異世界破壊のファートゥム
8話 もう一人の異世界人
 「お帰りー。今回はやばかったね。死にかけちゃって。」
いつの間にかキテラが目の前にいた。リオンから前任者の話を聞き能力のことがさらに謎になってしまい考えれば考えるほど深みにはまっていった俊哉は自分でも気づかないうちに寝ていたのだろう。
 「なあ、キテラ。俺の能力って…」
 「それはまだ内緒。リオンて人が教えてくれたんでしょ?」
 「じゃあ、やっぱり俺の能力はお前の…」
 「半分正解かな。もう半分は違うよ。それにその能力は私からのプレゼントだよ。」
 「どういうことだよ?」
 「そのうちわかるよ。そのうち。」
 そう言うとキテラは笑いながら俺を現実世界に戻していった。
―――――――――――――――――――――――
 「あと少し、あと少し俺らに近づいて来てくれれば。」
 「そんなに急いじゃダメだよ。俊哉だって一生懸命頑張ってるんだから。」
 「でも、早く来てくれないと 」
――――――――――――――――――――――――
 起きるとそこは現実世界だった。スマホの電源つけて日にちを確認するとやっぱり一週間が過ぎていた。
 「お兄ちゃーん、学校ー!」
妹の声を聞き少し安心した。
いつものように学校を終わらせて帰ろうとした時だった。向かい側から女子生徒が歩いてくる。
 「イレギュラー。いや、チートと言うべきね。」
過ぎ去る途中小声で一言だけ言ってどこかに歩いて行ってしまった。
「独り言いう人とか久しぶりに見たわ。つかめっちゃ可愛かったなあの子。あんな子この学校にいたっけ?先輩とかかな?」
そのあと何事もなく今日一日が終わり眠りについた俊哉はいつものように異世界に行った。何度か同じことをすると人は慣れるのだろう。もう異世界れへ行くのが当たり前のようになっていた俊哉はなにも思わず異世界に行く。
目を覚ますと泊まっていた宿にいた。
 「もう、ゲームのセーブだなこれ。」
異世界生活もだんだんとなれてきたと同時に俊哉はこの異世界生活をゲームのように考えるようになっていた。
 「さて今日は何をしようか。」
今日することを考えているとリオンが部屋にやって来た。
 「おはよう。俊哉君そろそろ出発しようと思うんだけど。」
リオンと共に再びオーラの街に向かう旅が始まる。
道なりにそって歩き数時間がたつ。
 「ついたよ。ここがオーラの街だ。」
そこには沢山の人がいた。RPGゲームで一度は出てくるだろう大きな町だ。町の奥には大きな城もあり、貴族がいてもおかしくなさそうだった。
 「早速だけど僕の所属している護衛団に顔を出しに行こうか。」
リオンに言われるまま歩いていき城の中に入る。そして護衛団が訓練している訓練所まで一直線に向かう。
そこには数多くの護衛団が訓練をしていた。
木刀をもち素振りをしているものもいれば、射撃の練習をしている者も。
 「みんな集まってくれ。紹介したい人がいる。」
リオンの一言で団員が全員集まってくる。
 「お疲れ様です。リオンさん。」
団員がリオンに話しかけている。みんなリオンに敬語を使っている。
 「リオンさんってもしかしてだいぶ上の立場なんですか?」
 「ああ、一応これでも団長をやらしてもらってるよ。」
 「みんな、この人は俊哉って言ってね。みんなのように強くなりたいそうだ。だから修行に誘った。みんないろいろ教えてあげてくれ。」
 「リオンさんはまたそうやって勝手に…
まぁ、もうなれたからいいですけど。
よろしく俊哉君。」
慣れたってなに?と思いながらも温かく歓迎してくれる団員たちに挨拶をする。
 「俊哉君僕は王に今回の報告があるからこれで。みんなにいろいろ教えてもらうんだよ。」
そう言ってリオンは去っていった。
団員の一人が俺に話しかけてくる。
 「あの人たまに気にいった人を見つけると俺らになにも言わないで連れてきては修行につれてくるんだよ。あそこにいる女の子もその一人だよ。」
女の子もいるんだと思い、回りを見ていると、ちらほらと女の人も男の人に混じって修行をしていた。
 「ほら、あの子。あの子もリオンが連れてきた一人。」
団員の一人が教えてくれた子を見てみる。そこにはどこかで見たことのあるような顔の人がいた。
 「あきちゃん、こっち来て。」
そういわれ女の子がこっちに近づいてくる。
 「イレギュラーですか。弱いくせに調子に乗ってる人は嫌いなんで。」
そう一言言って修行にもどって行った。
 「イレギュラーって…
その単語どこかで聞いたような…。」
 「あぁ〜〜〜〜〜!」
 
俊哉はふと思い出した今日学校の帰りにすれ違った女の子と同じ顔を。
 「君!もしかして今日学校で。」
 「覚えていたんですね?弱い人に覚えてもらってもなんも嬉しくないですけど。記憶から消してくれて構いませんよ。」
 「君どうしてここに?」
 「弱いくせに強者に質問ですか?図々しいですね?まぁ、いいでしょう。私もあなたと同じ、異世界に来た。って立場の者なんですよ。」
 
いつの間にかキテラが目の前にいた。リオンから前任者の話を聞き能力のことがさらに謎になってしまい考えれば考えるほど深みにはまっていった俊哉は自分でも気づかないうちに寝ていたのだろう。
 「なあ、キテラ。俺の能力って…」
 「それはまだ内緒。リオンて人が教えてくれたんでしょ?」
 「じゃあ、やっぱり俺の能力はお前の…」
 「半分正解かな。もう半分は違うよ。それにその能力は私からのプレゼントだよ。」
 「どういうことだよ?」
 「そのうちわかるよ。そのうち。」
 そう言うとキテラは笑いながら俺を現実世界に戻していった。
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 「あと少し、あと少し俺らに近づいて来てくれれば。」
 「そんなに急いじゃダメだよ。俊哉だって一生懸命頑張ってるんだから。」
 「でも、早く来てくれないと 」
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 起きるとそこは現実世界だった。スマホの電源つけて日にちを確認するとやっぱり一週間が過ぎていた。
 「お兄ちゃーん、学校ー!」
妹の声を聞き少し安心した。
いつものように学校を終わらせて帰ろうとした時だった。向かい側から女子生徒が歩いてくる。
 「イレギュラー。いや、チートと言うべきね。」
過ぎ去る途中小声で一言だけ言ってどこかに歩いて行ってしまった。
「独り言いう人とか久しぶりに見たわ。つかめっちゃ可愛かったなあの子。あんな子この学校にいたっけ?先輩とかかな?」
そのあと何事もなく今日一日が終わり眠りについた俊哉はいつものように異世界に行った。何度か同じことをすると人は慣れるのだろう。もう異世界れへ行くのが当たり前のようになっていた俊哉はなにも思わず異世界に行く。
目を覚ますと泊まっていた宿にいた。
 「もう、ゲームのセーブだなこれ。」
異世界生活もだんだんとなれてきたと同時に俊哉はこの異世界生活をゲームのように考えるようになっていた。
 「さて今日は何をしようか。」
今日することを考えているとリオンが部屋にやって来た。
 「おはよう。俊哉君そろそろ出発しようと思うんだけど。」
リオンと共に再びオーラの街に向かう旅が始まる。
道なりにそって歩き数時間がたつ。
 「ついたよ。ここがオーラの街だ。」
そこには沢山の人がいた。RPGゲームで一度は出てくるだろう大きな町だ。町の奥には大きな城もあり、貴族がいてもおかしくなさそうだった。
 「早速だけど僕の所属している護衛団に顔を出しに行こうか。」
リオンに言われるまま歩いていき城の中に入る。そして護衛団が訓練している訓練所まで一直線に向かう。
そこには数多くの護衛団が訓練をしていた。
木刀をもち素振りをしているものもいれば、射撃の練習をしている者も。
 「みんな集まってくれ。紹介したい人がいる。」
リオンの一言で団員が全員集まってくる。
 「お疲れ様です。リオンさん。」
団員がリオンに話しかけている。みんなリオンに敬語を使っている。
 「リオンさんってもしかしてだいぶ上の立場なんですか?」
 「ああ、一応これでも団長をやらしてもらってるよ。」
 「みんな、この人は俊哉って言ってね。みんなのように強くなりたいそうだ。だから修行に誘った。みんないろいろ教えてあげてくれ。」
 「リオンさんはまたそうやって勝手に…
まぁ、もうなれたからいいですけど。
よろしく俊哉君。」
慣れたってなに?と思いながらも温かく歓迎してくれる団員たちに挨拶をする。
 「俊哉君僕は王に今回の報告があるからこれで。みんなにいろいろ教えてもらうんだよ。」
そう言ってリオンは去っていった。
団員の一人が俺に話しかけてくる。
 「あの人たまに気にいった人を見つけると俺らになにも言わないで連れてきては修行につれてくるんだよ。あそこにいる女の子もその一人だよ。」
女の子もいるんだと思い、回りを見ていると、ちらほらと女の人も男の人に混じって修行をしていた。
 「ほら、あの子。あの子もリオンが連れてきた一人。」
団員の一人が教えてくれた子を見てみる。そこにはどこかで見たことのあるような顔の人がいた。
 「あきちゃん、こっち来て。」
そういわれ女の子がこっちに近づいてくる。
 「イレギュラーですか。弱いくせに調子に乗ってる人は嫌いなんで。」
そう一言言って修行にもどって行った。
 「イレギュラーって…
その単語どこかで聞いたような…。」
 「あぁ〜〜〜〜〜!」
 
俊哉はふと思い出した今日学校の帰りにすれ違った女の子と同じ顔を。
 「君!もしかして今日学校で。」
 「覚えていたんですね?弱い人に覚えてもらってもなんも嬉しくないですけど。記憶から消してくれて構いませんよ。」
 「君どうしてここに?」
 「弱いくせに強者に質問ですか?図々しいですね?まぁ、いいでしょう。私もあなたと同じ、異世界に来た。って立場の者なんですよ。」
 
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コメント
蒼葉 悠人
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