邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
SS 妹達の二人旅 拾陸
SS一章 『妹達の二人旅』
幾人かの鉱夫に挨拶したり、第二層に降りるための審査が終わり、一行は第二層へと降りてきていた。
目の前には岩の壁と小さな、しかし建付けのしっかりした扉があり、安全空間となっているようであった。
ブォォォォォォ!
洞窟内の反響音が第二層全体に鳴り響き、それに乗って何かが崩れる音が聞こえてくる。
「!?…こ、これは…」
そう言って戦闘態勢に入る2人に対し、ギルドマスターがその小柄な体に似合わない戦斧を担ぎながら前へと進んでゆく。
「ああ、説明してなかったっけ?
ここからは弱くてもモンスターの巣窟だ。気張れよ!」
そう言うとギルドマスターは扉を開け、奥へと進んでいった。
「魔法合成 フレイムトルネード!」
「スプレッドアロー」
扉を開けるとそこには土色が溢れていた。
見渡す限りモンスターしかいない空間。
真のモンスターハウスとはこういうことを言うのだろう。
奥を見通せないほど長く、第一層と同程度の天井と言う巨大な空間の床や壁、天井までもが様々な形状のゴーレムやパペットで埋め尽くされていた。
二人のはなった範囲攻撃も殆ど意味はなく、空いた隙間もすぐさまほかのモンスターが埋めていく。
「全員スイッチを入れろ。一体残らず、殲滅する」
真剣な声音でそう語るギルドマスターに全員がすぐさま返答し、戦闘は始まった。
「オラオラァ!やわ過ぎるんだよォ!
もっとつぇえのもってこい!」
ギルドマスターは戦斧のひと振りで100体以上のモンスターをなぎ倒していく。
狂気と笑いを貼り付けた顔で行われる虐殺はさながら無双ゲームのようで、戦闘が始まった瞬間変貌したあの言葉遣いもそれに拍車をかけていた。
「バックスタブ、バックスタブ、気配隠蔽、バックスタブ、バックスタブ」
クーリはなんと敵中央へと突っ込み、ゴーレムのみを狙った一撃必殺を行っていた。
淡々と仕事をこなす普段と同じように淡々とこなしていくその姿は、必〇仕事人のようであった。
さて、2人はというと…
「エクスプロードマイン!」
「ピアースアロー」
前衛がいないのに普通に無双していた。
まあ当然だよね。
なんたってシグレの妹達だもんね。
そんなこんなで、第二階層に蔓延っていたモンスターは30分ほどで消滅したのであった。
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
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(IDはあらすじにあります)
幾人かの鉱夫に挨拶したり、第二層に降りるための審査が終わり、一行は第二層へと降りてきていた。
目の前には岩の壁と小さな、しかし建付けのしっかりした扉があり、安全空間となっているようであった。
ブォォォォォォ!
洞窟内の反響音が第二層全体に鳴り響き、それに乗って何かが崩れる音が聞こえてくる。
「!?…こ、これは…」
そう言って戦闘態勢に入る2人に対し、ギルドマスターがその小柄な体に似合わない戦斧を担ぎながら前へと進んでゆく。
「ああ、説明してなかったっけ?
ここからは弱くてもモンスターの巣窟だ。気張れよ!」
そう言うとギルドマスターは扉を開け、奥へと進んでいった。
「魔法合成 フレイムトルネード!」
「スプレッドアロー」
扉を開けるとそこには土色が溢れていた。
見渡す限りモンスターしかいない空間。
真のモンスターハウスとはこういうことを言うのだろう。
奥を見通せないほど長く、第一層と同程度の天井と言う巨大な空間の床や壁、天井までもが様々な形状のゴーレムやパペットで埋め尽くされていた。
二人のはなった範囲攻撃も殆ど意味はなく、空いた隙間もすぐさまほかのモンスターが埋めていく。
「全員スイッチを入れろ。一体残らず、殲滅する」
真剣な声音でそう語るギルドマスターに全員がすぐさま返答し、戦闘は始まった。
「オラオラァ!やわ過ぎるんだよォ!
もっとつぇえのもってこい!」
ギルドマスターは戦斧のひと振りで100体以上のモンスターをなぎ倒していく。
狂気と笑いを貼り付けた顔で行われる虐殺はさながら無双ゲームのようで、戦闘が始まった瞬間変貌したあの言葉遣いもそれに拍車をかけていた。
「バックスタブ、バックスタブ、気配隠蔽、バックスタブ、バックスタブ」
クーリはなんと敵中央へと突っ込み、ゴーレムのみを狙った一撃必殺を行っていた。
淡々と仕事をこなす普段と同じように淡々とこなしていくその姿は、必〇仕事人のようであった。
さて、2人はというと…
「エクスプロードマイン!」
「ピアースアロー」
前衛がいないのに普通に無双していた。
まあ当然だよね。
なんたってシグレの妹達だもんね。
そんなこんなで、第二階層に蔓延っていたモンスターは30分ほどで消滅したのであった。
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