異常なクラスメートと異世界転移~それぞれの力が最強で無双する~

ざん

2話 目覚めは見知らぬ城



深呼吸をし、息を整える。恥をかくのは嫌だが約束だからな。やってやる!

「我に秘められた魔力よ!我が名のもとに解放せよ!」

「「え、」」

はは、みんなドン引きか。ほら、やってやったぞ。
と、翼の方を見るがこちらを見ていなかった。周りを見るもみんな下を向いている。
なんだ?と思い下を見る。

そこにはなんと、教室の床全体に広がる魔方陣があった。

「なん......だ、これ.........」

「翼.......」

何が起きているか分けが分からないので、とりあえず翼に聞くことにした。翼なら分かると思ったからだ。

「お前......マジで解放しちまったな」

その瞬間、その魔方陣は教室全てを包み込むような強い光を発した。

「自分の席につけー、ってあれ?誰もいない......」

その日、2年1組のクラスメート全員、地球上からいなくなってしまった............。




「う.........う、ん............」

「おぉ!成功だ!」

なんだ?凄い歓声がある。何でもいいから静かにしてくれ、俺は今眠いんだ......って、まてまて!魔方陣は?どうなった?!

俺は目を開け、その光景を目にする。

「ここは.........どこだ?」

俺の周りにはクラスのみんながまだ倒れている。今いる場所はどこかの裕福な屋敷かな?てかお城みたいだ。王冠かぶった王様的な人もいるし......とりあえずみんなを起こさなきゃ

「おい、翼。みんな!」

その言葉で続々と俺のクラスメートが起き上がっていく。
みんなここはどこだ?って顔してる。
すると、王様的な人が喋りだした。

「ようこそ勇者様、グリム王国へ」

は?勇者??グリム王国ってそんな国あったか?
そんなとき、俺の疑問をかわりに言ってくれる人物がいた。『生徒会長』宮本   麗花だ。

「ちょっとまってください、グリム王国ってそんな国ありませんし、勇者ってどういう事ですか?ここが日本じゃないのは見ればわかります。私達を日本へ帰してください」

「にほん?は分からんが君たちが元いた世界なんだろう。今現在君たちをにほんに帰すことができない」

「どういう事だ説明しろ!!」

クラスのみんなが怒っている。わけの分からない場所に連れてこられたんだから当たり前だろう。

「君たちは、勇者召喚されてここにきたのだ」

「は?」

うん。俺も「は?」だ。わけわからんこと言うんじゃねー!

「つまりだ。君たちにとってここは異なる世界。異世界なんだ」

「意味が分かりません、異世界だなんて馬鹿馬鹿しい。あなたが誰かは知りませんがこれは立派な誘拐ですよ?」

まぁおっしゃる通り。ラノベの世界じゃあるまいしな、ありえない。

「それは本当にすまないと思っている......だが、こちらもやむを得ない状況なのだ、この通り」

土下座をした。王国だったら前代未聞だぞ?!

「陛下!あなたというお方が頭を下げるなんてなってはありません」

と、王様の近くにいた鎧をまとった兵士が言った。

「あなた方の行為は許されることではありません」

そう強くいう生徒会長に対し一人、反論するやつがいた。『いきすぎた廚二病』闇原   翼だ。

「まぁまてよ生徒会長。話ぐらい聞いてやろうぜ。俺たちをまとめるのは生徒会長あんただ。だったら他のみんなより状況を理解し受け入れた方がいいんじゃないか?つっても、俺がただ単にワクワクしてるだけなんだがな」

廚二病らしい発言だ。そしてそれに合わない判断。自慢の親友だぜ。

「............分かりました。話を聞きましょう」

「あぁ!ありがとう!」

そういうと王様と兵士たちは深くお辞儀をした。

ここが異世界だなんてまだ信じられねぇけど、本当だったらすげぇな。魔法とかそういうのがあるのか?ゲームとかでRPGやってるから魔法には興味があるし使ってみたい。
今思ったけどみんないがいと落ち着いてるな。会話に口を挟まないし、騒がないし、前から思ってたけどどうなってんだこのクラスは。




「王様!あなたというお方が......」というところを王様ではなく陛下に直しました。今後とも『異常なクラスメートと異世界転移~それぞれの力が最強で無双する~』を宜しくお願いします!

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