石田 健は倒れない

ノベルバユーザー162043

石田のつまづきその1

「これは、これは、、、」
この山里桜高等学校では、度々事件が起きる。
その事件の大半は、迷宮入りとなる。
今まで起こった事件の主なものは、
変死体、謎の物質の発見、謎ん暗号、など、
数え切れない。その為、この高校は周りから、
「邪悪がはびこる学校」「救われない高校」
なんて汚名で呼ばれ、批評だった。
しかし!今年の入学式から、少しずつ、この
高校は変わっていった、、、。
「どうですか?」「大丈夫ですか?」
「あぁ、、神様ぁ、、、」
今回は、殺人事件らしい。殺害されたのは、
この学校の生徒であり、野球部エースである、
山岸 匠。 彼の死体もまた、変死体と言うべきものだ。
首と右の手首、左膝に直径2cm、深さ5mmの
切り傷が付いており、右の肺がえぐられている。
最近はこのタイプの死体が多い。
一年生が入学してから三ヶ月、それぞれの
部活のエースや部長などが計3名、
全く同じ形で殺されている。
警察も調査を続けているらしいが、
犯人の特定は愚か、凶器すらもわかっていない。
しかしそこに、1人の一年生が、靴を鳴らして、
クールにやってきた。
「すいません、先生。もうすぐ授業ですよ。」
何いってんだこいつ。と思ったそこのあなた!
彼こそが、この状況でこんなこと言っている
彼こそが!この物語の中心人物である、
石田 健だ!
「すまない、石田。お前のクラスの生徒全員に
自習しろと伝えてくれ。」
「何故ですか?」
「は?」「え?」
「いや、何言っているんだ石田?」
「いや、私のセリフです。
何故そんな"簡単"な事件で自習になるんですか?」
「!?」
わけがわからない。こいつは何を言っているんだ?
「簡単」?どう言うことだ?
その2え続く、、

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