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路地裏最強は異能力者学園へ

KOGARASI

敵視点/その後

双眼鏡で人がいるか探していると、一人の男が魚を串に刺しているのを見つけた
昼食の準備中なのだろう

あまりにも警戒をしておらず、隙だらけだ
今殺るのは容易いだろう

だが、上官に連絡しなければならない

「こちらホークス、敵チームの一人を発見、指示を」

《周囲に他にもいるか》

「いえ、おりま……訂正、いました。水辺で遊んでいる模様」

《距離はどれほどだ》

「距離20ほど、森を挟んでいるので気づくのは遅れるかと」

《お前との距離は》

「1000程です」

《………殺れ》

「了解」

上官の指示通り敵を殺す

いつもの気持ちと人を殺す気持ちを入れ替える

ここからよく狙える

自分の実力と自信を持って確実に殺せる

どうすれば彼の頭に当てることができるか能力を使う

私の能力は『the wind』である。

風圧を受けないように銃弾を覆い、飛距離を伸ばす

しかし、重力は受けてしまうのでそこは計算するしかない

彼の頭をしっかりと狙う

引き金を引き、薬莢が宙を舞い硝煙の匂いが鼻に来る

彼の頭に銃弾が吸い込まれ、通り抜ける

「な、避けられた!」

彼は自分に当たる直前に避けたのだ
ありえない、音は聞こえるはずもなく気づくにも反応が早すぎる

考えている暇もなく、リロードをする

その時私が隠れている三つ隣の木に着弾音がなる

「まさかもう見つけたの!?」

リロードが終わりスコープで彼がいた場所を見るがもういない

「くっ、逃げられたか…」

気を緩めた時
突如の暴風

それは私が常に発動している
Protection of the wind風の守り】が銃弾を寸前のところで捉えていた

 当ててきた、いなかったのは逃げたんじゃない、移動したのだ

相手を少し甘く見すぎていた、彼はただのDクラスの学生という雑魚ではない

一旦、ここは撤退しよう、もう一発当てられても能力で防げる

立ち上がり視線を切らした瞬間

ガシャンッ!!

「な、スコープが!」

彼は私に攻撃が通じないことを認識し、武器を壊した

私は彼を甘く見ていた、少しなんかじゃない。彼は強者、我らと戦うに等しい、我らと同じ強者だった

しばらく撤退したあと上官にこのことについて連絡する

「こちらホークス、ターゲットの暗殺失敗、スコープ損傷につきロストしました」

《なんだと?失敗した上に武器を破壊されただと?》

「はい、申し訳ございません」

《…………いや、もういい、相手がそれほどの強者だったのだろう。今すぐ帰還しろ。敵チームは九割型殲滅・・・・・した。》

「了解しました」

上官への連絡を終え、命令通り帰還する
一度彼のいた方向へ顔を向ける

彼の顔は見えなかったがまた会えたならその顔をしっかりと見てみたいと思った


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side月野影


「お前ら何やってる」

「えっとー、川遊び?」

「はぁー、好きに遊んでもいいがいつどこで狙ってくるかわからん状態だ」

こいつらは俺が戦っている間ずっと遊んでいたらしい

「私も少しは知識はあるけど、ここを狙える場所なんてないわよ」

「いや、あるぞ。」

俺は先程まであのスナイパーがいた場所を指す

「ちょっと!あんな遠くから狙えるはずないじゃない!1000は離れているのよ!」

「俺はつい先程あそこから狙われたぞ」

「えぇー!!早く隠れないと!」

「ドアホ、もう撃退したわ、スコープを壊したからしばらく大丈夫だ」

「なら安心ね、しっかしとんだ化け物ね。ここまで当ててくるなんて」

「おそらく、重力か風を操る能力だろう」

「どうして?ここまでの距離とか計算する能力じゃないの?」

「あいつは俺が撃った銃弾を寸前で止めた。つまりそれが出来る能力だとしたらこの辺だろう」

「なるほど……」

「腹が減った、飯にするぞ」

「うん!」

「そうね」

俺達は準備していた場所に戻る
一応狙われた所だがしばらくは来ないとわかっている以上、無駄な体力を使いたくない

まだ魚を焼いてはいないが、今から焼けばいいだけの事だ
火をつけて魚を焼き始める

しばらくしていいぐらいに焼けてきたのでようやく昼食が食べられる

「うーん、味が薄いなぁ、ケイくん塩ある?」

「あるぞ、ほい」

「わー、ありがとう」

「いや、ちょっと待ちなさいよ」

黒鉄が割り込んでくる

「なんだ、お前も欲しいのか」

「そこじゃないわよ!後でもらうけど…」

「あ、いるんだ」

晴そこは触れるな。怒られるぞ

「あんた!その塩どこから持ってきたのよ!」

「ポケットに入ってた」

「あとさっき火が一瞬で着いたのはなんでよ!」

「ライター使った」

「なんであんのよ!!」

「ポケットに入ってた」

「どこの四〇元ポケットよ!!!」

そんなヒステリックにならなくても

「じゃあこの串は!!」

「ポケットに入ってた」

「じゃあこの包丁は!!」

「ポケットに入ってた」

「じゃあこの異様に綺麗な丸太は!!」

「ポケットに入ってた」

「んなわけあるかぁ!!!」

おぉ、さすがツッコミ役キレのいいツッコミで
まぁ大体本当だ
ポケットに【影渡り】を使い、俺の部屋にあるものを取り寄せたからだ
…………流石に丸太はは嘘だが

黒鉄は頭を抱えて座りこくってしまった
そんな状態の中、晴は

「塩いる?」

「うん………」

そっとしといてやれよ

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コメント

  • ノベルバユーザー128919

    面白い展開です!

    0
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