投擲された朱槍ゲイ・ボルグが今まさにその身体を貫かんと飛翔する。

ちなみに投擲されてからこの状態になるまでに要した時間はわずか一秒ほど、彼我の距離は30mほどである。
まあシグレは時流操作タイムアルターにより加速しているため男も槍も非常にゆっくり見えているのたが。

「結界も、物理障壁も無効化される。どうすればとめられるんですかね?」
『大人しく一回死ねば?』
「一応1回なら死にませんけどそれは……」
『あまり取りたくない……か』
「一応もう偽・星羊の巨楯イミテート・アイギスは展開済みですが無理そうなんですよね。万能変形や性質改変で心臓弄ったりしてもそれごと貫通されると思いますし」
『やっぱ死んで受け止めるしかなくね?』
「それはやなんですけどねぇ……」

「回避しようが命中する不可避の魔槍、であれば、正面から対抗するしか道はない」

それと同時にシグレはあるモノを呼び出す。

虚空から滲み出すように現れたそれらは通常ならば認識すらできない速度で飛翔する魔槍を受け止めた。

現れたのは二体の黒いゴーレム、シグレ謹製の邪黒石製ゴーレム達である。

『概念的な保護があるけどどうなのかねぇ……』
『微妙だな。神の力が宿っただけのただの石と神に比肩する力を持つ魔術から作られ、「貫く」と言う点のみに特化した魔槍、いかに概念的な保護があろうとも、貫かれるのではないか?』
「ですよね……というか早速アビスの両刃斧ラビュリス壊れましたよ」
『知 っ て た』
『防げないよなぁ……』
「これ本当にどうするんですか……」

『君には死の運命が決まっている!大人しく死ね!』
『今ボケをかますのはやめろ!』

どんな時でも邪神は騒がしい。
そんなボケをかましつつも、魔槍は刻一刻二体のゴーレムを削り、遂には粉々に打ち砕いた。


神の力が宿っただけのただの石とかいうパワーワード

合計300話達成!!
これからも努力して参ります!
本編はまだに225話なのにwww
SSが長かったですねwww
SSのリクエストなどはいつでも受け付けておりますので、どしどしコメントしていただければ幸いです。

コメント返信こーなー
「いつ終わんのこれ?」
コメントではないですがリアル友人からの質問。
どうやら300話達成を見て驚いて何時までやるつもりなの?という意図らしいです

この場ではっきりと宣言しますが、基本私のネタとモチベが続く限りこの小説は書き続けます。
当然毎日更新も継続しますが、こちらについては受験などの理由により一時休むことがあるかもしれません。
そこについてはご理解いただければ幸いです。

これからも、
「邪神と一緒にVRMMO 〜邪神様は自重しない〜」をご愛読いただければ幸いです

誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
(誤字脱字がありましたら、何話かを明記した上で修正点をコメントしていただければ幸いです)

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