邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第七十二話 闘技大会本選 4

5章 蹂躙


ミスミドVSファラデル

リングの上で向かい合う2人は両方ともドワーフの大盾使いのようですね。泥仕合になりそうな予感が…

「さあ5戦目始めるぞ!今回のカードはこの二人!ミスミドVSファラデルだぁあぁ!両者とも高いVITをいかして攻略組の肉壁となっているこの二人!どちらが勝つのか!それでは5戦目、開始ぃいぃぃ!!」

今回は開始直後に誰かが動くことはなく二人とも盾を構えながら少しづつ相手に近づいて行きます。

「「『タックル』!!」」

「「『受け流し』!!」」

全く同じタイミングで同じ武技を使いましたが両者ともに盾で受け流してダメージはゼロです。

「フッ…やるな」

「そっちこそ」

「では、本気で行くぞ!!」

「おう!」

本気になるの早すぎやしませんかね?

「「『シールドバッシュ』」」

「「『大防御』」」

「「『スタンブロウ』」」

「「『受け流し』」」

「「『シールドブロー』」」

仲がいいかのように全く同じタイミングで全く同じ武技を使っていた二人ですが先ほどのシールドブローによって同じくらいのダメージが入り、ふたりのHPは残り8割になっています。

「「『シールドブロー 』」」

「「『シールドアンカー』」」

「「『タックル』」」

と、そこで異変が。

これまで同じ武技しか使わなかったため全く同じ減り具合だったHPがファラデルさんの方だけ1割ほど削れていました。

ミスミドさんの右手を見ると白い短剣がその手には握られていました。

犬王の牙剣   ☆2  攻撃力12
犬王の牙を使った短剣。高い耐久力と攻撃力を持つ

なるほど、これでファラデルさんにダメージを蓄積させるつもりですか。

そうしていると短剣を持ったミスミドさんに対してファラデルさんが突っ込んで行きます。

油断していたミスミドさんが気づけるはずもなく…

「『シィィィルドバァァァッシュ』!!」

「ツッ! !『大防御』!!」

ミスミドさんはなんとか防ぎますが無理に防いだ代償として盾を持つ腕が動かせなくなっています。

通常モンスターなどの攻撃を無理な体制でガードした場合は代償としてデバフの「硬直」がつき腕をうごかせなくなってしまう。もちろんそれはミスミドも知っているし、気をつけていた。だが、短剣により自分が優位に立ったという現実に起因する油断とファラデルの全力の突進に虚を突かれ動けなくなってしまっていた。

腕が動かせなくなったミスミドさんにファラデルさんは容赦なく武技を叩き込みます。

「『シールドスマッシュ』!!」

吸い込まれるように硬直するミスミドさんの頭にファラデルさんの大盾が接触したのちにリングに立っていたのはファラデルさんだけでした。

「終〜〜〜〜〜了〜〜〜〜〜盾男同士の熱き戦いを制したのはぁ〜〜〜〜〜。ファラデルだぁーーーーー!」

さて次で一回戦最後ですね。

6戦目

暁VSフブキ


AMOでは盾にも攻撃スキルがあります。

盾スキル解説
タックル→つっこむ
シールドバッシュ→タックルより短い距離つっこむ。その分威力は高い
大防御→発動後1秒だけVIT1.5倍
シールドアンカー→一定以下のダメージのノクバ無効
受け流し→攻撃を受け流す
シールドブロー→盾で殴る。超脳筋
スタンブロウ→相手に一秒間だけ「硬直」を付与する

最後の一撃、表現規制なかったら頭が半分に割れて脳漿が飛び出してるんですよねぇ…(グロ中尉)

お食事中の方すいません

訂正
闘技大会五位
シル→雲耀

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