勇者召喚のち魔神転生

水夢ーー

真神への第一段階 その2〜領域〜

ステータス面ではどうしようもない戦闘の
"技術"を磨くことになった。まぁもとはただの高校生であってスキルがMAXってだけで上手く立ち回れるわけではないだろう。

「お初目にかかりまする。魔王配下、第七幹部【突撃】のギルメーデンでございます。魔王様の命により魔王軍きっての槍使いと言われる私がご助力いたしましょう。」

やはりまずは武術的な所を鍛えてもらうみたいだ。

「ありがとう。あと堅苦しいのはやめにしませんか?それとも俺が敬語のほうが…?」

「あ。オーケーオーケー。堅苦しいのきついんだよねぇ。そっちも適当にしてくれていいよ。楽なので。」

「じゃぁギルって、呼んでもいい?」

「いいよ〜」

口調すっごい変わるね。うん。まぁ楽でいいかも。でもすっげぇイケメンだしなんかチャラ男感出ちゃうね。その口調だと。

「で、訓練ってことなんだけど。まずは戦おっか!実力分かんないうちにはきついし!俺もストレス溜まってて発散させたいし!」

え…。なんか聞こえた気が…。

「あの〜…。いまなんて?」

「え…?戦おっかって。」

「いやその後!」

「……?なんかいったっけ?とりあえずいっくよ〜!」



そんなこんなでボッコボコにされました。
もうこれ以上ないってくらいに。それはもう酷かった。清々しいまでのイケメン顔を晒しながら手加減って言いながら無手でボッコボコにしているのは周りから見ることが出来たならイジメにしか見えないのでは無いだろうか。



「うーん。全ッ然なってないね。まず君は槍の特性を生かしきれていない。自分で槍は、どういうふうに扱ったらいいかわかってる?」

「えっ…と…。突く?あと長いリーチ?」

「うーん。半分は正解かなぁ…。じゃぁ槍がどういうものかを教えないとね。槍は君が言うように長いリーチが売りの武器だよ。確かに君の槍術の一つ一つの威力は高かった。けど…。それだけじゃあだめ。」

「例えば?」

「槍って言うのは素早く相手の領域外から攻撃できる。ただ…懐に入られたときはどうなる?…わかるね?そう。さっき俺がやったみたいなことが起こる。槍って言うのはリーチを埋められると有用性をかなり失う。」

「でも突かないとどうしようもないじゃん。」

ギルの言うことはわかるけど攻撃していかないことにはどうしようもない。


「そこだよね。多分君は攻撃こそは最大の防御って感じの戦い方だとは思うんだけど。それだけじゃあ実力あるものには通じない。そこで俺がまず君に出す課題は"領域"だ。」

「領域??」

「そう。一言で言うなら君の槍の届く一番効果的なライン。それを決めて相手が踏み込んで来たときに対応する。これが出来れば懐に入られる可能性が大分さがる。」

「簡単にいうけど…。それめっちゃ難しいよね…。ようは第六感を鍛えろと。」

「そうなるね。まだまだ教えることはあるけど少しは自分でも考えないとだから。自分でも改善点を探すことだね。今回はここまで!」


領域かぁ…。難題だけどやるしかない。真神になったからにはもっと強く!強くならないと!

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