異能と異能が織りなす学園へようこそ…

仁龍と夜影

学園生活…

「痛っ!…寝違えちたのか…」
「おはよう…ご飯出来てるわよ」
「そっか…お前いたんだよな…おにぎりか…ありがとな」
「首どうしたのよ?あとなによその反応…でもまぁ知らない奴がいるんだから当然っていえば当然なのかもしれないけど傷つくわね…」
「少し寝違えた…悪ぃ…このおにぎり塩か…」
「もういいわよ…さっさと準備しないと迎えが来ちゃうわよ?あと塩じゃ嫌だったかしら?」
「あ…今何時?」
「あんたね…どうやって起きたのよ…しかもスルーするな」
「え?自然にだな…毎日7時起きてってやってたら習慣になっちまったからまぁ大体6時から7時には起きるし時計は荷物に入ってなかった…」
「あんた…もう何も言わないわ…因みに今は7時25分よ」
「そっか…ありがとな…あと、塩おにぎり結衣菜としては意外に美味かった…」
「以外はよけいよ!」

俺は結衣菜に片付けをしてもらい、自分の用意をした…

「そろそろ時間か?」
「そうね…服装はちゃんと出来てるの?」
「あぁ制服は来てるが?」
「馬鹿ねちゃんと荷物見たの?」
「え?」

ガサゴソ…
カチャン

そこには真っ当な日本人なら手にする筈もない銃とナイフ、防弾服が入っていた…

「なにこれ…」
「決まってるじゃない学園が支給する個人用のナイフと銃、誤発も有り得るし依頼によっては使うから防弾服チョッキよ…全て持ってないと校則違反よ」
「物は見ればわかる…なんでこんなもん支給して持っていくしかないんだ?」
「そんなの簡単よ…この学園が普通じゃないから…それだけよ」
「少し変なのは気が付いてたが、かなりやばいところに来ちまったのか…」
「そうね、しかもほら見てあんたの銃デザートイーグル通称DEは反動が大きくて大人さえも両手で使う代物…そしてフルオートのグロッグ18ね、連射性が高い銃よ、しかも2丁も…でも1人に大体1丁多くて私みたいに2丁なのに1人で3丁なんて聞いたことないわよ?」
「まぁ知らないけど期待されてるのかもな…嫌な感じがするけど…」
「まぁねここまでくるとあなたが今年の天性の異人…なのかもしれないわね…あと因みに私の銃はベレッタM92よ」
「ラストイレギュラー?なんだそれ…」
「まぁ今は知らなくていいんじゃないかしら?まぁ迎えも来たことですし乗ってから話しましょう?」
「あぁ…」

あれ?俺って関わりたくないとか言っておいてこいつとなんだかんだ話していないか?…まぁ大切なことを聞くだけし聞いたら距離を開ければいいか…

俺は結衣菜に続いて乗り込んだ…

バタン…

「やぁやぁ仁くん!どうだい?同級生との同居は?」
「理事長!?」
「結衣菜ちゃん今は仁くんに聞いてるから少し静かにしててくれ…」

コクンコクン!

「じゃあ聞かせてくれるかな?」
「あぁ…まぁ同居自体は人と接するから嫌だ…しかし結衣菜は口調こそ悪いが親切でいいとこあるやつで良い思う」
「結衣菜ちゃんは?」
「わ、私ですか?理事長…」
「そう!君以外結衣菜ちゃんはいないだろ?」
「確かに…まぁこいつはなんか距離をほかの人間と置こうとしてますがまぁ逆に人に飢えている感じがうっすらと感じますね…」
「誰が人に飢えてるって…?」
「あんたよ!」
「俺は飢えてなんかない…」
「飢えてるわよ!しかもあんた朝なんて私が教えなきゃ校則違反しそうだったくせに!」
「飢えてなんか無いし、結衣菜が居なくてもどうにかなった…」
「あーそう!ならもうなんにも教えてやらないんだから!」
「まぁまぁ落ち着いて結衣菜ちゃん…これからパートナーとしてやっていくんだから衝突はあるだろうけど今は仲直りしといた方がいいんじゃないかな?」
「「誰がこいつなんかとパートナーにな(んか…)(るのよ!)」」
「…」
「ふんっ!」
「まぁまぁ学校着いたし仁くんは僕と職員室に、結衣菜ちゃんは1人で教室に分かれよう」
「…はい」
「分かりましたあんた理事長に迷惑かけるんじゃないわよ?」
「分かってる…母親みたいに言うなうるさい…」
「うるさいって…あんたね!」
「はいそこでストップ!結衣菜ちゃん?さぁ教室に行きなさい?」
「わ、分かりました…」

結衣菜は髪の毛を少しとかしてから歩いていってしまった…

「仁くんはこっちだ」
「はい…」

赤知学園は昨日も思ったがとにかくでかい…1日じゃ覚えらんない広さだ

「さぁこっちだ…早くしないと朝のホームルームが始まってしまうから、その前に挨拶しないとね先生方に」

ガラガラガラ…

「皆さんおはようございます!今日も一日頑張りましようね」
「「おはようございます」」
「うん!早速ですが編入生です!1ーC組になるからみんなよろしく」
「佐藤仁と言います…今日からよろしくお願いします」
「佐藤くんのクラスの担当の薄井真矢だ…よろしく」
「はい…」

真矢先生はメガネのイケメンか…その他も美女とイケメンばっかだ…

「それじゃあ真矢先生は仁君を連れて行ってあげてください」
「分かりました…さぁ行こうか、朝のホームルームで自己紹介してもらうからそのつもりでな」
「あ、はい…」

俺は先生のあとを付いていきながら軽く何があるのか見ていた…

「ちょっとお前は呼ぶまで待ってろ…」
「はい」

ガラガラガラ…

「お前ら〜朝のホームルーム始めっぞー!座れ〜」
「「は〜い」」
「まぁ今日は全員いるし丁度いいな…」
「何がですか〜!」
「編入生だ今呼ぶから待ってろ」

そう言うと生徒達からは
「どんな子なのかな?」や
「おとこか?女か?」などなど盛り上がっていた

バン!

「うるせぇ!ちっと静かにしろや…」
「…」
「チッ、編入生!入ってきていいぞ!」

ガラガラガラ…

僕が入った瞬間男の生徒からは
「チッ女じゃなかったな〜」と言われ、女の生徒からは
「え?結構かっこよくない?」とか「私結構タイプ!」などコソコソと言われた

「佐藤仁ですこれからよろしくお願いします」

そして頭をあげると"アイツ"がいた…

「あんた!なんでよりにもよって一緒なのよ!」
「結衣菜はうるさい…見てみろよみんなキョトンとしてる…」
「はい!先生!佐藤くんに質問いいですか?」
「あぁホームルームの時間は聞いてよし」
「じゃあ…僕は塙海斗かいとだ、君と結衣菜さんはどういう関係なんだ!」
「…結衣菜どうすればいいんだ?」
「別に?好きにすれば?」
「じゃあ同居人?…」
「「え、えぇぇぇえ!?」」
「あんたね!もっと違う言い方出来ないの!?」
「好きにしろって言ったのは結衣菜だろ?」
「はいはーい質問でーす!佐藤くんは結衣菜ちゃんと付き合ってるの?by星宮林檎☆よろしくね」
「違う…勝手にパートナーにされた」
「ということは…彼女じゃなくて奥さん?」
「林檎!あんたね知ってるでしょパートナーの意味くらい」
「えへへ!うん知ってる!」
「ならそんなの聞かなくてもいいでしょうが!」
「えへへ〜!まぁいーいでしょ?」
「ふんっ!」
「あとは質問ないかー?」
「はい…」
「お、雅か、なんだ?」
「あの、立花雅です…その、佐藤くんは彼女いないんでしょうか?」
「いません…」
「もうひとつ…支給された銃はなんですか?」
「えっと…デザートイーグル1丁となんか知らないけどあと二丁他にある」
「朝も教えたじゃない!グロッグだって」
「だそうです」
「あ、ありがとうございます…」
「他はー?」
「…」
「なら結衣菜の後ろの席が空いてるからそこに座れ」
「はぁ!?先生絶対嫌よ!アイツの近くなんて」
「文句言うな…何なら次の席替えお前の隣にするぞ?」
「それは嫌…」
「なら言うこと聞け…仁もさっさと座れ」
「分かりました…」

俺は席に着き午前中は授業の間に全クラスの女子が寄ってきてトイレも行けなく、困ってたところを知らない男子に助けられ逃げ出し、屋上にいたが昼飯どうしよう…

「まぁ無くても大丈夫だろ…」
「お、いたいた!委員長いたよ!よし編入生キャッチしてね?はい!」

ボフ…

「えっと君は確かさっき助けてくれた…」
「上野さち…幸せって字でさちだからね!」
「分かった幸…ひとつ聞きたいことがある…君って女の子?」
「そうだよ?もしかして男に見えたの?」
「うん…ごめん…」
「大丈夫大丈夫!僕は慣れてるしまぁ異能のせいだから」
「佐藤くん…ハァハァ…ここにいたんですね…ハァハァ」
「立花さん!?探してたの?」
「はい…ハァハァ、1時間目が終わったら佐藤くんってばいなくなってしまって…だから心配になって…」
「ごめん…心配かけるつもりは無かったんだけど…」
「まぁ僕が手伝わなかったら今日は見つからなかったと思うよ?」
「そうなのか…」
「屋上なんていると思いませんでした…」
「まぁ見つかったしご飯食べなきゃ午後からは訓練だからね」
「訓練?あぁ…銃とかのか」
「そうです…かなりきついですよ?」
「まぁ俺は大丈夫じゃないかな?」
「まぁそうだといいね?」
「?」
「あと編入生君耳貸してみ?」
「こうか?」
「雅さんのあの巨乳見すぎだよ?」
「…いや、その…バレてた?」
「アハハっ!ちょっとカマかけて見ただけだよ!でも、見てたんだー!」
「引っ掛けられたのか…」
「まぁ内緒にしてあげるよ!ひとつ貸しだからね!委員長僕先に行くね」
「はい…私は佐藤くんを連れていきます…」
「オッケーまたねー?編入生くん!」
「うん…」

俺はその後立花さんと一緒に教室に戻りみんな居なかったので、更衣室で急いで着替えて訓練所に向かった…

バン!バッバッバッバッバン!

訓練所に着くと銃声が響き、その奥では剣道と柔道をし、さらに奥ではナイフでの実戦…外では自動車から装甲車まで走っていて空にはヘリまで飛んでいた…

「なんだここ…」
「訓練所です!各所属する科によってやるカリキュラムが違うんですよ…
ここで戦う術を学んでいるのが
対人科アサシン
外で運転しているのが
行動科ドライブ
違う所で情報を学ぶのが
情報科ハック…この3つのどれかに別れます…」
「因みに立花さんは?」
「わ、私ですか?」
「うん…嫌ならいいけど…」
「べ、別に…対人科です…佐藤くんと一緒にやってみたいです…はわぁ!わ、私ったら…すみません」
「なら俺もそうするか…」
「いや、でも…いいんですか?」
「どうせここ以外できないしな…」
「お前ら!やっと来たのか!で編入生はどの科にするんだ?」
「対人科に決めました…」
「よし!じゃあお前の力を見させてもらう!林檎〜!力試しに付き合ってくれ」
「はーい!」
「先生!あの、私が佐藤くんとやってみたいです!」
「立花か…まぁいいだろ!よしやれ!」
「ありがとうございます!」
「ちぇー林檎仁君とやりたかったのになー?」
「すいません…」
「いいよいいよ!その代わり見せてもらうことにするよ」

うーん…なんでおれの意思は介さないで決めるんだ?まぁいいけどさ…まぁこれで俺の能力が分かるな…

「さぁあの奥に小さい闘技場があるからそこに行ってくれ」
「はい…」
「みんなー!編入生くんと立花が戦うよー!」
「え?マジで見たい!」
「編入生ってあのイケメンの?」
「立花さん相手とか先生も鬼だね…」
「あぁ…倒錯縛鎖バインドプレジャーの雅…あれは男の俺たちでも怖いしな…」

スタッ…
スタッ…

「やるには本気でやってね佐藤くんも、」
「あぁ…まぁ頑張るよ」
「ルールを説明する!
1.銃の使用、能力などの使用を許可する!
2.勝負は相手の戦闘不能または降参の意思が出た時点で終わりとする
以上!分かったか!」

「はい!」
「あぁ…」

「おいどっちにかける?」
「もちろん雅さんだろ?」
「いや俺はあえて編入生だな!」
「「きゃー!佐藤くん!頑張ってぇ〜!」」
「…やっぱり雅さんだわ」
「「うおぉ!雅さん!頑張れー!」」

俺らは何故か異性に応援されるという事になった

「ではよーい…初め!」

戦いの幕はその一言で落とされた…

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はい!どうも皆さん
こんばんわ!おはようございます!こんにちわ
仁龍と夜影です!
いやぁこの話も2話目ですね!いや疲れる!
まぁこうゆうの好きなんでいいんですけどね…
え?さっき1話出したばかりじゃないかって?
そんなことないよ?そ、その…気のせいだよき
っと…(-ω-;)
まぁその話は置いといてヽ(・∀・ヽ)(っ・∀・)っ
もっともっとガンガン出していくんでフォロー
よろしくです!
じゃあまた!

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