かてきょらいふ

りゅう

暇つぶし















「「…………………」」

咲と友希さんがじーとこっちを見つめている。こっちと言ったが2人が見つめているのはいつきちゃんだろう…

「あんた、こんなところでも勉強しなくていいじゃない」

咲が呆れた表情をしながら呟く。現在、僕達は咲の家で暇をしていた。本来ならば今すぐにでも北海道を観光したいところだがみゆぅちゃんがまだ寝ている。起こすのは可哀想ということでみゆぅちゃんが起きるのを待っていた。

「すばる、何かいい暇つぶしを考えなさい」

咲が僕に命令する。暇つぶしって言われてもな……僕の家ならばボードゲームがたくさんあるからそれで遊べばいいのだが咲の家にはボードゲームなんてないだろうしな…

僕はキョロキョロと何かいいものがないか探す。

「あれでもやるか…咲、あれ覚えてる?」

「あれ?」

「ほら、辞書をパラパラめくって意味を考えるやつ」

いつきちゃんの辞書を指差して僕が言う。

「ああ、あれね。いいじゃないあれをやりましょうよ」

と、言うわけで僕と咲、いつきちゃん、はなちゃん、友希さんの5人で軽く遊ぶことになった。















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