イセカマジックストーリー《異世界×オカマ×魔法》

毛玉毛糸

5魔法

「ごめんね、姉ちゃんやっぱり人見知りしちゃうみたいで。」

苦笑いでウィルが言った。

「ううん、大丈夫。いきなりお邪魔しちゃったのはこっちだから。」

「じゃあ、とりあえず上がって。」

リビングに案内された。

「テキトーに座っといて。お茶用意するから。」

「いや、お構い無く…ってもう煎れてるのね笑」

2つのカップを乗せたお盆をもってウィルは座った。カップからは湯気がたっている。

「どーぞ。」

「ありがとう。あのさ、突然なんだけど、ウィルって魔法使えたりするの?」

ウィルは顔をしかめた。流石に突然すぎただろうか。

「使えるよ。っていうか、魔法って義務教育じゃん。サラは使えないの?」

え!そーなの!とは流石に言えず、必死に言い訳を考える。

「えと、家の事情で学校には行けなくて…」

なんかそれっぽい理由が思い付いた。

「そーなんだ。魔法使ってみたいの?」

「う、うん。教えてくれたりは~…」

「いいけど、教えるなら姉ちゃんの方が上手いんだよね。聞いてみる?」

う、うぅ…あの女性は絡みにくそうだしなぁ…

「そ、そっかぁ。一応聞いてほしいけど…」

「じゃあ一回言ってみるよ。」

ウィルは立ち上がって廊下に出て、奥の部屋の方へ向かった。

断られる気しかしない…かなり警戒してたしなぁ。

お茶をすする。温かくて美味しい。久しぶりに美味しいものを口にした気がした。

少ししてウィルが戻ってくる。

「姉ちゃん、嫌だって。本当ごめんね。あの人、コミュニケーションが苦手なんだ。でも、初等魔法の教科書は借りてきたからさ、僕でよければ教えるよ。」

やっぱりかぁ…少しくらい話せるようにならないとウィルがいないときどーすんだよ!

「ううん、いいの。こちらこそごめんね。色々手間かけさせて。」

「いや、僕も人に頼られるのは嫌いじゃないからいいよ。とりあえず、これ読んでみて。」

表紙をめくる。こうして私の魔法特訓が始まった。

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