世界最強都市"ヨミ"の魔王

もちあ

第4話 雪斗と色々な疑惑

 研究所に着くと、この前きた時の混乱具合よりも、みんな険しい顔になっていた。それもそうだ。だってもう、2日後には、隕石が地球に衝突して、みんな死んでしまうのだから……

 いくら超高圧圧縮砲ゼロヴァニッシュがあったところで、お父さんとの、前から話していた結果が…まず、超高圧圧縮砲を撃つのに成功して軌道をずらせる確率が6.1%そして、その小さな確率で軌道を変えたとしても、地球が崩壊しない確率は3.9%そもそも、超高圧圧縮砲が当たる確率が24.7%…………みんなの顔が険しくなるのも無理もない。

 そして、お父さんの研究室に来た。完成品を渡すためだ。完成した超高圧圧縮砲と、お父さんが作っていた光、水、風のエネルギー?と呼ばれるものを圧縮、圧縮、圧縮させてできた超高圧圧縮砲専用の球。

 それが、『極圧縮弾ディサピアランス

 そしてもう一つ、極圧縮弾ディサピアランスと同じ色なんだが、明らかに大きさが違う球体が一つ

「これは?」
「あぁ、これは光、水、風、そして自然のエネルギーを圧縮、圧縮、圧縮、圧縮、圧縮させたものだ。そうだな……“オーラ・ボール“と呼ぼうか」
「何に使うんだ?」
「それは………………まぁ、明後日に言おう」

 明後日ってゆったら、もう隕石が衝突する日じゃないか…………   やはりお父さん、何か隠しているな……

「それよりも雪斗、これからこいつ超高圧圧縮砲の試し打ちをするぞ。もちろん球は極圧縮弾を使わないけどな」

 そう、極圧縮弾は一つしかない。それはつまり、チャンスは一回という意味を表している。

 とりあえず、試し打ちは成功した、当日にならないとわからないが、とにかく秒速約10000㎞以上は出ているし、その速さに超高圧圧縮砲も難なく耐えれた。とにかく今は、超高圧圧縮砲の微調整と、後………【ツキミ】を見つけなければいけない。【ツキミ】がいれば、明後日に何か、他に隕石を止める案が思いつくかもしれない。
(【ツキミ】っ、どこいってんだよ!)

 そして、不自然なお父さん、オーラ・ボールの使い道、そして、【ツキミ】の失踪……
 色々な疑惑を抱えながらその日を迎える。

 2100年7月10日午前4時20分

 普通、年寄りが起きる時間なのだが、そうもいかないだろう。今日は、隕石が落ちる日。多分、ほとんどの人は昨日寝てないだろう。今日までの1週間、色々な出来事があっただろう。どこかの家族は、「人生最後の宴会だぁぁぁ」っと言いながら、裏では、号泣している。未だ真実を受け止められないのか、ずっと笑っているどこかにいる小中学生の人達。しかしみんな、帰った後の顔は、絶望の顔になっていた。どこかにいるお婆さんは、「神様…どうか私たちをお助け下さい……」と言いながら、手を合わせて泣いている。



そして、俺は……なぜかいた。

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