イセカマジックストーリー《異世界×オカマ×魔法》
20王都へ
ダンジョンを抜けると遠くに王都が見えた。そこへ続くように整備された道がのびている。
こんな整備するならダンジョン抜けなくても真っ直ぐ行けるようにしてくれればいいのに…。まあ、たしかに時間は短縮できたけど。
そんなことを考えていると、ネロがフードつきのコートを差し出してきた。
「これで顔隠してなさい。王都には防衛軍の人が沢山いるわ。まあ、まだあなたの似顔絵は届いてないだろうけどね。」
…え?
「まって!それって指名手配ってこと!?王都では安全にくらせるんじゃないの?」
ネロは大きなため息をついた。
「誰がそんなこと言ったの?思い込みも甚だしいわ。王都へは冒険者登録をしに行くだけ。」
「冒険者登録!?」
なんだそれ!ここまでのモチベーションを返して!
「ええ。ギルドはロームにもあったんだけどね。登録は王都でしかできないの。」
「そんなこと聞いてるんじゃないよ!」
またも大きなため息をつくネロ。そんな彼女を見かねたウィルが1から10まで教えてくれた。
冒険者登録をしておくとギルドのある街ならどこでもそこの施設に宿泊できるらしい。もちろんお金はかかるようだが。だが、逃亡中の身ならたしかに登録しておくべきだろう。
「えーっと、登録した後は何をするの?」
「うーん。とりあえず別の街に行くしかないわね。」
…また移動か…。
「姉ちゃん、サラ。今はとりあえず王都を散策しようよ!僕行ってみたかったんだ!」
ここ1週間でいちばん目をキラキラさせているウィル
を見た気がする。そんなウィルを見てネロは目がトロントロンになっている。癒されているのだろうか笑
こんなネロも久しぶりに見た。
「そうね、登録が済んだら少し遊んでみましょうか。」
可愛い弟に喜んでほしいのだろう。こうして見ると、ずっと一緒にいる姉弟に見えてくる。微笑ましい。
嬉しさのあまりウィルが走り出した。彼を追いかける形で王都に向かうことになった。
はぁはぁ…。ウィル速すぎ…。というか、走りにくい。王都では違う服を買おう。お金も持ってるだろうし…。って、お金!バッグ置いてきちゃった!?え、嘘でしょ?
「ネロ。私のバッグって持ってきてたりは~…?」
ネロが呆れた顔で答える。
「持ってきたわよ、一応。あなた絶対忘れてると思ったから。でも、何が入ってるの?かなり軽いみたいだけど。」
「ありがとうネロ!多分地図とお金がはいってるの。良かったぁ。」
「お金?こんなに軽いお金って、いくらも持ってないんじゃない?」
「え、そんなことはないと思うけど…。」
いや、あのバカ神のことだ。どうせミスって言ってチ◯ルチョコ1個分くらいしかないんだろうな…。
バッグを開いて地図以外のものを探してみる。なぜかハンカチとティッシュが入っている。いらん心遣いだ。問題はお金なのだが…。
あ!と思ったが、入っていたのは金貨1枚のみだった。しかも裸で。
「これ1枚しかなかった。全然持ってなかったよ笑」
「え!金貨1枚!」
ネロはかなり驚いている。そこまで驚くのは失礼なんじゃないか? 
「そんなに驚かなくたっていいじゃない?」
「そりゃ驚くわよ!それ1枚あれば家3軒は変えるわよ!」
……え?
こんな整備するならダンジョン抜けなくても真っ直ぐ行けるようにしてくれればいいのに…。まあ、たしかに時間は短縮できたけど。
そんなことを考えていると、ネロがフードつきのコートを差し出してきた。
「これで顔隠してなさい。王都には防衛軍の人が沢山いるわ。まあ、まだあなたの似顔絵は届いてないだろうけどね。」
…え?
「まって!それって指名手配ってこと!?王都では安全にくらせるんじゃないの?」
ネロは大きなため息をついた。
「誰がそんなこと言ったの?思い込みも甚だしいわ。王都へは冒険者登録をしに行くだけ。」
「冒険者登録!?」
なんだそれ!ここまでのモチベーションを返して!
「ええ。ギルドはロームにもあったんだけどね。登録は王都でしかできないの。」
「そんなこと聞いてるんじゃないよ!」
またも大きなため息をつくネロ。そんな彼女を見かねたウィルが1から10まで教えてくれた。
冒険者登録をしておくとギルドのある街ならどこでもそこの施設に宿泊できるらしい。もちろんお金はかかるようだが。だが、逃亡中の身ならたしかに登録しておくべきだろう。
「えーっと、登録した後は何をするの?」
「うーん。とりあえず別の街に行くしかないわね。」
…また移動か…。
「姉ちゃん、サラ。今はとりあえず王都を散策しようよ!僕行ってみたかったんだ!」
ここ1週間でいちばん目をキラキラさせているウィル
を見た気がする。そんなウィルを見てネロは目がトロントロンになっている。癒されているのだろうか笑
こんなネロも久しぶりに見た。
「そうね、登録が済んだら少し遊んでみましょうか。」
可愛い弟に喜んでほしいのだろう。こうして見ると、ずっと一緒にいる姉弟に見えてくる。微笑ましい。
嬉しさのあまりウィルが走り出した。彼を追いかける形で王都に向かうことになった。
はぁはぁ…。ウィル速すぎ…。というか、走りにくい。王都では違う服を買おう。お金も持ってるだろうし…。って、お金!バッグ置いてきちゃった!?え、嘘でしょ?
「ネロ。私のバッグって持ってきてたりは~…?」
ネロが呆れた顔で答える。
「持ってきたわよ、一応。あなた絶対忘れてると思ったから。でも、何が入ってるの?かなり軽いみたいだけど。」
「ありがとうネロ!多分地図とお金がはいってるの。良かったぁ。」
「お金?こんなに軽いお金って、いくらも持ってないんじゃない?」
「え、そんなことはないと思うけど…。」
いや、あのバカ神のことだ。どうせミスって言ってチ◯ルチョコ1個分くらいしかないんだろうな…。
バッグを開いて地図以外のものを探してみる。なぜかハンカチとティッシュが入っている。いらん心遣いだ。問題はお金なのだが…。
あ!と思ったが、入っていたのは金貨1枚のみだった。しかも裸で。
「これ1枚しかなかった。全然持ってなかったよ笑」
「え!金貨1枚!」
ネロはかなり驚いている。そこまで驚くのは失礼なんじゃないか? 
「そんなに驚かなくたっていいじゃない?」
「そりゃ驚くわよ!それ1枚あれば家3軒は変えるわよ!」
……え?
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