イセカマジックストーリー《異世界×オカマ×魔法》
2再開
「ま、眩しい…」
毎朝第一声が同じな気がするが、今日に関しては少し違った。いつも聞いている自分の声が、高くなっていた。驚いてすぐに目が覚めた。
「アーアー。」
本当に女の子みたいな声だ。うん、かわいい!声を聞いただけで胸が高鳴る。弾む胸を触ってみる。
むにっ
うん、物理的にも弾む。素晴らしい!そして最後に股間を触ってみる。
「慣れないな。」
今まで20年弱ぶらさがっいたはずのモノがないのはすごく違和感がある。しかし、新鮮でもあった。
「本当に女の子になったんだ!アハッアハハハッ!」
テンションが上がりすぎて端から見たら気持ち悪いが、そんなことはどうでもいい。願いが叶ったのだから。
「アハハハッ!あ、そーいえば顔、顔見たいな!」
正気に戻るとどうやら俺は森の中にいるらしい。周りには木々が生い茂っている。鏡になるようなものはどこにもない。
「あ、そーだ。」
ジオから受け取ったネックレスが首に着いているのに気付いた。
「ジオ、聞こえる?」
(なんだい?)
ジオの声は脳内に響いている気がする。
「って、目の前に出てきてくれるとかじゃないんだ。」
(担当外の場所に行くのは規則違反だからねぇ)
いや、今まで気にしてなかったろ規則とか。
「んでだ、この辺のマップとかない?」
(後ろに小さめのバッグはないかい?)
振り返る。
「うん、ある。この中に入っているのか?」
(そー。マップは丸めてあるよ。現在地を知りたかったら『現在地』ってマップに向かって言ってみてくれ。)
バッグからマップを取り出し広げる。
「あ、うん。現在地」
マップに赤い点が浮き上がった。
(その点が君だよーん。)
「おお、すごいな!これ、どんな仕組みなんだ?」
(魔法だよ。詠唱無しでできる魔法の1つだよ。)
「え、今の魔法なの!?なんか、しょぼくないか?」
(魔法はそれだけじゃないよ。街に行けば魔法の説明書があるはず。誰でも使える魔法、詠唱無しで発動可能な魔法、各属性の魔法、いろいろ載ってるから参考にするといい。)
「他にも俺の経験に関係しなくても使える詠唱無しの魔法なんてあるのか?」
(かなり簡単なモノしかないけどねぇ。あと、その容姿で『俺』はないんじゃない?君はもう女の子なんだ。)
「そ、それもそうだな。慣れないな、私とかは笑」
(君の第二の人生は始まったばかりだ。焦らなくていい。そろそろいいかい?僕は眠い。)
テキトーかよ…
「あぁ、ありがとう」
そう言うとジオの声は聞こえなくなった。
マップを見ると近くに川があるみたいだ。行ってみよう。立ち上がって一歩踏み出す。俺…いや、私の人生の第一歩を。
毎朝第一声が同じな気がするが、今日に関しては少し違った。いつも聞いている自分の声が、高くなっていた。驚いてすぐに目が覚めた。
「アーアー。」
本当に女の子みたいな声だ。うん、かわいい!声を聞いただけで胸が高鳴る。弾む胸を触ってみる。
むにっ
うん、物理的にも弾む。素晴らしい!そして最後に股間を触ってみる。
「慣れないな。」
今まで20年弱ぶらさがっいたはずのモノがないのはすごく違和感がある。しかし、新鮮でもあった。
「本当に女の子になったんだ!アハッアハハハッ!」
テンションが上がりすぎて端から見たら気持ち悪いが、そんなことはどうでもいい。願いが叶ったのだから。
「アハハハッ!あ、そーいえば顔、顔見たいな!」
正気に戻るとどうやら俺は森の中にいるらしい。周りには木々が生い茂っている。鏡になるようなものはどこにもない。
「あ、そーだ。」
ジオから受け取ったネックレスが首に着いているのに気付いた。
「ジオ、聞こえる?」
(なんだい?)
ジオの声は脳内に響いている気がする。
「って、目の前に出てきてくれるとかじゃないんだ。」
(担当外の場所に行くのは規則違反だからねぇ)
いや、今まで気にしてなかったろ規則とか。
「んでだ、この辺のマップとかない?」
(後ろに小さめのバッグはないかい?)
振り返る。
「うん、ある。この中に入っているのか?」
(そー。マップは丸めてあるよ。現在地を知りたかったら『現在地』ってマップに向かって言ってみてくれ。)
バッグからマップを取り出し広げる。
「あ、うん。現在地」
マップに赤い点が浮き上がった。
(その点が君だよーん。)
「おお、すごいな!これ、どんな仕組みなんだ?」
(魔法だよ。詠唱無しでできる魔法の1つだよ。)
「え、今の魔法なの!?なんか、しょぼくないか?」
(魔法はそれだけじゃないよ。街に行けば魔法の説明書があるはず。誰でも使える魔法、詠唱無しで発動可能な魔法、各属性の魔法、いろいろ載ってるから参考にするといい。)
「他にも俺の経験に関係しなくても使える詠唱無しの魔法なんてあるのか?」
(かなり簡単なモノしかないけどねぇ。あと、その容姿で『俺』はないんじゃない?君はもう女の子なんだ。)
「そ、それもそうだな。慣れないな、私とかは笑」
(君の第二の人生は始まったばかりだ。焦らなくていい。そろそろいいかい?僕は眠い。)
テキトーかよ…
「あぁ、ありがとう」
そう言うとジオの声は聞こえなくなった。
マップを見ると近くに川があるみたいだ。行ってみよう。立ち上がって一歩踏み出す。俺…いや、私の人生の第一歩を。
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