かてきょらいふ

りゅう

卓球です!














「すばる、久しぶりにあれしに行くわよ」

朝食を食べ終えた咲が僕に言う。

「あれってあれのことか?」

「そう。あれのことよ」

「あの、すばるさんと咲さん…代名詞ばかりで全く内容が伝わってこないんですけど…」

朝食の後片付けをしていたいつきちゃんが僕達に言う。

「………いつきちゃん、今から私たち2人で出かけるからみゆぅちゃんとお留守番しててね」

「ちょい待て!お前家に2人を置いてく気か?危ないだろ!2人も連れてくからな」

「まあ、いい…そのかわり邪魔したら潰す」

「さきおねえたんこわい…」

みゆぅちゃんが涙目になりながら言う。悪いがこうなった咲は止められない…



「ここどこですか?」

僕と咲の目的地の前に到着し、中に入ろうとしたタイミングでいつきちゃんが尋ねる。咲は無言だった。完全に集中している状態だこれ…

「ここは卓球場だよ。うん…」

「卓球するんですか?」

「うん。そうだよ。咲は中学の時卓球で全国大会に出たこともあるんだ。卓球するときはあいつ無愛想になるけど気にしないで」

「いつも無愛想だから気にしませんよ」

いつきちゃんが笑顔で言う。いつも無愛想とかいうなよ可哀想じゃん…

「悪いけど咲との試合が終わるまでいつきちゃんはみゆぅちゃんを見ててくれないかな?」

いつきちゃんなら卓球出来そうだけどみゆぅちゃんの身長だと卓球するのは無理そうだしな…

「わかりました。それよりすばるさんも卓球お上手なんですか?」

「まあ、一応中学の時は全国大会に出場したよ」

「すごいです!さすがすばるさんです」

「僕も咲も全国大会で限界を感じて高校では卓球部に入らなかったんだけどね…」

「え?」

「なんでもない、さあ、行こうか」

僕達は卓球場の中に入り台を借りる。ラケットとピン球は持ち込んだので借りなかった。僕と咲はシューズに履き替えて台の前に立つ。















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