異能と異能が織りなす学園へようこそ…
準備…
「…っん……おはよう結衣菜…」
「あんたね…今日も学校よ?何その寝癖…」
「うーん…今日はスーパーサ〇ヤ人ヘアだな…」
「何よそれ…早く治して来なさいよ」
「あぁ…こうやってやれば…」
サッサッ…
「ほら治った…」
「何をどうすれば手ぐしでそんなの治るのよ?」
「うーん分からないね…」
「そうね、あんたに聞いた私が馬鹿だったのかもしれないわ…」
その後二人で朝食を食べた…
今日はトーストとスクランブルエッグにソーセージ、サラダにミルクティーだった…1人なら絶対作らないものばかりだ…
「そーいや今って何分?」
「今…7時…45分!?」
「ちょっ!結衣菜それゆっくりしてる場合じゃないだろ!バスもう行っちゃってるじゃん…」
「あんたもう終わった気でいない?」
「もう遅刻するならゆっくり行こうよ…」
「…そうね、ってなるかー!急いで準備しなさいよ!準備早くしないとこれで脳天撃ち抜くわよ?」
カチャ…
「わ、分かった!まずは下ろして急ぐから!」
「分かったわよ…」
俺は睨みつけられながら精一杯急いで準備した…こんなのがパートナーなんてふざけんな…
「ふぅ…できた」
「防弾チョッキは?」
「ほら来てる…」
「拳銃は?」
「DE、グロッグ2丁ほらちゃんと弾も入ってる…」
「ナイフは?」
「大丈夫だ…」
「じゃあ行くわよ!」
「今は?…50分…バスで5分だよな…走ってギリギリ遅刻か…?」
「これに乗っていけばギリギリ間に合うんじゃない?」
そこには1台の自転車があった…誰のだよ!
「そうかもしれないけど俺のじゃないけどこれ誰の?」
「もちろん知らないわよそんなの…」
「なら走るぞ…」
「嫌よ!バレなきゃ大丈夫よ!」
「1台しかないから余計ダメだし、バレたらダメだろ?」
「分かったわよ…」
そうして俺らは車で片道5分を25分かけてようやく着いた…
「はぁ…はぁ…はぁ…つい、た…」
「情けないわね!シャキッとしなさい!」
「君達遅刻?」
「結衣菜…お前途中足痛いとか言ってなかったか?だから俺おんぶしてここまで来たんだぞ…」
「え、あぁ!そ、そう足痛いの…治っちゃったわ!ありがとうね!」
「チッ、絶対痛くなかっただろ!」
「ねぇねぇ聞いてる?」
「さ、行くわよ!」
「話逸らしやがって…」
「君達!先生を無視するな!!」
「「え!?」」
「俺達と同じ生徒だと…」
「私も同じ…ちっちゃいし…」
「ちっちゃくて悪かったな!これは能力のせいだ!」
「さっさと登れよ!あの先生が気づいちまう…」
「分かってるわよ!私だってこれ以上遅れたくないもの…」
「…って人の話は聞けー!」
「げ、気づいたのかよ…」
ドサッ!
「よし私は着いたからあとは頑張って!」
「おま、助けろよぉぉぉぉお!」
ガシッ!
「先生を無視するとはいい度胸してんな?あぁ?」
「そ、それは…なんというかその……すいません…」
「まぁ職員室こよーか…」
その後しっかり俺だけ反省書をかかされた…
チッ、なんで俺だけなんだ…
「あんた散々だったわね…」
「お前のせいだろ…」
「あんたのせいよ?あんたが早く起きて、準備すれば良かったのよ」
「結衣菜だってゆっくりご飯食ってただろうが…」
「はいはいそこの二人静かにしなさい!授業中ですよ?」
「…あんたのせいで怒られたじゃない」
「知るか…」
キーンコーンカーンコーン
「はい、授業終わり!明日もあるから予習よろしく!じゃあ挨拶なしでいいよ」
「3時間目終わった…結衣菜行くぞ」
「分かったわ」
「君たち」
「うわっ!」
「うわっ!とはなんだ…人が呼んでいるのに」
「それで、何のようかしら…"塙くん?"」
「君たちは授業サボったり、遅刻してきたりとうちのクラスの問題点だ!だから生徒会会長兼学級委員1年の部委員長の私が決闘を申し込みたい!」
「別にいいけど…能力は?」
「私の能力は透明化…君たちはどんな能力なんだ?」
「俺は知ってるだろ?…」
「私は神経操作ね」
「佐藤くんはコピーだと聞いている」
「その通りだ…」
「よし、じゃあ今日の午後の授業でいいかな?負けた方は言うことを1つだけ聞くでどうだい?」
「あぁ…」
「分かったわ…というか二対一になるけどいのかしら?」
「ふっ…心配ない、勝つのは私だ…ではまた」
「…」
「どうするの?」
「どうするっていつも通りに気楽に行こう」
「いつも気楽にやってたの、あんた!」
「いやリラックスして、柔軟にってこと…」
「ふーん…」
ガラッ
「さぁ次は…国語ね用意してって行くか…」
ガシッ
「どこに行くのよ!」
「トイレだけど?」
「ホント?」
「ホントだよ…用意してまで逃げねぇよ…」
「そっ…」
スタッスタッスタッスタッ
「ふぅ〜危ねぇ…俺が受けるわけねぇだろ一時間で頭は使い果たしたんだよ」
ガチャ…
「…ここ前も思ったけど眺めいいな…前は海…後には棚田…落ち着く…」
「君もそう思うかい?転校生くん」
「そうだな…って林檎!?」
「えへへー転校生くんがこっちに向かってたからもしかしてって来たけどビンゴだったってわけだ!…隣一緒にいいかい?」
「あぁ…ひとつ林檎に聞きたいことがあるんだけどいいか?」
「僕に答えられることだったらね…」
「林檎って俺とここで会った時異能のせいで男っぽいって言ってたけどどういうことだ?」
「あーそれね僕もよくわかってないんだけど僕の髪ってこれ以上伸びないんだよね…」
そういう林檎の髪は首まであるかないかくらいだ…
「それでね1回見てもらったら髪の毛の中に電気が走っててこれ以上伸びると切ってくれちゃってるらしい…」
「そうだったのか…」
「でも林檎この髪、結構気に入ってるんだよ?」
「そうか…」
「今度は林檎が転校生くんに聞きたいことがあるけどいい?」
「あぁ…」
「転校生くんって好きな子居るの?」
「好きな子?そんなのいないし、俺にはいらない…」
「へー変わってるね〜」
「そうか?俺みたいな奴もいると思うぞ…」
「いるけどそれは自分の顔とか体型で無理だと分かってるからでしょ?」
「知らね…」
「転校生くんカッコいいから女子がみんなメロメロだよ〜…ま、結衣菜ちゃんが追い払ってるけど…」
「そうか…そーいや、結衣菜の事みんな勘違いしてるよな…」
バタン!
「はぁ、はぁ…またここにいたんですね…」
「立花さんか…」
「委員長ー!やっほー」
「そーいやなんで委員長って呼んでんだ林檎は…」
「あー中学の時委員長だったから完全そっからのなごりだね」
「立花さんが委員長ねぇ〜なんか危なっかしい委員長だな…」
「そんなことないですよ!ちゃんとやってました!」
「かなりドジするから先生があまり頼まなかったからね」
「林檎〜!」
「えへへ〜じゃ僕はそろそろ行くよ授業の半分くらいサボれれば僕はいいし…じゃあねー!」
「あぁ…」
バタン…
「私達も行きましょ?」
「嫌だと言ったら?」
「まぁここにいるしかないですね…」
「じゃあ嫌だ…」
「なぜですか?私もサボるハメになりますよ…」
「いーじゃん…授業なんかよりこの自然の方が色々教えてくれるよ…」
「そうですか…」
その後俺と立花さんは授業が終わるまで屋上で潮風を感じながら過ごした…
バタン
「まだここに居たの?」
「あぁ…林檎か…」
「何その反応…まぁいいけど転校生くん今日はご飯持ってきた?」
「あぁ…ないから今から買ってこようかと…」
「それは…無理ですね」
「ウンウン!委員長の言う通りもう無いよ?」
「そうか…でもまだ授業終わってから十分しかたってなくないか?」
「足速くする異能使う人がいてその人に大体の人は頼むんですよ」
「まぁそういう事だからほい!」
ドサッ…ドサドサドサーッ!
「今日はこんなに買ってきちゃった!」
「いや、よくそんなに買えましたね…」
「異能つかいのやつに頼んだのか?」
「いや?私の能力を使っただけ…」
「まさかとは思うが前俺がやった体に電気流すやつか?」
「いや、あんなの正直無理だね…」
「ならどうやって買ってきたの?」
「あいつが通る道って決まってて、曲がり角がふたつあるの分かる?学年フロアから階段になるところと、購買の目の前のふたつ」
「うん分かるよ?」
「あぁ俺もだ…」
「でそこにトラップを仕掛けておいて動けなくして、その間に僕が買ったって訳」
「へー凄いな…」
「ま、そういうことだから好きなもの食べてー」
「じゃあ私は…ジャムパンとメロンパン、牛乳で」
「僕はね〜焼きそばパンとサラダパンにオレンジ!」
「じゃあ俺は…サンドイッチとホットドッグ、ミックスオレか…」
その後俺たちは屋上で女子2、男子1…知らない奴から見れば女子1、男子2という訳分からんメンバーで昼食を取った…
「よし、そろそろ5時間目始まるし対人科に行こう!」
「そう、ですね…」
「…あ!」
「どうしたの転校生くん!」
「午後から塙くん?との戦いの対策してなかった…」
「塙くんかー…うん確かに強いけど相手によるし何が弱点だろ?…」
「透明化ですもんね…"目に見えないならどうしようもない"ですしね…」
「…目に見えない…そうか!林檎!立花さん!砂か水を使う能力持ってる奴知らない?」
「うーん私は知りませんけど林檎知ってる?」
「ふっ、ふっ、ふっ…知らない!」
「「え?」」
「え?って何さ知らないものは知らないよ!僕だって…」
「そうだよな…まぁどうにかやってみるしかないな…」
「じゃあ走らないと時間遅れちゃうし走ろっか!」
「そう、ですね…」
「あぁ…しょうがない」
「「「よーいドン」」」
ダッ、ダダダダダダダダダダダ!
ガラッ!
「はぁはぁはぁ…疲れるな」
「はぁはぁ…そりゃそーだよ…5階から一階へ…ノンストップだもん」
「はぁ…訓練の方がよっぽどいいな…」
「「それは無い!」」
「そ、そうか…」
二人に怒られてしまった…そんなにキツイのか訓練は…
「何してたのよ!あんた」
「ちょっとトイレにだな…」
「へーとてもお長いトイレですこと!」
「僕達はそろそろ行くね…」
「あぁ…ありがとな!」
「あんた私を無視するなんて…まぁいいわ、で作戦はどうなの?」
「必要な能力がひとつある…でも誰なのかわからない」
「どんな能力よ?」
「砂を操るか水を操る能力…」
「氷じゃダメなのかしら?」
「え?」
「あんたは確か…」
「氷山 涼香よ」
「俺は佐藤仁…で、どういうことだ?」
「私の能力氷結領域は空気中の水蒸気から氷を作ったり、ものを凍らせたりする能力なのしかも地面を凍らせれば…」
「相手の足も凍るってわけか…」
「そーゆうこと…どう?」
「まぁジャンプされたりとかすると逃げられるけど使えなくはないな…よしその能力コピーさせてもらう…」
「いいわよ」
異能解放…
[喪神没落]
そうすると林檎の時みたいに涼香の意識にある異能を掴んだ…
「終わった?」
「あぁ…」
「なんか嫌な感じね肌をそこらじゅう触られてる感じかして」
「俺はそんなに動いてないけどな…」
「まぁこれであんたも戦えるのよね」
「あぁ…絶対勝って手伝ってもらおう…」
「えぇ…そうね」
「さ、私の能力で頑張ってきてちょうだい?」
「あぁ…でもなんで俺らのこと…」
「……いないわね…」
「いやそんな一瞬だったぞ?」
「分からないけど今はどう攻略するかよ」
「分かった…まぁ考えは前と一緒結衣菜の能力で動けなくしてさっきもらった能力で倒すというか凍らす…」
「分かったわ」
スタッ…
「来ましたね!正直来ないかと…いらない心配だったようで」
「すまないな…遅れてしまったが勝負は勝たせてもらう…」
「ほう?まぁ頑張ってください?まぁ最初は彼女から行かせてもらいますけれど…」
「私も舐められたもんね、透明化くらいでいきがってんじゃないわよ?」
「まぁ勝つのは私だ…どこまでその強気が残ってますかね?」
「よしお前ら準備はいいか?」
「もちろんです」
「私もいつでもいいわ…」
チャキ…
「俺もだ…」
「ではよーい始め!」
勝利は我のために…異能解放!
[透明執行官!]
そう言うとどんどん向こうは透明になっていく…
私も…異能解放!
[嗜眠蟲!]
そして結衣菜は前と同様すぐに地面に手をつき麻痺する煙を出していく…
次は俺か…異能解放…
[喪神没落!]
すると息が白くなり体全体から冷気が漂い始めた…
「な、なんだその能力は…しかもここまで強力な麻痺だとは…」
とどこからか、塙の聞こえてくる…
「ふっ!もちろんでしょ!どこにいるか分からないんだから濃くして強いまひをかけるのは」
「でも動けなくはない!」
バンっ!ババババッ!
「きゃあ!」
「結衣菜!」
「大丈夫…足だし急所じゃない…あんたは大丈夫なの?」
「あぁ…この煙だ向こうも大体で撃ってきてるから当たってないしかもお前の方だけだ…チッ、自分の持っているものまで透明化かよ…」
「今、気づいたのか?まぁ遅い!」
ドゴッ!!ドッ、ドスッ!
「アガッ!グ、カハッ…」
「相手から見えないと近くに行けば攻撃し放題!」
バンッ!
「う"っ…」
「まず右足…」
「仁!あんた何処にいるのよ?」
「チッ、来んな!」
バンッ!
「ぐぁ"っ!…」
「左足…」
バンッ!バンッ!
「全然当たってませんよ?」
「チッ…」
バンバンッ!バンバンッ!
「無駄打ちを…」
バンッ!
「うぐっ!!」
「フッ…もうあと左手だけですね」
「あぁ…だが、準備は揃った!!」
「…はい?」
「結衣菜!」
「
ガシッ!
「え?」
「ふっ…塙、お前はばかで助かった…」
パキパキっ!
「な、なんですか!?わ、私の足がどんどん凍って…」
パキパキっ!
「お前は」
チャキ…
「結衣菜ー!霧晴らせるか?」
「もうすぐ薄くなってくるはずよ?」
「ナイス…」
パン!
俺らは勝利のハイタッチをした…
そして霧が晴れた時には塙の異能は解け、頭に銃口が突きつけられていた…
「勝者…佐藤、後藤ペア!…医療班着手!」
「はっ!」
「俺も解くか…」
異能解除…
そう言うと異能は消散した
それと同時に俺と塙の氷も溶け、血が出て来た…チッ…
「佐藤…君をいや、君達を私は甘く見ていた…すまない…」
「いえ、まぁ結衣菜のおかげですね…」
「あんたひとりじゃ何も出来ないものね…」
「ハハッ…パートナーか…まぁいい、で何を私はすればいい?」
「簡単だ…今度、痛ァ!お前誰か知らんけど何したんだよ!マジで痛い…あぁ、ゴホン今度、とある依頼をするんだがお前の能力をコピーさせて欲しいだけだ…」
「そういうことならいいとも…」
「よし決定だ…」
「あんたはさっさとその傷治しなさいよ!」
「そうだな…って痛ぁ!お前凍らせるぞ?」
「うるさい人ですね…怪我人は黙っててくださいよ」
「チッ、そうかよ…」
『天性の異人…私以外に倒されたらタダじゃ置かないわよ?ふふっ…』
そういう彼女は白い息を出していた…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はい!(๑•̀ㅁ•́ฅ✧やぁどうも皆さん
コンバンハ—(。ơ᎑ơ。)ก—ッ♪・Oo(っд・`。)オハヨォ...
ฺこん٩(๑>∀<๑)۶ちゃぁ
仁龍と夜影です!
今回は仁と結衣菜の依頼のための重要な透明化
の能力を貸してもらうべく、塙っちと戦いまし
たね…それと同時に書いてて思いました…自分
、戦闘系描くの苦手です…殴られてる音とかグ
グりましたよ!ケッ(`ط´≠)
まぁでもそこをなんとかしていくのが自分です
ので今後も見ていってくれたら嬉しいです(≧∇≦)
ノ。ÒㅅÓ)ノでわでわ
「あんたね…今日も学校よ?何その寝癖…」
「うーん…今日はスーパーサ〇ヤ人ヘアだな…」
「何よそれ…早く治して来なさいよ」
「あぁ…こうやってやれば…」
サッサッ…
「ほら治った…」
「何をどうすれば手ぐしでそんなの治るのよ?」
「うーん分からないね…」
「そうね、あんたに聞いた私が馬鹿だったのかもしれないわ…」
その後二人で朝食を食べた…
今日はトーストとスクランブルエッグにソーセージ、サラダにミルクティーだった…1人なら絶対作らないものばかりだ…
「そーいや今って何分?」
「今…7時…45分!?」
「ちょっ!結衣菜それゆっくりしてる場合じゃないだろ!バスもう行っちゃってるじゃん…」
「あんたもう終わった気でいない?」
「もう遅刻するならゆっくり行こうよ…」
「…そうね、ってなるかー!急いで準備しなさいよ!準備早くしないとこれで脳天撃ち抜くわよ?」
カチャ…
「わ、分かった!まずは下ろして急ぐから!」
「分かったわよ…」
俺は睨みつけられながら精一杯急いで準備した…こんなのがパートナーなんてふざけんな…
「ふぅ…できた」
「防弾チョッキは?」
「ほら来てる…」
「拳銃は?」
「DE、グロッグ2丁ほらちゃんと弾も入ってる…」
「ナイフは?」
「大丈夫だ…」
「じゃあ行くわよ!」
「今は?…50分…バスで5分だよな…走ってギリギリ遅刻か…?」
「これに乗っていけばギリギリ間に合うんじゃない?」
そこには1台の自転車があった…誰のだよ!
「そうかもしれないけど俺のじゃないけどこれ誰の?」
「もちろん知らないわよそんなの…」
「なら走るぞ…」
「嫌よ!バレなきゃ大丈夫よ!」
「1台しかないから余計ダメだし、バレたらダメだろ?」
「分かったわよ…」
そうして俺らは車で片道5分を25分かけてようやく着いた…
「はぁ…はぁ…はぁ…つい、た…」
「情けないわね!シャキッとしなさい!」
「君達遅刻?」
「結衣菜…お前途中足痛いとか言ってなかったか?だから俺おんぶしてここまで来たんだぞ…」
「え、あぁ!そ、そう足痛いの…治っちゃったわ!ありがとうね!」
「チッ、絶対痛くなかっただろ!」
「ねぇねぇ聞いてる?」
「さ、行くわよ!」
「話逸らしやがって…」
「君達!先生を無視するな!!」
「「え!?」」
「俺達と同じ生徒だと…」
「私も同じ…ちっちゃいし…」
「ちっちゃくて悪かったな!これは能力のせいだ!」
「さっさと登れよ!あの先生が気づいちまう…」
「分かってるわよ!私だってこれ以上遅れたくないもの…」
「…って人の話は聞けー!」
「げ、気づいたのかよ…」
ドサッ!
「よし私は着いたからあとは頑張って!」
「おま、助けろよぉぉぉぉお!」
ガシッ!
「先生を無視するとはいい度胸してんな?あぁ?」
「そ、それは…なんというかその……すいません…」
「まぁ職員室こよーか…」
その後しっかり俺だけ反省書をかかされた…
チッ、なんで俺だけなんだ…
「あんた散々だったわね…」
「お前のせいだろ…」
「あんたのせいよ?あんたが早く起きて、準備すれば良かったのよ」
「結衣菜だってゆっくりご飯食ってただろうが…」
「はいはいそこの二人静かにしなさい!授業中ですよ?」
「…あんたのせいで怒られたじゃない」
「知るか…」
キーンコーンカーンコーン
「はい、授業終わり!明日もあるから予習よろしく!じゃあ挨拶なしでいいよ」
「3時間目終わった…結衣菜行くぞ」
「分かったわ」
「君たち」
「うわっ!」
「うわっ!とはなんだ…人が呼んでいるのに」
「それで、何のようかしら…"塙くん?"」
「君たちは授業サボったり、遅刻してきたりとうちのクラスの問題点だ!だから生徒会会長兼学級委員1年の部委員長の私が決闘を申し込みたい!」
「別にいいけど…能力は?」
「私の能力は透明化…君たちはどんな能力なんだ?」
「俺は知ってるだろ?…」
「私は神経操作ね」
「佐藤くんはコピーだと聞いている」
「その通りだ…」
「よし、じゃあ今日の午後の授業でいいかな?負けた方は言うことを1つだけ聞くでどうだい?」
「あぁ…」
「分かったわ…というか二対一になるけどいのかしら?」
「ふっ…心配ない、勝つのは私だ…ではまた」
「…」
「どうするの?」
「どうするっていつも通りに気楽に行こう」
「いつも気楽にやってたの、あんた!」
「いやリラックスして、柔軟にってこと…」
「ふーん…」
ガラッ
「さぁ次は…国語ね用意してって行くか…」
ガシッ
「どこに行くのよ!」
「トイレだけど?」
「ホント?」
「ホントだよ…用意してまで逃げねぇよ…」
「そっ…」
スタッスタッスタッスタッ
「ふぅ〜危ねぇ…俺が受けるわけねぇだろ一時間で頭は使い果たしたんだよ」
ガチャ…
「…ここ前も思ったけど眺めいいな…前は海…後には棚田…落ち着く…」
「君もそう思うかい?転校生くん」
「そうだな…って林檎!?」
「えへへー転校生くんがこっちに向かってたからもしかしてって来たけどビンゴだったってわけだ!…隣一緒にいいかい?」
「あぁ…ひとつ林檎に聞きたいことがあるんだけどいいか?」
「僕に答えられることだったらね…」
「林檎って俺とここで会った時異能のせいで男っぽいって言ってたけどどういうことだ?」
「あーそれね僕もよくわかってないんだけど僕の髪ってこれ以上伸びないんだよね…」
そういう林檎の髪は首まであるかないかくらいだ…
「それでね1回見てもらったら髪の毛の中に電気が走っててこれ以上伸びると切ってくれちゃってるらしい…」
「そうだったのか…」
「でも林檎この髪、結構気に入ってるんだよ?」
「そうか…」
「今度は林檎が転校生くんに聞きたいことがあるけどいい?」
「あぁ…」
「転校生くんって好きな子居るの?」
「好きな子?そんなのいないし、俺にはいらない…」
「へー変わってるね〜」
「そうか?俺みたいな奴もいると思うぞ…」
「いるけどそれは自分の顔とか体型で無理だと分かってるからでしょ?」
「知らね…」
「転校生くんカッコいいから女子がみんなメロメロだよ〜…ま、結衣菜ちゃんが追い払ってるけど…」
「そうか…そーいや、結衣菜の事みんな勘違いしてるよな…」
バタン!
「はぁ、はぁ…またここにいたんですね…」
「立花さんか…」
「委員長ー!やっほー」
「そーいやなんで委員長って呼んでんだ林檎は…」
「あー中学の時委員長だったから完全そっからのなごりだね」
「立花さんが委員長ねぇ〜なんか危なっかしい委員長だな…」
「そんなことないですよ!ちゃんとやってました!」
「かなりドジするから先生があまり頼まなかったからね」
「林檎〜!」
「えへへ〜じゃ僕はそろそろ行くよ授業の半分くらいサボれれば僕はいいし…じゃあねー!」
「あぁ…」
バタン…
「私達も行きましょ?」
「嫌だと言ったら?」
「まぁここにいるしかないですね…」
「じゃあ嫌だ…」
「なぜですか?私もサボるハメになりますよ…」
「いーじゃん…授業なんかよりこの自然の方が色々教えてくれるよ…」
「そうですか…」
その後俺と立花さんは授業が終わるまで屋上で潮風を感じながら過ごした…
バタン
「まだここに居たの?」
「あぁ…林檎か…」
「何その反応…まぁいいけど転校生くん今日はご飯持ってきた?」
「あぁ…ないから今から買ってこようかと…」
「それは…無理ですね」
「ウンウン!委員長の言う通りもう無いよ?」
「そうか…でもまだ授業終わってから十分しかたってなくないか?」
「足速くする異能使う人がいてその人に大体の人は頼むんですよ」
「まぁそういう事だからほい!」
ドサッ…ドサドサドサーッ!
「今日はこんなに買ってきちゃった!」
「いや、よくそんなに買えましたね…」
「異能つかいのやつに頼んだのか?」
「いや?私の能力を使っただけ…」
「まさかとは思うが前俺がやった体に電気流すやつか?」
「いや、あんなの正直無理だね…」
「ならどうやって買ってきたの?」
「あいつが通る道って決まってて、曲がり角がふたつあるの分かる?学年フロアから階段になるところと、購買の目の前のふたつ」
「うん分かるよ?」
「あぁ俺もだ…」
「でそこにトラップを仕掛けておいて動けなくして、その間に僕が買ったって訳」
「へー凄いな…」
「ま、そういうことだから好きなもの食べてー」
「じゃあ私は…ジャムパンとメロンパン、牛乳で」
「僕はね〜焼きそばパンとサラダパンにオレンジ!」
「じゃあ俺は…サンドイッチとホットドッグ、ミックスオレか…」
その後俺たちは屋上で女子2、男子1…知らない奴から見れば女子1、男子2という訳分からんメンバーで昼食を取った…
「よし、そろそろ5時間目始まるし対人科に行こう!」
「そう、ですね…」
「…あ!」
「どうしたの転校生くん!」
「午後から塙くん?との戦いの対策してなかった…」
「塙くんかー…うん確かに強いけど相手によるし何が弱点だろ?…」
「透明化ですもんね…"目に見えないならどうしようもない"ですしね…」
「…目に見えない…そうか!林檎!立花さん!砂か水を使う能力持ってる奴知らない?」
「うーん私は知りませんけど林檎知ってる?」
「ふっ、ふっ、ふっ…知らない!」
「「え?」」
「え?って何さ知らないものは知らないよ!僕だって…」
「そうだよな…まぁどうにかやってみるしかないな…」
「じゃあ走らないと時間遅れちゃうし走ろっか!」
「そう、ですね…」
「あぁ…しょうがない」
「「「よーいドン」」」
ダッ、ダダダダダダダダダダダ!
ガラッ!
「はぁはぁはぁ…疲れるな」
「はぁはぁ…そりゃそーだよ…5階から一階へ…ノンストップだもん」
「はぁ…訓練の方がよっぽどいいな…」
「「それは無い!」」
「そ、そうか…」
二人に怒られてしまった…そんなにキツイのか訓練は…
「何してたのよ!あんた」
「ちょっとトイレにだな…」
「へーとてもお長いトイレですこと!」
「僕達はそろそろ行くね…」
「あぁ…ありがとな!」
「あんた私を無視するなんて…まぁいいわ、で作戦はどうなの?」
「必要な能力がひとつある…でも誰なのかわからない」
「どんな能力よ?」
「砂を操るか水を操る能力…」
「氷じゃダメなのかしら?」
「え?」
「あんたは確か…」
「氷山 涼香よ」
「俺は佐藤仁…で、どういうことだ?」
「私の能力氷結領域は空気中の水蒸気から氷を作ったり、ものを凍らせたりする能力なのしかも地面を凍らせれば…」
「相手の足も凍るってわけか…」
「そーゆうこと…どう?」
「まぁジャンプされたりとかすると逃げられるけど使えなくはないな…よしその能力コピーさせてもらう…」
「いいわよ」
異能解放…
[喪神没落]
そうすると林檎の時みたいに涼香の意識にある異能を掴んだ…
「終わった?」
「あぁ…」
「なんか嫌な感じね肌をそこらじゅう触られてる感じかして」
「俺はそんなに動いてないけどな…」
「まぁこれであんたも戦えるのよね」
「あぁ…絶対勝って手伝ってもらおう…」
「えぇ…そうね」
「さ、私の能力で頑張ってきてちょうだい?」
「あぁ…でもなんで俺らのこと…」
「……いないわね…」
「いやそんな一瞬だったぞ?」
「分からないけど今はどう攻略するかよ」
「分かった…まぁ考えは前と一緒結衣菜の能力で動けなくしてさっきもらった能力で倒すというか凍らす…」
「分かったわ」
スタッ…
「来ましたね!正直来ないかと…いらない心配だったようで」
「すまないな…遅れてしまったが勝負は勝たせてもらう…」
「ほう?まぁ頑張ってください?まぁ最初は彼女から行かせてもらいますけれど…」
「私も舐められたもんね、透明化くらいでいきがってんじゃないわよ?」
「まぁ勝つのは私だ…どこまでその強気が残ってますかね?」
「よしお前ら準備はいいか?」
「もちろんです」
「私もいつでもいいわ…」
チャキ…
「俺もだ…」
「ではよーい始め!」
勝利は我のために…異能解放!
[透明執行官!]
そう言うとどんどん向こうは透明になっていく…
私も…異能解放!
[嗜眠蟲!]
そして結衣菜は前と同様すぐに地面に手をつき麻痺する煙を出していく…
次は俺か…異能解放…
[喪神没落!]
すると息が白くなり体全体から冷気が漂い始めた…
「な、なんだその能力は…しかもここまで強力な麻痺だとは…」
とどこからか、塙の聞こえてくる…
「ふっ!もちろんでしょ!どこにいるか分からないんだから濃くして強いまひをかけるのは」
「でも動けなくはない!」
バンっ!ババババッ!
「きゃあ!」
「結衣菜!」
「大丈夫…足だし急所じゃない…あんたは大丈夫なの?」
「あぁ…この煙だ向こうも大体で撃ってきてるから当たってないしかもお前の方だけだ…チッ、自分の持っているものまで透明化かよ…」
「今、気づいたのか?まぁ遅い!」
ドゴッ!!ドッ、ドスッ!
「アガッ!グ、カハッ…」
「相手から見えないと近くに行けば攻撃し放題!」
バンッ!
「う"っ…」
「まず右足…」
「仁!あんた何処にいるのよ?」
「チッ、来んな!」
バンッ!
「ぐぁ"っ!…」
「左足…」
バンッ!バンッ!
「全然当たってませんよ?」
「チッ…」
バンバンッ!バンバンッ!
「無駄打ちを…」
バンッ!
「うぐっ!!」
「フッ…もうあと左手だけですね」
「あぁ…だが、準備は揃った!!」
「…はい?」
「結衣菜!」
「
ガシッ!
「え?」
「ふっ…塙、お前はばかで助かった…」
パキパキっ!
「な、なんですか!?わ、私の足がどんどん凍って…」
パキパキっ!
「お前は」
チャキ…
「結衣菜ー!霧晴らせるか?」
「もうすぐ薄くなってくるはずよ?」
「ナイス…」
パン!
俺らは勝利のハイタッチをした…
そして霧が晴れた時には塙の異能は解け、頭に銃口が突きつけられていた…
「勝者…佐藤、後藤ペア!…医療班着手!」
「はっ!」
「俺も解くか…」
異能解除…
そう言うと異能は消散した
それと同時に俺と塙の氷も溶け、血が出て来た…チッ…
「佐藤…君をいや、君達を私は甘く見ていた…すまない…」
「いえ、まぁ結衣菜のおかげですね…」
「あんたひとりじゃ何も出来ないものね…」
「ハハッ…パートナーか…まぁいい、で何を私はすればいい?」
「簡単だ…今度、痛ァ!お前誰か知らんけど何したんだよ!マジで痛い…あぁ、ゴホン今度、とある依頼をするんだがお前の能力をコピーさせて欲しいだけだ…」
「そういうことならいいとも…」
「よし決定だ…」
「あんたはさっさとその傷治しなさいよ!」
「そうだな…って痛ぁ!お前凍らせるぞ?」
「うるさい人ですね…怪我人は黙っててくださいよ」
「チッ、そうかよ…」
『天性の異人…私以外に倒されたらタダじゃ置かないわよ?ふふっ…』
そういう彼女は白い息を出していた…
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はい!(๑•̀ㅁ•́ฅ✧やぁどうも皆さん
コンバンハ—(。ơ᎑ơ。)ก—ッ♪・Oo(っд・`。)オハヨォ...
ฺこん٩(๑>∀<๑)۶ちゃぁ
仁龍と夜影です!
今回は仁と結衣菜の依頼のための重要な透明化
の能力を貸してもらうべく、塙っちと戦いまし
たね…それと同時に書いてて思いました…自分
、戦闘系描くの苦手です…殴られてる音とかグ
グりましたよ!ケッ(`ط´≠)
まぁでもそこをなんとかしていくのが自分です
ので今後も見ていってくれたら嬉しいです(≧∇≦)
ノ。ÒㅅÓ)ノでわでわ
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