殺せば殺すほど命が増える!!??~命喰らい~
キィ村の真実
「着きましたね。レイ様!」
「あぁ。」
俺たちは《キィ村》に着いたのだがどうも様子がおかしい。人が居ないのだ。まだ夕方ごろなのに誰も居ないのはおかしい。
「人が1人も居ないが何かあるのか?」
「いえ、そのようなことはないはずなんですが…。」
「少し見回ってみるか。」
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:
「おい!誰かいるか!?」
「………誰だ。」
人は居るのか…。しかしなぜ出てこない。人が来たら普通は顔を出すものだろ。
「俺は旅人のレイだ。マナリィ王国に行く途中でここで1日休みたいんだが…。」
「………いいだろう。この村の空き家を貸してやる。場所はこの家の右に4つほど横だ。」
「分かった。助かる。リリィ行くぞ。」
キィ村に来るまでに王女のことをリリィと呼ぶことになった。リリィとの距離が感じてお互い気まずかったため、リリィが言ってきたのだ。
さて、この村はやっぱりおかしいと言わざるを得ないな。村長らしき人が俺たちの顔も見ずにポンッと家を貸してくれるものだろうか?そんな人間そうそう居ない。まぁ、何もしなければ俺も別に興味は無い。
「ここか…。普通の家だな…。」
「そうですね。思っていたよりキレイな家を貸してくれるなんてすごくいい人ですね。」
「…あぁ。」
家の中もキレイなベットやキッチン、トイレと充実した家具がそろっていた。
「とりあえず飯にするか。俺がさっき倒した……」
:
:
:
「じゃあこっちのベットを使わせて貰う。明日は早いし先に寝させて貰う。」
「はい。レイ様、おやすみさない。」
「…おやすみ。」
明日はいよいよマナリィ王国に着く。マジックバックがかかっているんだ。気を引き締めて行きたい。
明日について考えているうちに眠気が襲ってきた。
~キィ村の村長~
「ようやく夜が来た。久しぶりの来客だ。我らの主もお喜びになる。さぁ行くぞ、皆のもの。我ら主に人間の血を捧げよ!」
「「「「「「「「はいっ!」」」」」」」」
我らの主に血を捧げるためにどのくらいの旅人を襲っただろうか…。我らは元は人間だったが今の主、ヴァンパイアのカサセル様の眷属となり我らは死鬼となった。村のものは誰も抗うことが出来ず死鬼となったがこの身体は人間の身体と違い、攻撃力はもちろん防御力、速力ましてや寿命も遙かに上回っている。今まではやられる一方だったがこの身体なら逆に奪うことが出来る!最高だ!この力であの旅人も一瞬で倒してやる。フハハハハハハ!!
:
:
:
「ふむ、ランプは消えているな。行くぞ!」
キィィィ
静にドアを開けた。
「ん!!何!!?旅人が居ないだと!!?どういうことだ!」
「おいおい、この村では旅人を夜に起こすのが習慣なのか?」
「村長さん、信じていたのに…。」
「なっ!!…気づいておったのか?」
「まぁ、怪しすぎるから何かあるとは思っていたけどよ。…別にこっちに手を出さないなら俺もお前らを殺すつもりはない。このことは知らなかったことにしてやるよ。」
「ふん、ぬかせ小僧が出しゃばるなよ。気づいたからなんだ。我ら死鬼に勝てると思うなよ!!」
鋭い爪で引き裂きに来た。
「きゃぁぁ!」
シュインッ!!……ポタッ
俺は村長の首を黒の剣で切り落とした。
あれ?こんな簡単に死ぬなんて…。死鬼って言ったからちょっと強いのかと思ったのにだいたいステータスは1000前後だな。期待外れだ。
しかし村人たちがまだ数多く居るしあれを使うか。
「リリィ、俺から離れるなよ。
業火なる炎よ、汝らに絶望の炎を与え、全てを灰とかせ!ダークフィラメント!!」
俺から半径2メートル以上に黒い炎の渦が広がる。その炎は渦巻き状に回っており使っている俺でさえ熱い。
キィ村に行く途中で1度使ってみたが凄まじい威力で小さな森を全焼させ命が500ほど増えた。危険すぎたろ…。
「グァァァ!!!」
「馬鹿な!この俺たちが死ぬなんて…。」
「どうして…。」
「お前は後悔することになるぞ!我らの主がお前たちをいつか殺すはずだ!その時まで楽しむが良い!フハハハハハハ!フハハハハハハ………。」
「これで良かったのですか?彼らを助けることは出来なかったのでしょうか…。」
「何を言っているんだ?殺しに来たから俺はそれに答えたんだ。この世界には善も悪も無い、ただ純粋な生きるための戦いがあるんだ。覚えておけ。」
この世界は全ての人を助けれるわけじゃない。助ける人は限られている。そのことに気づいていないこの王女はまだまだ国を変えることなんて先の話だな…。
久住 令
種族 ヒューマン
年齢 17
レベル 13
体力 10946
魔力 10046
攻撃力 10246
防御力 10946
速力 10446
スキル 命 異世界言語 着色(赤色)
└命喰らい
└命の取引
炎魔法
加護 冥府の神=ハデスの加護
称号 禁断の取引をした者
現在の命 602
「あぁ。」
俺たちは《キィ村》に着いたのだがどうも様子がおかしい。人が居ないのだ。まだ夕方ごろなのに誰も居ないのはおかしい。
「人が1人も居ないが何かあるのか?」
「いえ、そのようなことはないはずなんですが…。」
「少し見回ってみるか。」
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「おい!誰かいるか!?」
「………誰だ。」
人は居るのか…。しかしなぜ出てこない。人が来たら普通は顔を出すものだろ。
「俺は旅人のレイだ。マナリィ王国に行く途中でここで1日休みたいんだが…。」
「………いいだろう。この村の空き家を貸してやる。場所はこの家の右に4つほど横だ。」
「分かった。助かる。リリィ行くぞ。」
キィ村に来るまでに王女のことをリリィと呼ぶことになった。リリィとの距離が感じてお互い気まずかったため、リリィが言ってきたのだ。
さて、この村はやっぱりおかしいと言わざるを得ないな。村長らしき人が俺たちの顔も見ずにポンッと家を貸してくれるものだろうか?そんな人間そうそう居ない。まぁ、何もしなければ俺も別に興味は無い。
「ここか…。普通の家だな…。」
「そうですね。思っていたよりキレイな家を貸してくれるなんてすごくいい人ですね。」
「…あぁ。」
家の中もキレイなベットやキッチン、トイレと充実した家具がそろっていた。
「とりあえず飯にするか。俺がさっき倒した……」
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「じゃあこっちのベットを使わせて貰う。明日は早いし先に寝させて貰う。」
「はい。レイ様、おやすみさない。」
「…おやすみ。」
明日はいよいよマナリィ王国に着く。マジックバックがかかっているんだ。気を引き締めて行きたい。
明日について考えているうちに眠気が襲ってきた。
~キィ村の村長~
「ようやく夜が来た。久しぶりの来客だ。我らの主もお喜びになる。さぁ行くぞ、皆のもの。我ら主に人間の血を捧げよ!」
「「「「「「「「はいっ!」」」」」」」」
我らの主に血を捧げるためにどのくらいの旅人を襲っただろうか…。我らは元は人間だったが今の主、ヴァンパイアのカサセル様の眷属となり我らは死鬼となった。村のものは誰も抗うことが出来ず死鬼となったがこの身体は人間の身体と違い、攻撃力はもちろん防御力、速力ましてや寿命も遙かに上回っている。今まではやられる一方だったがこの身体なら逆に奪うことが出来る!最高だ!この力であの旅人も一瞬で倒してやる。フハハハハハハ!!
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「ふむ、ランプは消えているな。行くぞ!」
キィィィ
静にドアを開けた。
「ん!!何!!?旅人が居ないだと!!?どういうことだ!」
「おいおい、この村では旅人を夜に起こすのが習慣なのか?」
「村長さん、信じていたのに…。」
「なっ!!…気づいておったのか?」
「まぁ、怪しすぎるから何かあるとは思っていたけどよ。…別にこっちに手を出さないなら俺もお前らを殺すつもりはない。このことは知らなかったことにしてやるよ。」
「ふん、ぬかせ小僧が出しゃばるなよ。気づいたからなんだ。我ら死鬼に勝てると思うなよ!!」
鋭い爪で引き裂きに来た。
「きゃぁぁ!」
シュインッ!!……ポタッ
俺は村長の首を黒の剣で切り落とした。
あれ?こんな簡単に死ぬなんて…。死鬼って言ったからちょっと強いのかと思ったのにだいたいステータスは1000前後だな。期待外れだ。
しかし村人たちがまだ数多く居るしあれを使うか。
「リリィ、俺から離れるなよ。
業火なる炎よ、汝らに絶望の炎を与え、全てを灰とかせ!ダークフィラメント!!」
俺から半径2メートル以上に黒い炎の渦が広がる。その炎は渦巻き状に回っており使っている俺でさえ熱い。
キィ村に行く途中で1度使ってみたが凄まじい威力で小さな森を全焼させ命が500ほど増えた。危険すぎたろ…。
「グァァァ!!!」
「馬鹿な!この俺たちが死ぬなんて…。」
「どうして…。」
「お前は後悔することになるぞ!我らの主がお前たちをいつか殺すはずだ!その時まで楽しむが良い!フハハハハハハ!フハハハハハハ………。」
「これで良かったのですか?彼らを助けることは出来なかったのでしょうか…。」
「何を言っているんだ?殺しに来たから俺はそれに答えたんだ。この世界には善も悪も無い、ただ純粋な生きるための戦いがあるんだ。覚えておけ。」
この世界は全ての人を助けれるわけじゃない。助ける人は限られている。そのことに気づいていないこの王女はまだまだ国を変えることなんて先の話だな…。
久住 令
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魔力 10046
攻撃力 10246
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コメント
レイ・ブラドル・ドラニス
誤字報告
ここで1日休みたいんだが「」の最後は。(丸)いらない
命が500ほど増えた。危険すぎだろ……。(……と2つ続けてるけど自分はこう書いてるってだけです。気にしないでください。あとそのまま変換して漢字になったままだったりします)