邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第百七十八話 召集
あゝ神よ
「と、まあ私の加護をあげたところで色々とお願いがあるのですが」
「何でしょうか?」
そこでセレスは一息ついて紅茶をソーサーに置き、そこはかとなく申し訳なさそうな顔で話し始めた。
「単刀直入に申し上げます。神シグレよ。あなたには神の集会、言うなれば「神会」に召集されています。本来ならばもう少し遅くなるはずなのですが、あなたはやらかしすぎたので早まった感じですね」
「神会とは具体的にどのようなことをするんですか?」
「簡単に言えば神が集まって酒飲みながら駄弁るだけの飲み会なんですが…飲み会の前に真面目な議題を話したり、今回のように新人の神のお披露目をしたりします」
「お披露目?」
「基本神とは神の眷属である英霊などが徐々に格を上げて下級神になったり、龍などが神化してなるものです。なので、基本的に後見人がいるんですよ」
「なるほど、ですが、私にはいませんよね?クトゥルフ様やヨグ=ソトース様は別次元の存在ですから来れても後見人にはなれないでしょうし」
「ええ、クトゥルフ神話の神々はこの世界に存在しないはずのモノですからね。
言ってしまえば身体の中のウイルスに近い感じです。今のところ大人しくしているようですが」
『いや、暴れてんの基本クトゥグアとニャルか知能のない奉仕種族じゃん。僕関係ない』
『いや、深きものどもが色々やってるだろ』
「ま、まあ、何にしてもあなた方は後見人にはなれませんよ。邪神ですし」
「というかそれ言ったら私も邪神寄りなんですが…」
「でも根は違うでしょう?神格は綺麗なままですよ。加護は邪悪そのものですけど」
『これがシグレクオリティ』
『やはり万能か』
「これ言っとけなんとかなる!」
「全員乗らないでくださいよ……話が進まないじゃあないですか」
「まぁ、そんなこんなで神会に出席していただきたいのです。後見人は私がなるので」
「分かりました。これくらいで恩を返せるなら容易いものですよ」
「それじゃあ手を出してください」
「?はい。どうぞ」
シグレが手を出した瞬間、セレスは両の手のひらでそれを包み込む。
「我、冥界と大地の女神セレスは、新たな神シグレの後見人となります」
ーセレスからの力の移譲を確認、龍脈操作が、星脈操作に進化しましたー
「「よろしくお願いします」」
はい、次回から神界編
星脈操作
簡単に言えば龍脈よりも魔力量の多いモノ
星自体の活動を賄っているため莫大な魔力が流れる。
因みに星脈の魔力が流れ出て周囲の環境に影響を受けて実体化し自我を持ったのが精霊や妖精と呼ばれるものであり、地表に星脈の魔力が噴出した場所は精霊の泉などと呼ばれる
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(IDはあらすじにあります)
「と、まあ私の加護をあげたところで色々とお願いがあるのですが」
「何でしょうか?」
そこでセレスは一息ついて紅茶をソーサーに置き、そこはかとなく申し訳なさそうな顔で話し始めた。
「単刀直入に申し上げます。神シグレよ。あなたには神の集会、言うなれば「神会」に召集されています。本来ならばもう少し遅くなるはずなのですが、あなたはやらかしすぎたので早まった感じですね」
「神会とは具体的にどのようなことをするんですか?」
「簡単に言えば神が集まって酒飲みながら駄弁るだけの飲み会なんですが…飲み会の前に真面目な議題を話したり、今回のように新人の神のお披露目をしたりします」
「お披露目?」
「基本神とは神の眷属である英霊などが徐々に格を上げて下級神になったり、龍などが神化してなるものです。なので、基本的に後見人がいるんですよ」
「なるほど、ですが、私にはいませんよね?クトゥルフ様やヨグ=ソトース様は別次元の存在ですから来れても後見人にはなれないでしょうし」
「ええ、クトゥルフ神話の神々はこの世界に存在しないはずのモノですからね。
言ってしまえば身体の中のウイルスに近い感じです。今のところ大人しくしているようですが」
『いや、暴れてんの基本クトゥグアとニャルか知能のない奉仕種族じゃん。僕関係ない』
『いや、深きものどもが色々やってるだろ』
「ま、まあ、何にしてもあなた方は後見人にはなれませんよ。邪神ですし」
「というかそれ言ったら私も邪神寄りなんですが…」
「でも根は違うでしょう?神格は綺麗なままですよ。加護は邪悪そのものですけど」
『これがシグレクオリティ』
『やはり万能か』
「これ言っとけなんとかなる!」
「全員乗らないでくださいよ……話が進まないじゃあないですか」
「まぁ、そんなこんなで神会に出席していただきたいのです。後見人は私がなるので」
「分かりました。これくらいで恩を返せるなら容易いものですよ」
「それじゃあ手を出してください」
「?はい。どうぞ」
シグレが手を出した瞬間、セレスは両の手のひらでそれを包み込む。
「我、冥界と大地の女神セレスは、新たな神シグレの後見人となります」
ーセレスからの力の移譲を確認、龍脈操作が、星脈操作に進化しましたー
「「よろしくお願いします」」
はい、次回から神界編
星脈操作
簡単に言えば龍脈よりも魔力量の多いモノ
星自体の活動を賄っているため莫大な魔力が流れる。
因みに星脈の魔力が流れ出て周囲の環境に影響を受けて実体化し自我を持ったのが精霊や妖精と呼ばれるものであり、地表に星脈の魔力が噴出した場所は精霊の泉などと呼ばれる
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(IDはあらすじにあります)
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