☆うさねこ☆

ずんだもち

13.風の妖精⑨




海霧先生はひとりひとり水晶をみる。
7.5センチの黄色い水晶。
(雷夢、まだ慌てん坊で魔法が苦手なところあるみたいですね。)
8センチの赤い水晶。
(炎牙、突っ走るところは変わりませんね。出来れば凍弥たちとも仲良くしてもらえたらいいのですが。)
9センチの水色の水晶。
(!?
大きさだけなら既に四年生と同等の魔力だわ。こんなに早く成長するなんて、、、。)
11センチの黄緑色の水晶、黒く濁ったまま。
悪夢を見ているのかうなされている。
(翔夜、、、早く浄化してあげたいけれど、聖の妖精はまだ生まれないの、精霊樹の実もあれから実らない、でも助けるからね。)
優しくなでると、少しだけ落ち着いた様子になる。
最後にミサキのところに来る。
(授業での急成長、公園での強い力、、、あなたには本当に驚かされます。昔のような事にならないといいのですが、、ん?)
授業の終わりには、ブレスレットは7ミリが10個だったのが、今は水色9ミリが8個(7.2センチ)、赤色6ミリが1個、黄色6ミリが1個に変わっていた。
(あぁ、やはり属性が混ざってしまいましたか。でも、今は、、)
ぽぅっ
火と雷、魔力の一部を封印する。
(これで、大丈夫でしょう。)



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