紅鯨

ノベルバユーザー162616

路上漫才

ネタも漫才もなかなか出来て来たので、お客さんの前で笑わせれるのか試してみたいとマリに相談した。マリはいいけどあっくん場所は?ともっともな事を言ってくるので街の駅前の路上で漫才とかは?と思いつきで言ってみた。マリは、「あっくん、それ神的発想だよ!」と謎の発言をしたが、嬉しかった。正直俺はマリにまた恋をしていた。マリの方はわからないが。マリのショートヘアが揺れる風で。そんな所まで見てしまう俺がいる。
マリは「あっくん路上漫才どうせならこの街一番のK駅前でやろうよ、明日。」ボーっとマリを眺めていた手塚は「うん、そうだな。」と超生返事で会話をした。
流石にマリはイラっとして「真剣にやる気あるの?紅鯨優勝するんでしょ!」と強めに手塚に言った。手塚は路上漫才の意見は賛成で何の問題も無いのだか、マリの事が好きすぎて漫才になるか不安だった。
案の定次の日の路上漫才は噛み倒しネタは飛びスベり倒して地獄も地獄で泣きそうだった。怖かった、笑わせるのがこんなに怖くなるとは、でもマリは俺がどんなにミスをしてもフォローしてくれて助けてくれた。終わった後も笑顔で反省会をした。
ますます手塚はマリの事が好きになっていくのであった。

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