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忍者修行は楽じゃない?!〜普通ライフを送るために修行せざるを得ませんでした〜

フユヤマ

20話 式神 マシロ



修行を終えた俺たちは帰路についた。
…帰路つっても、そこらへんにある屋根だけど。
今さらなんだが、家やビルの屋根をぴょんぴょん跳ねるのって、結構怖いんだよなぁ……。

……え?人に見られないのかって?皆スマホいじってるから思ってる以上に見られないんだよなぁ。スマホ万歳だぜ!
もちろん、師匠は先にさっさと帰っちまったけど。


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そして、現在8時。リビングにて


「さあ、この3つの刀から好きなの1つ選べ」
「……いやポ◯モンの『最初の3匹』かよ?!」
「お?その例えはうまいな」
「いや共感されても困るんだけど?!」

本当にこの人はツッコミ製造機かよ…。
それにしてもこの刀……。マナのオーラがすげぇなぁ……。それぞれ左から緑、赤、青……って本当にポ◯モンみたいだなおい!

「この刀はそれぞれ式神がマナによって組み込まれている。だからその式神のオーラが出ているのだろう」
「へぇ…式神ってあの陰陽師とかの……」
「そうだ、これは書物に書いてあったやつの応用だな。」
「マナって何でも有りなんだなぁ…」

それにしても、式神ってどんななんだろう。悪魔とはどうやら違うっぽいしなぁ。

「式神は人間に忠誠を誓った悪魔だ。本来悪魔なんて黒い塊みたいのが多いが、そうじゃない形あるやつらはここに組み込まれている『式神』と『魔物』と別称がある。まぁわかると思うが『魔物』は悪いやつらだ」
「うん、大体わかったけどなんでもっと早く言わないの?!」
「そんないっぺんに言っても覚えられないだろ?」
「た、確かに……」

納得せざるを得ないな……。

「まぁ、そういうことだ。ちなみに私のも式神が組み込まれている。どんな奴かは知らないがな。その3つの式神も知らん」
「知らなくて良いのかよ…」
「知らなくても生きていける」
「妙な説得力!」

現に生きて俺の前に座っているわけだし。
それにしても刀かぁ……!カッコいいなぁ!これで悪魔を倒すのか!本当ジャンプ漫画みたいな展開になってきたな!

「さぁ、3体の内から好きなポ◯モンを一体選ぶのじゃ!」
「いや、ポ◯モン言うてるし!てか博士かっ!あと、何その急なボケ?!」

はぁー、はぁー……。まさか、ツッコミで息切れする日が来ようとは……!
ますます師匠が分からなくなってきたんですけど。
とりあえず、刀どれにしよう!
 俺がポ◯モンやる時は大体、水属性だからなぁ。まぁ、直感に従ってここは青色にするか!

「お?お前さんは『凍』を選ぶんじゃな?」
「まだそれやるか!てかなに?とう……?」
「あぁ、それぞれに名前がついてる。お前が手に取ろうとした奴は『凍』。赤い奴が『焔』(ほむら)。緑の奴が『樹』(じゅ)だ。名前聞けば分かると思うが凍らせたり、燃やしたり、……樹木で攻撃するという特殊能力が備わっている。」
「おい、樹の奴がわからなかったんだろ?そうなんだろ?」
「まぁ、どれでも良いと思うぞ?マナを注げば大した差にならないしな」

スルーですか。まぁいいけど。
そういえば、師匠のはどんな刀なんだろう。

「私のは『斬』だ。」
「あぁ、なんとなくそんな感じしますわぁ」

まぁ、流石に人間とマナの力だけじゃあ、あそこまで早く木を切れないよな。しかも、千切り……。
ええぃ!もう面倒くさい!これでいいや!

「……これは『凍』か!」

目を開けて、手に取った刀を確認した瞬間。
刀が青く光り出した。

「うおぉおお!なんだなんだ?!」
「これは一体……?」

俺達は腕全体で光を遮断する。そのぐらいの発光量だった。
光が消えたかと思ったら、今度は後ろにあるテレビの前に人らしき気配がした。

「誰だ!!」

俺は持ち前の危険察知能力のおかげでそいつの存在を確認できた。

「やぁ!『凍』の中にいた式神、雪女のマシロだよ!よろしくね、マスター!」
「「………え?」」

俺は振り向きながら、師匠は日常的に腰に提げてる刀に手をかけながら、呆けていた。

ていうか、師匠とのシンクロ率高いな…。




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