☆うさねこ☆

ずんだもち

4.実習失敗④

 
『驚いたんだも、まさかパートナーになれる人間がおったのかだも。』
「「パートナー?」」

『まぁ、友達みたいなものだも。そして凍弥、実習そのまま頑張っていいんだもー』
「え!?い、いいのかよ!」

『パートナーの人間なら問題無しだも。
そしてもうひとつお知らせだもー。』

「?」
『パートナーなった2人には、補習授業があるんだも。日時は追って連絡するんだも。』
「うぅ、、補習かよぉ、、ん?2人?」
『そうだもー。2人で、その日だけ特別に妖精界へ来るんだもー。』

「なっなにぃぃぃぃ!」
「えぇぇぇー!」

『それじゃ、お2人さん、これから頑張るんだも。』
ふっ
カードの光は消え、凍弥の手元へ戻る。
点数は、35点になっていた。


「な、なんだかよくわからないが、、まぁよろしくな。あっ俺、氷のうさねこ妖精、凍弥だ。」
すっと手を出す。
「私は九重ミサキ。よろしくね。」 
きゅっと握手する。


気がつけば日はとっくに落ち、夜になっていた。
部活の生徒もそれぞれに帰路についていく。
「だいぶ遅くなっちゃったね。一緒に家帰ろっ?」
「え?いいのか?」
「当たり前でしょっ?」
「あ、、、ありがとな。」
少し照れていた。


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