路地裏最強は異能力者学園へ

KOGARASI

決定

今度は何を言い出すかと思えば学園だと?

「ふざけているのか?」

ただそうしか思えない

「いいえ、私はあなたのことを上に言ったわ。そしたら上はあなたは、密偵などに使えるって言ってきたの」

なるほど勝手に言ったと

「それであなたにセブンズ学園に入学してほしいの」

「断る」

「……なぜ?」

「まず、行く理由がない。金がない。行く気がない」

あと、勉強できない、学歴がない、友達できる気がしない

「お金なら私達が出すわ、それとそこで卒業したら、職もいいのが得られるわよ。学歴もこちらで用意するし、そもそもその学園で勉強なんてほとんどいらないわよ」
 
「どういうことだ?」

「それはこのセブンズ学園は、能力者だけが入れる特別な学園なのよ。そしてその卒業生は軍に入るか、警察などの自分の能力にあった仕事に就職することができるわ。でも、殆どが軍に入っているけどね。ちなみにここ、戦いなりなんなりのポイント制だから、能力によってクラス分けされるわ」

なんなんだよその学園、それでいいのかよ

「行けばいいんじゃねーの?坊主」

「おっちゃんまで…」

「お前もその年でホームレスはダメだろ、行った方がいいぜ」

「……はぁ、おっちゃんがそこまで言うなら、分かった行くよ」

本当は行きたくないけど

「そう!ありがとう!」

「で、いつ入るだよ」

「高校からよ、だからあと二年後ね」

二年か、長いなそれまでは適当に食い扶持を探しておかないとな

まぁ一般常識はいいとして、能力を強くするしかないか

「じゃあ俺は今から二年後にまたここに来るわ」

「そう、分かったわ、二年後またここに来てね。」

「はいよ、」

後ろを向かずに手を振る

向かうは山だ、山の中で修行した方がに集中できる

これからは自給自足だ

「あ、あと服は用意しといて」

さぁ、授業開始だ!

─────────────────────────

彼が全力で走っていったのを見届けて、屋台に戻る

「はぁ、彼なんであんなになったんでしょうね」

彼との付き合いが長そうな店主に聞いてみる

「それはな……」

「!?」

店主の話をきいて、やはり、思ってしまう

「可哀想」と……

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コメント

  • KOGARASI

    ご指摘ありがとうございます

    0
  • レイ・ブラドル・ドラニス

    誤字報告
    「で、いつ入るんだよ」

    1
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