かてきょらいふ

りゅう

頼みごと














「………あの、咲さん…なんで怒っているのか伺ってもいいでしょうか?」

「……なんで一緒に寝てくれなかったの….」

お前のいびきがうるさいからだよ!と心の中で突っ込むが口にした瞬間咲の拳が僕に直撃することになりそうなのでやめておこう……

「昔みたいに一緒に寝たかったのに…」

咲が顔を真っ赤にしと手をもじもじさせながら言う。何これかわいい…

「急にどしたの?」
 
「っ…何でもない、すばるのばか!」

咲はそう言いながら僕を全力で蹴り飛ばして部屋から出て行く。何で蹴られた?わけわからん…

「すばるさん、どうしたんですか?」

咲が部屋の扉を閉めた音で目を覚ましたいつきちゃんが僕に尋ねる。

「何でもないよ…」

「そうですか、あっ、もうこんな時間…朝ごはん作りませんとね…」

いつきちゃんが慌てて布団をたたみながら言う。

「僕も手伝うよ。一緒に作ろう」

「はい!」

いつきちゃんは嬉しそうに返事をする。その後僕といつきちゃんは台所に向かった。

「おお〜すばる、いつきちゃんおはよう!もうすぐ朝ごはんできるからリビングで待ってて」

「………母さん?いつ帰ってきたの?」

「ちょっとすばるくんにお願いしたいことがあったから仕事を少しだけ抜けてきちゃった」

……母さんが僕をすばるくんと呼ぶ時は大抵面倒なことを押し付けられる時だ…

「ま、とりあえずリビングで待ってな、リビングに行けば事情もわかると思うし」

母さんに言われた通り僕はいつきちゃんとリビングに向かう。

「すばるにぃ〜」

僕はリビングに入った瞬間小さな女の子に抱きしめられた。
















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