殺せば殺すほど命が増える!!??~命喰らい~
令対ヴァンパイア!?
「お、お逃げくださいレイ様!!今この国はヴァンパイア族に襲撃されほとんどの冒険者が死にこの国の希望であった勇者も倒されてしまいました。そしてなぜかこの国の騎士の《王国騎士軍》も来ません。もうこの国は終わりです!!マナリィ王国やカモノ帝国の力が必要です!!ですのでどうかレイ様はこの場を一刻も早く逃げていただき援軍を呼びに行ってください!!そして…私達を助けて下さい!!お願いします!!」
サヨキル王国の冒険者ギルドで働いていた受付嬢は早口ながらも明確にこの場の状況を説明し令がヴァンパイアたちから逃げるようにと伝えた。例えこの後自分がどうなるかなど分かっているが最後に受付嬢としての仕事を全うした素晴らしい行動だった。
しかし令はそれを聞いても1歩も動く様子はなかった。
「へ~、ヴァンパイアか…。見た目は人間と変わらないな。だがよ~く見ると確かに全てのヴァンパイアは目が赤いな。1人を除いてだが。」
「レ、レイ様!!話を聞いていなかったのですか!?いくらレイ様がマナリィ王国のS級冒険者だからといってヴァンパイアにはかないません!!それに数が違いすぎます!!もっと協力者がいなければ絶対にレイ様に勝ちはありません!」
受付嬢が言ったことは当たり前のことであり例えマナリィ王国のS級冒険者であってもヴァンパイアには勝てない、それはサヨキル王国の住民たちも同じ気持ちであった。サヨキル王国のSS級冒険者がやられたことや勇者の呆気ない敗れた戦い、数の暴力それが根深く彼らには残っており今の彼らは完全にヴァンパイアたちに心が折られていた。それゆえに令に勝ち目がないと思っていた。
しかし令は全身鎧で見えないがニヤリと笑っていた。
「おい、そこのヴァンパイア。かかってこい。」
令が1番近い距離にいるヴァンパイアを指さして命令した。
「おい!!舐めてんじゃねえぞ、人間ごときが!!」
そのヴァンパイアは令に向かって爪をたてて突き刺そうとした。
サヨキル王国の住民たちは思わず目を閉じてしまった。これからまた起きる冒険者の蹂躙される姿を見ないために。
しばらくして住民たちは恐る恐る目を開いた。そこには先程と同じように腕を組んで堂々と立つ令と突き刺したと思ったはずがなぜか腕を抱えて痛がるヴァンパイアの姿が目に映った。
「え……?………いったい何が起こったの?」
思わず受付嬢のアナは本音を呟いてしまった。
「はぁ………。ったくヴァンパイアとか大層な種族だから期待してたんだけど、いざ蓋を開けてみたらこれかよ……。期待はずれだな。」
令が呟いた言葉に誰もが耳を疑った。あのヴァンパイアがサヨキル王国の冒険者も勇者も簡単に倒された伝説の種族であるヴァンパイアがこの男、令は期待はずれとヴァンパイア族をけなしている。信じられない。そう感じるのは人間だけでなくヴァンパイアたちもだった。
「何だと!?ヴァンパイア族をバカにするとはいい度胸だ!!」
「こいつだけは許しちゃいけないね!!」
「殺す!」
「どうせはったりに過ぎないぜ!!そいつは所詮は俺たちの仲間でもザコだった。ザコを殺ったどころでいい気分にのってるだけだぜ!」
他のヴァンパイアたちがヴァンパイアという種族を馬鹿にされたことに腹を立てていた。ヴァンパイアたちは怒り、今にも令に襲いかかろうとしたときだった。
「ハッハッハッハッ八ハッハッハ!!…いやいや実に面白い。貴様、他の人間たちとは違うようだな。この我でさえ気づかなかったお前の隠密さは舌を巻くほどだ!ハハハハハハ!!」
マーレイが言った隠密さとは令を遠回りに侮辱した言葉であった。その事に気づいていた令は何も言わずただ静かに突っ立っている。
少ししてヴァンパイアたちが笑いが終わり静寂が支配したとき令は言った。
「カリス!!ここに居る中で1番知識を持つ者は誰だ!?」
突然令が叫んだことに周囲も困惑し、ヴァンパイアたちは気が狂ったと馬鹿にしている。ほとんどのヴァンパイアたちがまた笑い始めた。それも令を嘲うように。
しかしそれは一瞬で止んだ。なぜなら空からこの世の美女とは思えないほどの超越した美女が降りてきたからだ。彼女は背中に純白の翼を生やしており神々しさまであった。彼女を見た全ての者が思った。「天使だ!」と。
「先程令様が来る前に死んだ男、クイと言うヴァンパイアがここにいるヴァンパイアの中で1番の知識を持っているそうです。」
カリスが話した内容を聞いている者はほとんどいなかった。それはカリスの透き通るような声に思わずうっとりとし、もっと長くその声を聞いていたいと思い、内容を理解しようとはせず一言一句しっかり聞いたためである。ある者はその声がメロディーに聞こえ、ある者は歌とさえ錯覚するほどの綺麗な声に誰もが無言でいた。それは少しでも自分の声でカリスの声が聞こえずらくなるのを恐れたためである。その結果誰も話さず呼吸を止める者までいた。
「何?死んだのか?」
令はクイと言うヴァンパイアの中で1番の知識を持つ者が死んだことに少し面倒だと思い顔をしかめた。
「それは仕方ないが、その死体は見つけたのか?」
「はい、すでに。」
「ならすぐにこいつらを終わらせよう。そうだな…1分ほど待っててくれ。一瞬で終わらす。」
「はい!」
最後のカリスの返事は元気な天真爛漫な笑顔を見てほとんどの者が胸を撃たれた。ここに居る者全てがカリスの虜だ。
「ハハハハハハ!!人間ごときが天使を従えるとはまさに豚に真珠だ!!…その女は我にこそふさわしい。そこのカリスと言う女!こんな人間などという劣等生物に従えさせられて可哀想に…。我が今、助けてご覧あげよう!そして我に仕えよ!!今夜はまだまだ長い。楽しみにしておくが良い。」
マーレイが下品な顔で全身舐めるようにカリスを見た。そして即刻令を倒すために令を見ようと首を上から下へと動かしたときだった。
そこには地面が見えていたのだ。
「え……???」
意味が分からず目を上に上げると首のなくなったマーレイの姿と令は黒い七つの宝石が装飾された剣を持ちマーレイの顔を見下しゴミを見るかのような冷たい目で睨んでいた。
「…お前程度がカリスに手を出していいものじゃねえ。」
何が起きたのか理解している者は令とカリス以外はいなかった。
しばらくして住民たちやヴァンパイアたちが驚きの声をあげた。
「「「「「「「「えーー!!!!!!」」」」」」」
サヨキル王国の冒険者ギルドで働いていた受付嬢は早口ながらも明確にこの場の状況を説明し令がヴァンパイアたちから逃げるようにと伝えた。例えこの後自分がどうなるかなど分かっているが最後に受付嬢としての仕事を全うした素晴らしい行動だった。
しかし令はそれを聞いても1歩も動く様子はなかった。
「へ~、ヴァンパイアか…。見た目は人間と変わらないな。だがよ~く見ると確かに全てのヴァンパイアは目が赤いな。1人を除いてだが。」
「レ、レイ様!!話を聞いていなかったのですか!?いくらレイ様がマナリィ王国のS級冒険者だからといってヴァンパイアにはかないません!!それに数が違いすぎます!!もっと協力者がいなければ絶対にレイ様に勝ちはありません!」
受付嬢が言ったことは当たり前のことであり例えマナリィ王国のS級冒険者であってもヴァンパイアには勝てない、それはサヨキル王国の住民たちも同じ気持ちであった。サヨキル王国のSS級冒険者がやられたことや勇者の呆気ない敗れた戦い、数の暴力それが根深く彼らには残っており今の彼らは完全にヴァンパイアたちに心が折られていた。それゆえに令に勝ち目がないと思っていた。
しかし令は全身鎧で見えないがニヤリと笑っていた。
「おい、そこのヴァンパイア。かかってこい。」
令が1番近い距離にいるヴァンパイアを指さして命令した。
「おい!!舐めてんじゃねえぞ、人間ごときが!!」
そのヴァンパイアは令に向かって爪をたてて突き刺そうとした。
サヨキル王国の住民たちは思わず目を閉じてしまった。これからまた起きる冒険者の蹂躙される姿を見ないために。
しばらくして住民たちは恐る恐る目を開いた。そこには先程と同じように腕を組んで堂々と立つ令と突き刺したと思ったはずがなぜか腕を抱えて痛がるヴァンパイアの姿が目に映った。
「え……?………いったい何が起こったの?」
思わず受付嬢のアナは本音を呟いてしまった。
「はぁ………。ったくヴァンパイアとか大層な種族だから期待してたんだけど、いざ蓋を開けてみたらこれかよ……。期待はずれだな。」
令が呟いた言葉に誰もが耳を疑った。あのヴァンパイアがサヨキル王国の冒険者も勇者も簡単に倒された伝説の種族であるヴァンパイアがこの男、令は期待はずれとヴァンパイア族をけなしている。信じられない。そう感じるのは人間だけでなくヴァンパイアたちもだった。
「何だと!?ヴァンパイア族をバカにするとはいい度胸だ!!」
「こいつだけは許しちゃいけないね!!」
「殺す!」
「どうせはったりに過ぎないぜ!!そいつは所詮は俺たちの仲間でもザコだった。ザコを殺ったどころでいい気分にのってるだけだぜ!」
他のヴァンパイアたちがヴァンパイアという種族を馬鹿にされたことに腹を立てていた。ヴァンパイアたちは怒り、今にも令に襲いかかろうとしたときだった。
「ハッハッハッハッ八ハッハッハ!!…いやいや実に面白い。貴様、他の人間たちとは違うようだな。この我でさえ気づかなかったお前の隠密さは舌を巻くほどだ!ハハハハハハ!!」
マーレイが言った隠密さとは令を遠回りに侮辱した言葉であった。その事に気づいていた令は何も言わずただ静かに突っ立っている。
少ししてヴァンパイアたちが笑いが終わり静寂が支配したとき令は言った。
「カリス!!ここに居る中で1番知識を持つ者は誰だ!?」
突然令が叫んだことに周囲も困惑し、ヴァンパイアたちは気が狂ったと馬鹿にしている。ほとんどのヴァンパイアたちがまた笑い始めた。それも令を嘲うように。
しかしそれは一瞬で止んだ。なぜなら空からこの世の美女とは思えないほどの超越した美女が降りてきたからだ。彼女は背中に純白の翼を生やしており神々しさまであった。彼女を見た全ての者が思った。「天使だ!」と。
「先程令様が来る前に死んだ男、クイと言うヴァンパイアがここにいるヴァンパイアの中で1番の知識を持っているそうです。」
カリスが話した内容を聞いている者はほとんどいなかった。それはカリスの透き通るような声に思わずうっとりとし、もっと長くその声を聞いていたいと思い、内容を理解しようとはせず一言一句しっかり聞いたためである。ある者はその声がメロディーに聞こえ、ある者は歌とさえ錯覚するほどの綺麗な声に誰もが無言でいた。それは少しでも自分の声でカリスの声が聞こえずらくなるのを恐れたためである。その結果誰も話さず呼吸を止める者までいた。
「何?死んだのか?」
令はクイと言うヴァンパイアの中で1番の知識を持つ者が死んだことに少し面倒だと思い顔をしかめた。
「それは仕方ないが、その死体は見つけたのか?」
「はい、すでに。」
「ならすぐにこいつらを終わらせよう。そうだな…1分ほど待っててくれ。一瞬で終わらす。」
「はい!」
最後のカリスの返事は元気な天真爛漫な笑顔を見てほとんどの者が胸を撃たれた。ここに居る者全てがカリスの虜だ。
「ハハハハハハ!!人間ごときが天使を従えるとはまさに豚に真珠だ!!…その女は我にこそふさわしい。そこのカリスと言う女!こんな人間などという劣等生物に従えさせられて可哀想に…。我が今、助けてご覧あげよう!そして我に仕えよ!!今夜はまだまだ長い。楽しみにしておくが良い。」
マーレイが下品な顔で全身舐めるようにカリスを見た。そして即刻令を倒すために令を見ようと首を上から下へと動かしたときだった。
そこには地面が見えていたのだ。
「え……???」
意味が分からず目を上に上げると首のなくなったマーレイの姿と令は黒い七つの宝石が装飾された剣を持ちマーレイの顔を見下しゴミを見るかのような冷たい目で睨んでいた。
「…お前程度がカリスに手を出していいものじゃねえ。」
何が起きたのか理解している者は令とカリス以外はいなかった。
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コメント
アルフ
気分いいですねー!!
ジーマジ
この圧倒的強さを待ってました!