殺せば殺すほど命が増える!!??~命喰らい~
影の誕生
思わぬ勇者たちの邪魔が入ったが何とか俺の正体がバレるという面倒くさい展開にならずになって良かった。まさかマナリィ王国のギルドマスターの爺さんの頼みでサヨキル王国のギルドマスターに手紙を渡しに来たら勇者たちがいるんだから驚いたな。
まぁ、いい。今からサヨキル王国の宝庫にある宝《天国の地図》を手にするためにここまで来たんだ。勇者たちのことはもう忘れよう。あんなに弱いなんて少し警戒していた俺がバカだったぜ。
俺は高級ホテルの《ランペルージ》のチェーン店に入り、泊まっている部屋に入る。
「令様、ご用は済んだのですか?」
俺のスキル《命の創造》で創り出した生物である大天使のカリスだ。俺の命を500個代償に創り出したが500個の価値はあった。俺には遠く及ばないがステータスも高く、そこら辺の勇者にはまず負けないだろう。勇者を比較にしても分かりずらいか…。
「あぁ、今から《天国の地図》をしまってある宝庫を探そうと思う。」
「どうやって探すつもりなのですか?」
「俺のスキル《命の取引》で隠密系のスキルを取引すれば誰にもバレずに行けるだろ。」
「…令様に万が一という場合があります。令様が危険を冒して潜入することはありません。別の者に行かせましょう!!」
カリスの言っていることは正論だ。スキルのおかげで強くなったからと言って油断してはいけない。油断はいつか必ず身を滅ぼす。勇者たちによって俺が囮にされた時のようにな…。
だからこそいつも安全にいくべきだろう。
「ならカリス、誰に行かせるつもりだ?」
「令様のスキルで隠密にたけた魔物を生み出せばよいかと。」
「なるほどな。隠密にたけた魔物なんて俺は知らんがカリスは知っているのか?」
「はい、数多く隠密系の魔物は居ますが中でもトップクラスの魔物である《深淵に潜む者》なら必ず令様の期待に応えられる結果を持って帰るかと思います。」
深淵に潜む者が例えば野生に現れた場合、冒険者ギルドのクエストではSS級クエストとなるだろう。それは単に深淵に潜む者の隠密がたけているからという理由だけでない。深淵に潜む者はステータスの平均値を8000を超え特に恐ろしいのは隠密がたけているだけでなくステータスが高いということは簡単に数多くの生物を倒すことが出来るということだ。それによってレベルがますます高くなり誰も止めることの出来ない死神となる。過去に生まれたばかりの深淵に潜む者が都市を襲い、その都市は壊滅したという伝説も残っているくらいだ。
令は命を250を代償にスキルを発動した。
ースキル《命の創造》の効果を発動しますー
すると1つのビー玉くらいの小さなピンク色の玉が令の目の前に現れ、徐々にピンク色の玉を中心に黒い渦を巻きながら大きくなっていく。10秒後には直径1メートルほどの大きな黒い玉になっていた。
パリ、パリ、パリパリパリパリパリパリ!!
すると黒い玉から切れ目ができ、パリパリという音とともに黒い玉から割れた欠片が消滅していき中に片膝を付けた白色のローブを羽織り鳥のように口の長い銀色の仮面をかぶった深淵に潜む者がいた。
「…初めまして、…私の創造主である令様。」
深淵に潜む者の低い声がホテルの中で響く。
「あぁ…。ところでカリス、深淵に潜む者ってのは白色のローブに銀色の仮面を付けているのが一般的なのか?」
「…いえ、一般的には黒色のローブを羽織っているらしいのですが…、令様が創られた生物は皆白銀の色をしているのかもしれませんね。」
「…まぁ、いいだろう。そんな見た目で王城に見つからないように侵入出来るのか?」
「…可能です。…私の隠密スキルは見えなくなるだけでなく音や気配も消してしまいます。」
「へ~、敵に回すとなかなか厄介なスキルだな。よし、ならばお前に命じる。王城の宝庫を探しだし、《天国の地図》を奪え!!ついでにバレない程度に宝を取ってこい。」
「…はい。…では行って参ります。」
「では令様はどうなさいますか?」
「少し寝るよ。深淵に潜む者が戻ってきたら起こしてくれ。」
「畏まりました。」
令はキングサイズのベッドで横になりすぐに眠りについた。
そんな令を凝視する者が居た。それは令によって生み出されたカリスだ。彼女は令の顔を見ながら天使のようなー大天使だけれどー笑みで令をカリスは見つめていた。
「愛おしい令様、令様の計画が早く進むようにと願う一方いつまでもこうして令様を見続けたいと思うのをお許しください…。」
まぁ、いい。今からサヨキル王国の宝庫にある宝《天国の地図》を手にするためにここまで来たんだ。勇者たちのことはもう忘れよう。あんなに弱いなんて少し警戒していた俺がバカだったぜ。
俺は高級ホテルの《ランペルージ》のチェーン店に入り、泊まっている部屋に入る。
「令様、ご用は済んだのですか?」
俺のスキル《命の創造》で創り出した生物である大天使のカリスだ。俺の命を500個代償に創り出したが500個の価値はあった。俺には遠く及ばないがステータスも高く、そこら辺の勇者にはまず負けないだろう。勇者を比較にしても分かりずらいか…。
「あぁ、今から《天国の地図》をしまってある宝庫を探そうと思う。」
「どうやって探すつもりなのですか?」
「俺のスキル《命の取引》で隠密系のスキルを取引すれば誰にもバレずに行けるだろ。」
「…令様に万が一という場合があります。令様が危険を冒して潜入することはありません。別の者に行かせましょう!!」
カリスの言っていることは正論だ。スキルのおかげで強くなったからと言って油断してはいけない。油断はいつか必ず身を滅ぼす。勇者たちによって俺が囮にされた時のようにな…。
だからこそいつも安全にいくべきだろう。
「ならカリス、誰に行かせるつもりだ?」
「令様のスキルで隠密にたけた魔物を生み出せばよいかと。」
「なるほどな。隠密にたけた魔物なんて俺は知らんがカリスは知っているのか?」
「はい、数多く隠密系の魔物は居ますが中でもトップクラスの魔物である《深淵に潜む者》なら必ず令様の期待に応えられる結果を持って帰るかと思います。」
深淵に潜む者が例えば野生に現れた場合、冒険者ギルドのクエストではSS級クエストとなるだろう。それは単に深淵に潜む者の隠密がたけているからという理由だけでない。深淵に潜む者はステータスの平均値を8000を超え特に恐ろしいのは隠密がたけているだけでなくステータスが高いということは簡単に数多くの生物を倒すことが出来るということだ。それによってレベルがますます高くなり誰も止めることの出来ない死神となる。過去に生まれたばかりの深淵に潜む者が都市を襲い、その都市は壊滅したという伝説も残っているくらいだ。
令は命を250を代償にスキルを発動した。
ースキル《命の創造》の効果を発動しますー
すると1つのビー玉くらいの小さなピンク色の玉が令の目の前に現れ、徐々にピンク色の玉を中心に黒い渦を巻きながら大きくなっていく。10秒後には直径1メートルほどの大きな黒い玉になっていた。
パリ、パリ、パリパリパリパリパリパリ!!
すると黒い玉から切れ目ができ、パリパリという音とともに黒い玉から割れた欠片が消滅していき中に片膝を付けた白色のローブを羽織り鳥のように口の長い銀色の仮面をかぶった深淵に潜む者がいた。
「…初めまして、…私の創造主である令様。」
深淵に潜む者の低い声がホテルの中で響く。
「あぁ…。ところでカリス、深淵に潜む者ってのは白色のローブに銀色の仮面を付けているのが一般的なのか?」
「…いえ、一般的には黒色のローブを羽織っているらしいのですが…、令様が創られた生物は皆白銀の色をしているのかもしれませんね。」
「…まぁ、いいだろう。そんな見た目で王城に見つからないように侵入出来るのか?」
「…可能です。…私の隠密スキルは見えなくなるだけでなく音や気配も消してしまいます。」
「へ~、敵に回すとなかなか厄介なスキルだな。よし、ならばお前に命じる。王城の宝庫を探しだし、《天国の地図》を奪え!!ついでにバレない程度に宝を取ってこい。」
「…はい。…では行って参ります。」
「では令様はどうなさいますか?」
「少し寝るよ。深淵に潜む者が戻ってきたら起こしてくれ。」
「畏まりました。」
令はキングサイズのベッドで横になりすぐに眠りについた。
そんな令を凝視する者が居た。それは令によって生み出されたカリスだ。彼女は令の顔を見ながら天使のようなー大天使だけれどー笑みで令をカリスは見つめていた。
「愛おしい令様、令様の計画が早く進むようにと願う一方いつまでもこうして令様を見続けたいと思うのをお許しください…。」
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