☆うさねこ☆

ずんだもち

16.花火祭り②


「ここにドーンて見えるから楽しみにしてて。」
「うんっ。」

ヒューーー、、、ドォォォォン、、、
時間になり最初の花火が大きく咲いた。
「わぁぁー凄い、、。」
ミサキは花火を見ている。
「クススッ」
すっと指を銃のように親指と人差し指を立てる形にする。
キッと睨みながらミサキの肩の上を狙うと
『アイスロック』
ぱひゅんっ
人差し指から小さな氷塊を撃つ。
ぞわわっ
「!?
なっ!?
ぐぁっ!」
嫌な視線に一瞬気を取られ、魔力の気配に気付くのが遅れた凍弥の体に当たった。
ぼふっと地面に落ちる。
「!
凍弥!?」
「うー、いってぇ、いきなり何しやがる!」
「クススッ急所外しちゃった。ざーんねん。」

ミサキは凍弥を手に乗せる。
「大丈夫?
凛ちゃん、何するの!?」
「クススッ驚いてる驚いてる。驚き過ぎて忘れてる。普通の人はお前が見えてないはずだってこと。」
凍弥を指差している。


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