殺せば殺すほど命が増える!!??~命喰らい~
神の誕生
「…行ってしまいましたね。」
「はい。」
令に話しかけられたサヨキル王国の冒険者ギルドの受付嬢のリーと同じく受付嬢のシュリが令の話を始めた。
「リーさんやはりあのお方は……。」
シュリが話しきる前にリーは言葉をはさむ。
「ええ、あなたの言いたいことは分かっているわ。」
話す内容を知っていたかのようにリーはシュリの話をきったのだ。
「あのお方は、レイ様は……我々を導いて下さった《神》なのでしょうね。」
「や、やはりレイ様は神なのですか!!?」
「そうとしか考えられませんよ。我々サヨキル王国の民が殺されそうになったときに現れ、伝説のヴァンパイアを赤子の手を捻るように圧倒したことからもただの人間とは思えません。それに……レイ様のおっしゃったあのお言葉。」
リーの言う令のあの言葉とはクイを蘇生させようとしたときに話していたある言葉のことだ。ラウルが令に問いた質問、「神に歯向かう禁忌の行為だがいいのか?」に答えた令の言葉、「ハハハハハハ!!面白いな!魔族が神を信じるのか?まぁ、どっちでもいいが【禁忌だろうが禁断だろうが関係ないな、俺には。】」この言葉が令とカリス以外の者が全て令のことを神と確信した瞬間でもあった。
「あのレイ様がおっしゃった【禁忌だろうが禁断だろうが関係ないな、俺には】ということは神の反逆行為が関係ない者など神以外いない。レイ様に関係がないと言うことは神であるということ、つまりレイ様は神以外にありません!!それにシュリ、あなただって分かっていたでしょう?」
「…はい、天使を連れていたことや、最後に姿を消したときに綺麗な白銀の翼を生やしていたことなど考えると我々が神と想像していた姿そっくりでした。」
「そう、そして我々は今ここから我らが信教してきたこの世界の神、レナサからレイ様に祈りを捧げるのです!!今までどの神も我々には姿を見せなかった。しかしレイ様は我々に姿を現し、自らの手で我らを導いて下さる神であられるのです!!さぁ、皆さん!!今から私達の神、レイ様に祈りを捧げましょう!!」
全てのサヨキル王国の民が片膝を地面につけ、手を合わせて令に祈りを捧げた。それは当然の行為であり、誰も間違ったこととは思っていない。
「これより、レイ様がもう一度この国に来たときに不快に思わぬようにこの国を再変するのです!!全てはレイ様のために!!」
「「「「全てはレイ様のために!!」」」」
ここからこの国は大きく変化をするのだった…
:
:
:
「う゛ばあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ドガァァァァン!!
その頃令に殴られ、吹っ飛ばされた五大吸血鬼のヴバはようやく何か壁にぶつかり止まった。
「……うぅ、痛い。でもあいつマーレイより強かった!!もう一度やるぞ!!」
ヴバがもう一度あの令と戦った場所へと戻るために足に魔力を溜めて勢い良く跳ぼうとしたときだった。
ヴバの地面が黄色く光り、半径10メートル程の魔方陣が現れた。
「え……なにこれ!!?ヴバ、こんなの知らない!」
無邪気に話すヴバだが知らない魔方陣に驚いていた。しかしヴバが動揺している間に魔方陣は目まぐるしいほどの魔方陣に描かれている文字が変わり、ヴバの魔力を奪う。
「ま、魔力が奪われてる!!?ど、どうしてなんだ!?」
魔方陣はどんどん眩い光を出し、否応なくヴバの魔力を奪う。そして遂にその魔法は発動した。その魔法の名は《異世界召喚》。
「う゛ばぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ、死ぬのはやだぁぁ!!!」
魔力を全て奪われ、更には体力やヴバの肉体すらも奪っていきヴバはこの世から消滅した。そしてそこに現れたのは2人の高校生の晴天光輝と氷柱雪だった。
「ってて、ここどこだ?」
「キャアァァァァ!!……ここ、どこ?」
光輝と雪は目を開けるとそこは教会のような場所で地面には大きな魔方陣が描かれたマットがひかれていた。
「なんだここ。教会のようだが?…そして君も僕と同じく突然、光に包まれて目を開けるとここに居たのかい?」
「そうよ。あなたも私と同じのようね。私の名前は氷柱雪、高校2年生よ、あなたの名前は?」
「僕の名前は晴天光輝。僕も君と同じ高校2年生だね、よろしく。」
「さて、ここがどこなのか確認しましょう。」
「そうだね、先ずはここがどこなのか調べようか。…最近ニュースにもなった謎の高校生の行方不明の事件と関係があるのかも知れないから十分注意していこう。」
「ええ、私の幼なじみもその事件の被害者だわ。」
「えっ!!?被害者って…、本当に?」
「この状況で嘘をつくメリットがあるかしら。私の幼なじみが2カ月前から行方不明なの。」
雪は歯を食いしばり、悔しそうに顔を歪めた。
「これが同じ事件の犯行なら必ずここに居るはずよ。……私が必ず助けてみせるわ。待っててね、【令】………。」
これが新たな火種になりこの世界を狂わす新たな勇者となることをまだ誰も知らなかった……。
どうも皆さんタッツァーです!!今回もこの作品を読んでくれてありがとうごさいます!!また次の話も見てくれると嬉しいです!
さてヴァンパイア編が遂に終わったところですが、新たな展開のもう2人の勇者に気づいた方も居ると思いますが晴れの勇者が2人になったということで新たな誠也のライバル、そして令の幼なじみの雪の登場とこれからさらに展開はヒートアップします!!タッツァーもやっと楽しくなってきました!!ぜひ、これからも見てください!!
またコメントやグッド評価ありがとうごさいます!!グッド評価が今や全体で1200を超えるということに驚いています。これからもタッツァーを支えてくれるコメントにこれからも頑張って書きたくなるグッド評価をしてくれるとやる気が出るのでお待ちしています!!
「はい。」
令に話しかけられたサヨキル王国の冒険者ギルドの受付嬢のリーと同じく受付嬢のシュリが令の話を始めた。
「リーさんやはりあのお方は……。」
シュリが話しきる前にリーは言葉をはさむ。
「ええ、あなたの言いたいことは分かっているわ。」
話す内容を知っていたかのようにリーはシュリの話をきったのだ。
「あのお方は、レイ様は……我々を導いて下さった《神》なのでしょうね。」
「や、やはりレイ様は神なのですか!!?」
「そうとしか考えられませんよ。我々サヨキル王国の民が殺されそうになったときに現れ、伝説のヴァンパイアを赤子の手を捻るように圧倒したことからもただの人間とは思えません。それに……レイ様のおっしゃったあのお言葉。」
リーの言う令のあの言葉とはクイを蘇生させようとしたときに話していたある言葉のことだ。ラウルが令に問いた質問、「神に歯向かう禁忌の行為だがいいのか?」に答えた令の言葉、「ハハハハハハ!!面白いな!魔族が神を信じるのか?まぁ、どっちでもいいが【禁忌だろうが禁断だろうが関係ないな、俺には。】」この言葉が令とカリス以外の者が全て令のことを神と確信した瞬間でもあった。
「あのレイ様がおっしゃった【禁忌だろうが禁断だろうが関係ないな、俺には】ということは神の反逆行為が関係ない者など神以外いない。レイ様に関係がないと言うことは神であるということ、つまりレイ様は神以外にありません!!それにシュリ、あなただって分かっていたでしょう?」
「…はい、天使を連れていたことや、最後に姿を消したときに綺麗な白銀の翼を生やしていたことなど考えると我々が神と想像していた姿そっくりでした。」
「そう、そして我々は今ここから我らが信教してきたこの世界の神、レナサからレイ様に祈りを捧げるのです!!今までどの神も我々には姿を見せなかった。しかしレイ様は我々に姿を現し、自らの手で我らを導いて下さる神であられるのです!!さぁ、皆さん!!今から私達の神、レイ様に祈りを捧げましょう!!」
全てのサヨキル王国の民が片膝を地面につけ、手を合わせて令に祈りを捧げた。それは当然の行為であり、誰も間違ったこととは思っていない。
「これより、レイ様がもう一度この国に来たときに不快に思わぬようにこの国を再変するのです!!全てはレイ様のために!!」
「「「「全てはレイ様のために!!」」」」
ここからこの国は大きく変化をするのだった…
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「う゛ばあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ドガァァァァン!!
その頃令に殴られ、吹っ飛ばされた五大吸血鬼のヴバはようやく何か壁にぶつかり止まった。
「……うぅ、痛い。でもあいつマーレイより強かった!!もう一度やるぞ!!」
ヴバがもう一度あの令と戦った場所へと戻るために足に魔力を溜めて勢い良く跳ぼうとしたときだった。
ヴバの地面が黄色く光り、半径10メートル程の魔方陣が現れた。
「え……なにこれ!!?ヴバ、こんなの知らない!」
無邪気に話すヴバだが知らない魔方陣に驚いていた。しかしヴバが動揺している間に魔方陣は目まぐるしいほどの魔方陣に描かれている文字が変わり、ヴバの魔力を奪う。
「ま、魔力が奪われてる!!?ど、どうしてなんだ!?」
魔方陣はどんどん眩い光を出し、否応なくヴバの魔力を奪う。そして遂にその魔法は発動した。その魔法の名は《異世界召喚》。
「う゛ばぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ、死ぬのはやだぁぁ!!!」
魔力を全て奪われ、更には体力やヴバの肉体すらも奪っていきヴバはこの世から消滅した。そしてそこに現れたのは2人の高校生の晴天光輝と氷柱雪だった。
「ってて、ここどこだ?」
「キャアァァァァ!!……ここ、どこ?」
光輝と雪は目を開けるとそこは教会のような場所で地面には大きな魔方陣が描かれたマットがひかれていた。
「なんだここ。教会のようだが?…そして君も僕と同じく突然、光に包まれて目を開けるとここに居たのかい?」
「そうよ。あなたも私と同じのようね。私の名前は氷柱雪、高校2年生よ、あなたの名前は?」
「僕の名前は晴天光輝。僕も君と同じ高校2年生だね、よろしく。」
「さて、ここがどこなのか確認しましょう。」
「そうだね、先ずはここがどこなのか調べようか。…最近ニュースにもなった謎の高校生の行方不明の事件と関係があるのかも知れないから十分注意していこう。」
「ええ、私の幼なじみもその事件の被害者だわ。」
「えっ!!?被害者って…、本当に?」
「この状況で嘘をつくメリットがあるかしら。私の幼なじみが2カ月前から行方不明なの。」
雪は歯を食いしばり、悔しそうに顔を歪めた。
「これが同じ事件の犯行なら必ずここに居るはずよ。……私が必ず助けてみせるわ。待っててね、【令】………。」
これが新たな火種になりこの世界を狂わす新たな勇者となることをまだ誰も知らなかった……。
どうも皆さんタッツァーです!!今回もこの作品を読んでくれてありがとうごさいます!!また次の話も見てくれると嬉しいです!
さてヴァンパイア編が遂に終わったところですが、新たな展開のもう2人の勇者に気づいた方も居ると思いますが晴れの勇者が2人になったということで新たな誠也のライバル、そして令の幼なじみの雪の登場とこれからさらに展開はヒートアップします!!タッツァーもやっと楽しくなってきました!!ぜひ、これからも見てください!!
またコメントやグッド評価ありがとうごさいます!!グッド評価が今や全体で1200を超えるということに驚いています。これからもタッツァーを支えてくれるコメントにこれからも頑張って書きたくなるグッド評価をしてくれるとやる気が出るのでお待ちしています!!
コメント
ショウ
面白い展開になってきましたねwこれからも頑張ってください