邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第九十七話 シグレ先生の料理教室

六章 玩具は盤上で踊る


「やっぱりそこまでいいアイテムは持っていませんよねぇ、五人分で聖水一ダースなのでそこまで期待してませんが。
あ、お兄さん野菜ください」

とまあ、こんな感じでシグレは戦利品を確認しながら当初の目的である料理スキルのレベル上げのために食材を買い集めつつ共同調理場に向かっていた。

「よし、ちゃんと空いてますね。」

そんなこんなで色々食材を買い集めて共同調理場にシグレが到着し、ドアを開けると、大量のプレイヤーが押し掛けてきた。

「どうしたら料理にバフがつくんだ!」

「教えてくれ!」

「なにかスキルでも必要なのか!」

矢継ぎ早に数十人が口々に教えを乞うてくる。

「いえ、分からないです」

シグレにとってはこれが真実なのだが、時として嫉妬は事実を捻じ曲げる。

「ハァ?何嘘言ってんだよ!知らねーわけねぇだろうが!」

周りからも「そうだそうだ!」などと援護の声が上がる。

「どう言われようとも私は何故なのかがわかりません。私こそ料理人でもないのになんでこんなことになっているのか知りたいですよ。それでは失礼します」

そう言ってシグレは人波をかき分けて奥の個人調理室へと向かおうとするが呼び止めるものが1人。

「おい!まてよ!何逃げて…」

「うるさいですよ」

しかし引き留めようとした男の言葉が最後まで紡がれることは無かった。

男の体から植物が芽吹き、食人植物なのか今にも男を頭から丸呑みにしようとその大きな口を開いていたからである。

数秒の沈黙

「こ…これは…」

「料理してるのを見るくらいならいいですが過剰な口出しや邪魔はご遠慮願います」

「わ、分かった、じゃあ見学だけでいいからさせてくれ」

震える声で返答した男に対し、

「ええ、それは歓迎しますよ」

シグレは人が変わったような笑みでそう返答した。

ちなみに今回は猪肉と大根もどきを使ったなんちゃって甘辛煮である。

料理はシステムによりかなり簡略化されているが、それでも調味料(もどきともよべないが)などの分量やら材料の量は自分ではからなければならないため、そこなど質問攻めにされつつ、煮込んでいる時間にほかの料理を作ったりして急遽開催されたシグレ先生の料理教室は終了した。

もちろんなぜバフがつくのかを解明できたものはおらず、またいつものイラつく運営のコメントが料理には付いているのであった。

ー料理がレベルアップしましたー
ー料理がレベルアップしましたー


はい、お料理回です

植物は召喚術のやつです。
本来は待ち伏せのトラップ型モンスターなのですが魔法改変色々いじって人体にいきなり発生するようにしています。

料理の鑑定結果ドン

猪肉と大根の甘辛煮 ☆3 品質SS

猪肉と大根がたっぷり使われた甘辛煮

STR上昇5% VIT上昇5%

運営:飯テロやめれ…
   よだれが止まらねぇよ…(ダラダラ)
  

猪肉と大根の甘辛煮 ☆2 品質B

猪肉と大根が大量に使われた甘辛煮

運営:脂を減らしてくれないと、ねぇ?
   ふーん

イラッ☆と書いてて思った

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コメント

  • ノベルバユーザー208197

    誤字報告 シグレ人が変わったような笑みで返答した。→シグレは人が変わったような笑みで返答した。
    メシテロヤメロ(瀕死

    1
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