異世界破壊のファートゥム

蒼葉 悠人

28話 始まる戦い

 「動き出す出した」

 「ええ、動き出しましたね。」

 「動いてしまいましたね。」

 「始まってしまう。また。」

 「よお、最悪の魔女ども。」

 「お前は。どうしてここにいる。」

キテラがすごい表情で祐太を睨む。

 「そうカリカリすんなよ。」

祐太が手のひらをゆっくりと下に下げると魔女たちは全員ひれ伏した。

 「お前私たちに何をした!」

 「何もしてねえよ。今のお前らが俺より弱いって証拠だろ。」

 「パンドラの箱の中にさえいなければ。」

 「ここまで来るのに結構時間使っちまったぜ。」

魔女の一人が祐太に尋ねる。

 「この鍵を争う戦い、貴方も参加するのですか?」

 「あぁ、そのつもりだぜ。俺を含む12人全員で参加させてもらう。」

キテラが祐太の魔法を解除し頬を一発殴る。

 「あんたらの好きにさせてたまるかよ。」

祐太がキテラを睨み付けるとたちまちキテラは遠くに吹き飛ばされる。

 「あんたら7人が何をしようが所詮は箱の中何もできやしねえよ。」

 「12星座ごときがアルカナに勝てるとでも。」

 一人の魔女が祐太に反撃をする。

 「だから、そうカリカリすんなって言ってるんだよ!」

魔女に容赦なく雷の魔法を放つ。
7人の魔女たちは全員なすすべもなく倒れる。

 「そこでおとなしく寝てろ。今回はただの報告だよ。これから戦争が起きるぞってな。まぁ、楽しみにしてろよ。お前らをこの中から出してやるのはこの俺レオ様だからな。」

時は少し進む。

リオンが俊哉に大切な話かをするからと二人になれるようにとある店で集合をかけていた。

 「すいません。リオンさん。遅れました。」

 「いや、いいよ。よく来てくれたね。」

リオンに呼び出された俊哉は早速呼び出した内容について聞く。

 「俺たち白魔術師団はこれから黒魔術師団を殲滅しにいこうかと思っている。」

唐突な話に理由を聞きたがる俊哉。

 「最近黒魔術師団の動きが活発になっていてね。オルガン様から目的が達成される前に始末しろと言われてね。」

 「それで、どうしてそんな話を俺に?」

 「よかったら君にも手伝ってほしい。」

その言葉を言ったら出てくるように予め話し合っていたかのようなタイミングで沢山の人たちが近寄ってくる。

 「彼らは白魔術師団の団員たちだよ。」

 「クレハって言います。能力は体の強度を自在に変えれます。」

 「俺はリクオ。能力は百発百中の狙撃」

 「私はソニア。能力は物体の大きさを自由に変えることができます。」

 「僕はコナン。能力は銃を作り出す能力。」

 「俺の名前はハルク。能力は隠密。」

 「彼らは皆団長クラスの強さだ。こいつらと共に戦ってはくれないだろうか?もちろんあきも参加するよ。」

すぐに決めることが出来なかった。何せまた命のやり取りを行うなんて俊哉には重かったからだ。

 「すぐにとは言わない。作戦の実行は明日。来る気が合ったら来てくれないか。」

そう言って帰っていくリオンたち。
その後は特に何もなく一日を終えた。
キテラに戦いの相談をし、啓吾と晋次と学園生活を送りまた異世界へ。

王都、バグローズにて。

 「お前ら!これより黒魔術師団に攻めにいく。」

白魔術師団は団長と、その部下、兵士たちを含め多くの数が集まっていた。

 「死人が出てくるのは確実な戦いだ。嫌々でも来てくれてありがとう。だが心配するな。俺が!できる限りでお前らが死ぬような攻撃は防いでやる。存分に暴れろ!」

いつもとは雰囲気、しゃべり方が違うリオンに驚く。
リオンが俊哉に気づき話かけてくる。

 「俊哉くん結局どうするかは決まったかな?」

 「すいません。僕にはあんな戦場はもう…」

 「そうか。わかった。すまないね。つらい質問をさせて。」

リオンたちの出発を見送り俊哉は優花の元に向かった。

 「俊哉さん。戦いって言うのは必ず死者が出ます。そのリオンって人が必ず帰ってくるって保証もない。」

 「だから、俺は王都で…」

 「俊哉さんあなたは確実にどの能力者よりも強い。戦場だって操作するほどの力がある。貴方なら助けれる命だってある。」

 「俺はそんなに強くない。この前だって入り口で足が止まって。」

俊哉の脳裏には要塞での悲惨な光景がこべりついていた。

 「俊哉さんは私に何かあったら助けてくれますか?」

 「そんなの当たり前だろ!」

 「どうして助けてくれるんですか?」

 「それは…優花が俺の大切な人だから。」

 「リオンさんは大切な人ではないのですか?」

何かに気づいた俊哉。

 「俺のリオンさんに死んでほしくない。
あきさんにも死んでほしくない。」

 「なら、することは1つしかありませんね。」

にっこりと笑う優花にお礼をいいリオンの元に向かった。


 「ノア様。どうやらバグローズの兵士どもがこちらに向かってきているそうです。」

 「そうか。なら、全員戦力で迎えてあげよう。ピクシスお前は全員を急いで集めるんだ。」

 「あきですか。その人だけは私が相手しましょう。恋敵の予感がしますわ。」


バグローズに戻った俊哉は早速リオンを追いかけることにした。
が、その途中屋根がオープンになっている馬車に乗った王子と呼ばれている男と合う。

 「お前が俊哉か俺のは前はニコラス。まあ、お前の命を取りに来た人間だ。」


 「お前たちあれはヤバい。早く逃げろ。別ルートで進め。こいつは俺が相手をする。」

 「洞窟での借りここで返してあげますよ。」

リオンとリーゴがぶつかる。

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