かてきょらいふ
おねえたん
みゆぅちゃんが我が家にやって来てから数時間が経過した……なんか怖い…それが今の気持ちだった。いつきちゃんと咲がすごくピリピリしていて本当に怖い…
「すばるにぃ、みゆぅとおままごとしてあそぼぅ」
みゆぅちゃんが僕の服の袖を引っ張りながら言う。うん、かわいい…
「ちっ」
「すばるさん、幼稚園児に遊ぼうって言われたくらいでデレデレしすぎです」
咲は舌打ちをしいつきちゃんは何故か怒っている。ていうか僕はデレデレなんてしてないぞ!
「いつきおねえたんも一緒におままごとしぉ?」
みゆぅちゃんがいつきちゃんのもとにテクテクと歩いて行きいつきちゃんをおままごとに誘う。
「おねえ…たん…おねえたんか…うん。おねえたんが遊んであげる!」
「ガキね…」
みゆぅちゃんにおねえたんと呼ばれてはしゃいでいるいつきちゃんを見ながら咲が不機嫌そうに呟く。
「さきおねえたんも一緒にあそぼ」
いつきちゃんの手を引っ張りながらみゆぅちゃんが咲も遊びに誘う。
「さき…おねえたん……しょうがない…少しだけよ…」
咲はそう言いながらみゆぅちゃんといつきちゃんを連れてみゆぅちゃんの荷物が置いてある部屋におままごとの用具をとりにいった。そして3人はそのままおままごとを始めてしまったようでリビングには戻ってこなかった。
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