☆うさねこ☆
13.風の妖精
ミサキの部屋に戻って来ると、ミサキの変身は解ける。
中では窓の外を威嚇する炎牙とその後ろに隠れるように雷夢がいる。
「ただいまーって、2人ともどうしたの?」
隣にいた凍弥もブワッと毛が逆立つ。
「この気配はあの時の!」
凍弥も窓の方を睨む。
雷夢が2人に気づく。
「おかえりなさいです。窓の外にいるですよ。」
慌て疲れて既に落ち着いている雷夢が話す。
炎牙は窓の鍵を開け、水晶を出し外に飛び出す。
「おいっ!ちっ、ミサキ追いかけるぞ!」
「え?うん!」
凍弥、雷夢を肩に乗せ炎牙を追いかける。
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