邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第三十六話 発見

3章 イベントとその先


とりあえずテントを片付けて二人と一緒に出発する。

鬱蒼と茂る木々の合間を縫って歩き、途中で薬草採取などもしながら一行は進んでいく。

数十分後

ー採取がレベルアップしましたー
ー採取がレベルアップしましたー
ー剣術がレベルアップしましたー

戦闘や採取をしていたらスキルレベルが上がったようである。

森林のより鬱蒼とした部分に一行は踏み入っていく。

茂る木々により木漏れ日が少なくなり、所々に虫のような魔物が出現し始める。

明らかに環境が変わったことがわかり、シグレは新たな素材を期待しながら採取などを進める。

 どうやら森林奥地ではマナポーションの素材である魔香草や中級ミドルポーションの素材になる治癒草が多いようである。
ちなみに採取に関しては引き抜くのではなく魔力操作の練習の一環で魔力でシャベルを作って掘っている。
思いつきで始めた方法なのだが、薬草が最高品質になった上にスキルも獲得することが出来た。棚ぼたである。

ー魔力操作がレベルアップしましたー
ー魔力武具化を取得しましたー

魔力武具化 自分の魔力をイメージした形に圧縮することでその形の物体を作る(武具じゃなくても可)
大きさと耐久力や出せる数は使うMPに依存する

魔香草  ☆1 品質SS
魔力を回復する草、調合で回復量が上がる
根まで丁寧に掘られているため、品質が高い

治癒草 ☆2 品質SS
体力を多めに回復する草、調合で回復量が上がる
根まで丁寧に掘られているため、品質が高い

「よくそんなんできるなお兄さん…」
「さすがはお兄さまです!」

そんなこんなで採取していると、スライムが何かに追われたように逃げてきた。
「タスケテ!」
万能言語でスライムの言葉を理解したシグレはすぐさま戦闘態勢をとる。

ウルフ
狼、獰猛で肉食、群れると怖い

スライムとシグレの距離は走ったところで間に合わないくらいには遠い、しかし、この世界にはスキルが存在する。
瞬間、世界が歪む。
加速 改による加速により世界が引き伸ばされ、シグレの速度は加速する。
本来ならば認識速度などは上昇しないため制御が難しいのだが今回の加速程度ならば修行を積んだシグレにとっては遅いくらいである。
なにせシグレは、現実ではシューターズハイ、もしくはターボモードと呼ばれる己の体感時間を限りなく遅くすることが出来るのだから。

「止まってください、なんでこの子を追い回していたんですか」

「ああ、俺らにはもう食いもんがないんだ、スライムですら食べなきゃいけないんだよ」

「そうですか、それなら力になれるかもしれません」

「本当か?」

ー『狼の宴』が発生しました。受託しますか?ー

当然Yes、達成条件は狼に料理を振る舞うことのようだ。

「そういえば、森の中で不審な洞窟を見かけませんでしたか?」

「いや、俺は見てないけど長が確かそんなこと言ってたぜ」

「なるほど」

「俺らの集落へ案内するぜ、ついてこい」


少しずつ事件の真相へ近づいて行くシグレ一行、待ち受けるのはなんなのか?

シューターズハイ、もしくはターボモードとは、一つの事象に対して異常なまでの集中を見せた場合、流れる時間がゆっくりに見える。という現象です。
一般的に知られているのは走馬灯でしょうか。
因みにシューティングゲームの達人はこの状態になる人が多いそうな。
(クロシヲも一度だけなりました)

すいませんここら辺作者の記憶力不足で投稿日がおかしいかもしれません

フォロー数が100を超えました!皆様のご期待に応えられるようこれからも頑張ります!

クロシヲが手を怪我したためしばらくストックが更新されますが最悪更新が止まってしまうかも知れません
何卒御容赦ください


誤字脱字等ございましたらコメントしていただければ幸いです

コメント

  • ノベルユーザー126556

    皐月が○○科高○○劣○生の○雪に見えてきたw

    1
  • レイ・ブラドル・ドラニス

    誤字報告
    治癒草の方で根まで丁寧に掘られているため、

    1
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