☆うさねこ☆

ずんだもち

10.3匹の妖精⑤


朝6時半
ドタバタドタバタ、、、
バタバタバタ、、、
わたわたわたわたわたわた、、、

「うぅー、、、ん、、、」
もぞもぞ、、

「俺んだぞ返せー!」
「人間のってのは嫌だが、お前から奪うものは格別だぜー!」
パンを抱えて走りながら逃げる炎牙、それを追う凍弥。
「わぁぁぁ、、まだミサキさんがお休み中ですよー。静かにしましょうよ。」
わたわたわたわたわたわた、、、

「んー、、、」
もぞもぞ、、

「かーえーせー!俺のへそくり、限定バターロールメロン味ー!!」
ドタバタドタバタ、、
「やーだね!はむっ」
もぐもぐ
「あぁー!食ったなー!もう許さねぇ『アイスロ、、』うぉっ!?」
むっくりと起きたミサキに当たりそうになる凍弥。
「、、、朝からなにやってるの?」
眠い目を擦りながら聞く。
「あぁ、起こしてごめんなさいー」
わたわたわたわたわたわた、、

「炎牙が俺の限定バターロールメロン味取りやがった!」

はむはむはむ、、、ぺろっ
炎牙は無視してバターロールを食べてしまった。
「あ、、あー!全部、、食べた、、。」
膝と手をつき、がくっと落ち込む。
「わぁぁぁ、ごめんなさいごめんなさい、きっとお腹空いたんです。」
「確かに帰ってから、何も食べてなかったね。
ねぇ、まだお腹すいてる?何か持ってくるよ?」

炎牙はふいっとそっぽ向く。
「こんのぉー!!食っときながら無視するなぁー!」
凍弥が立ち上がる。
ミサキはふぅと小さくため息をつくと一旦部屋を出ていくつかパンを持って戻ってきた。

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