邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第百十九話 侵入:警備室
6章 玩具は盤上で踊る
「ここか…たしかに暗いな。先が見えない」
「魔法も本当に使えないようね」
「なら言われた通りスルーしよう。いくぞ」
「はーい」
「えー?お宝あるかもしれねぇし…ちょっとくらい…」
冷気を感じて部屋の扉だけ開けて、ミーティアが魔法が発動できないのを確認したハルバートはパーティーメンバーに中に入らない旨を伝え、進もうとするがまなふぃの返事を遮ってガラムが扉を開ける。
「バカ!こういうのには大抵…
ミーティアの言葉を遮ったのは警報音、ビーッ、ビーッと警報音が鳴り響き同時にアナウンスが流れる。
ー侵入警報、レベルレッド、Dー4『死体安置所』に侵入者アリ、職員は直ちに侵入者を撃退してくださいー
こういうえげつない罠があるのよ…」
「いたぞ!」
「生死は問わん!やれ!」
そう言って沈み込むミーティアに追い打ちをかけるかのように隣の部屋から白衣を着た男たちが出てくる。
やはり大事な施設である死体安置所にはしっかりと警備結界があるようである。
ちなみにシグレたちがこれに引っかからなかったのは廊下の時に使った魔力の膜があったからである。
この支部に使われている程度の結界では、初めからかけられていた、魔法を無効化するのは無理なのである。
やはり彼らは報われない…
『全員に通達!死体安置所に入るな!警報のレベルが上がってしまった!』
『まじかよ!』
『うわぁ…』
「あ、あそこそんなのあったんだ…」
「よく調べとらんかったからの…まああの結界一つじゃ有り余る死体の魔力を全部使いきれるわけないからのぅ」
「あ、また部屋がありますよ」
「また変な部屋じゃないといいけどね」
「じゃあ見てみますか」
そんなことを言いながらシグレは魔法を行使する。
「召喚・姿見えぬ怪異」
その言葉と同時に魔法陣が淡い光に包まれ、そして消滅する。
「成功したの?」
「ええ」
「だが、どうやって中の様子を覗き見るんじゃ?」
「今召喚したモンスターは薄い壁なら通り抜けられるうえに透明なので見つかりません、それを私が感覚共有して操れば…」
「感覚同調」
何時ぞやに取得した従魔との感覚共有スキルだが、どうやら召喚獣にも使えるようである。
まあ使えなくても同じような魔法があるので問題はないが…
「で、最後に…シンクロ・モニター」
三人の前に大きな白い板が生成され、そこに視覚共有しているシグレの見ている景色が映し出される。
「便利じゃな…」
「ねえナニコレナニコレ教えて!」
「静かにしてください」
「やめんか」
もはやテンプレとなったセフィロの脳天チョップはさておき、中に誰もいないようである。
「送還、状態付与:消音、どうしますか?」
その一言で部屋の中にいたはずの姿見えぬ怪異とモニターの白い板が消滅し、代わりに周囲から三人の声以外の音が消えた。
「突入するぞ」
「了解です」
扉をあけて中に入ると、でかでかとした文字で『警備室』と書かれていた。
「警備室みたいですね。ここ」
「結界の解除もできるようじゃな。そんな要に防護結界くらいしか貼らぬとはお粗末なものよ」
「まあここ警備室ですからアラームがなっても意味がないのはわかりますが…」
『警備室を発見、冒険者の地図によれば支部の作りは全部一緒じゃから死体安置所の近くにあるはずじゃ。
防護結界があってそのままだと入れんがお主らなら破壊できるじゃろう。
中には警報のONとOFFの切り替え装置や支部内の見取り図がある。そこを目指すんじゃ』
『おお、まじか!』
『了解!』
白い廊下は、まだまだ続く
作者のミスで公開順を間違えました…すいません!
はい、まだまだ支部攻略は続くよ
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
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「ここか…たしかに暗いな。先が見えない」
「魔法も本当に使えないようね」
「なら言われた通りスルーしよう。いくぞ」
「はーい」
「えー?お宝あるかもしれねぇし…ちょっとくらい…」
冷気を感じて部屋の扉だけ開けて、ミーティアが魔法が発動できないのを確認したハルバートはパーティーメンバーに中に入らない旨を伝え、進もうとするがまなふぃの返事を遮ってガラムが扉を開ける。
「バカ!こういうのには大抵…
ミーティアの言葉を遮ったのは警報音、ビーッ、ビーッと警報音が鳴り響き同時にアナウンスが流れる。
ー侵入警報、レベルレッド、Dー4『死体安置所』に侵入者アリ、職員は直ちに侵入者を撃退してくださいー
こういうえげつない罠があるのよ…」
「いたぞ!」
「生死は問わん!やれ!」
そう言って沈み込むミーティアに追い打ちをかけるかのように隣の部屋から白衣を着た男たちが出てくる。
やはり大事な施設である死体安置所にはしっかりと警備結界があるようである。
ちなみにシグレたちがこれに引っかからなかったのは廊下の時に使った魔力の膜があったからである。
この支部に使われている程度の結界では、初めからかけられていた、魔法を無効化するのは無理なのである。
やはり彼らは報われない…
『全員に通達!死体安置所に入るな!警報のレベルが上がってしまった!』
『まじかよ!』
『うわぁ…』
「あ、あそこそんなのあったんだ…」
「よく調べとらんかったからの…まああの結界一つじゃ有り余る死体の魔力を全部使いきれるわけないからのぅ」
「あ、また部屋がありますよ」
「また変な部屋じゃないといいけどね」
「じゃあ見てみますか」
そんなことを言いながらシグレは魔法を行使する。
「召喚・姿見えぬ怪異」
その言葉と同時に魔法陣が淡い光に包まれ、そして消滅する。
「成功したの?」
「ええ」
「だが、どうやって中の様子を覗き見るんじゃ?」
「今召喚したモンスターは薄い壁なら通り抜けられるうえに透明なので見つかりません、それを私が感覚共有して操れば…」
「感覚同調」
何時ぞやに取得した従魔との感覚共有スキルだが、どうやら召喚獣にも使えるようである。
まあ使えなくても同じような魔法があるので問題はないが…
「で、最後に…シンクロ・モニター」
三人の前に大きな白い板が生成され、そこに視覚共有しているシグレの見ている景色が映し出される。
「便利じゃな…」
「ねえナニコレナニコレ教えて!」
「静かにしてください」
「やめんか」
もはやテンプレとなったセフィロの脳天チョップはさておき、中に誰もいないようである。
「送還、状態付与:消音、どうしますか?」
その一言で部屋の中にいたはずの姿見えぬ怪異とモニターの白い板が消滅し、代わりに周囲から三人の声以外の音が消えた。
「突入するぞ」
「了解です」
扉をあけて中に入ると、でかでかとした文字で『警備室』と書かれていた。
「警備室みたいですね。ここ」
「結界の解除もできるようじゃな。そんな要に防護結界くらいしか貼らぬとはお粗末なものよ」
「まあここ警備室ですからアラームがなっても意味がないのはわかりますが…」
『警備室を発見、冒険者の地図によれば支部の作りは全部一緒じゃから死体安置所の近くにあるはずじゃ。
防護結界があってそのままだと入れんがお主らなら破壊できるじゃろう。
中には警報のONとOFFの切り替え装置や支部内の見取り図がある。そこを目指すんじゃ』
『おお、まじか!』
『了解!』
白い廊下は、まだまだ続く
作者のミスで公開順を間違えました…すいません!
はい、まだまだ支部攻略は続くよ
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